日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

初の快挙! 銅メダルおめでとう~!

2012-03-31 10:31:25 | フィギュアスケート
J-Sportsの初回放送まで待てない私。
深夜?早朝から某ストリーミング放送でペアのフリーを観ていました。

SP3位からの高橋・トラン組、とにかく最高の演技でした。
一つ一つのエレメンツがとてもきれいで、特に成美ちゃんのポジションの美しさ。
会場の歓声も凄かった。

小さなミスがあるものの、見事なフリーを演じ終えて満足感いっぱいの二人。
キス・クラでの得点を見た時、私も喜びで震えました~
本当におめでとう~
3位確定でコーチに抱きつく姿はまるで小学生のようだった成美ちゃん(失礼)
でも結果は凄い事なんです!
ワールドで、それも最終滑走で素晴らしい演技、きっと忘れませんよ。


銅メダル、おめでとう~☆


   



   

最近は喜びを噛みしめるようになったと思ったら、この結果には爆発しました。
成美ちゃん、我を忘れると「足」があぶない!
キス・クラでどこかに乗ろうとしているのか、モニターに足をかけそうになったのか。

でも今はそれでも良いよね。
世界で一番幸せな成美ちゃんだから。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

フジの放送は録画だけして選手の演技だけを観たら消去しています。
その時間は正味20分くらいかも。
CM多過ぎ、いらない司会、実況、解説多過ぎ。
前振り多過ぎでスポーツ中継の醍醐味をことごとく潰している現実。
ひどい放送内容はまったく変わらないですね。

4月に放送されるJ-Sportsをしっかり観た後で細かい感想は書きたいと思います。


男子SPもストリーミングで観ましたが、たくさんの選手が納得の演技をしてのガッツポーズが多くて嬉しかったな~
たとえ下位の選手だとしてもやっぱりワールドで満足のいく演技ができるのは自信になりますからね。
ファイファーのズボン両足たくしあげ!の笑顔も良かったし(ジュベールの時のよう)
レイノルズのガッツポーズも嬉しかった。
それからもちろんジュベールの素晴らしさも堪能。
ミハル、素晴らし過ぎ! 3番目のジャンプでクワドを決めたのがカッコいい。

その一方、大きなミスで出遅れた選手も・・・
でも決してあきらめないでフリーを滑ってくれるはず。
大きなこの大会で何かを与えてくれるのは事実だし、フィギュアスケートのファンも各選手の頑張りはわかっていますから。
表彰台は二つしか空いていない状態は変わりませんが、フリーの素晴らしい演技を期待します。

頑張れ~! 大ちゃん、結弦君、小塚君!

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世界選手権が今、観たい!!

2012-03-28 23:00:49 | フィギュアスケート
ニースで世界選手権が始まった。
J-SportsはBS移行のため生放送ができない事は知っていたけど。
あ~今すぐに観たい。
ペアが始まっている~

高橋・トラン組がSP暫定1位って! すごいじゃないですか。
成美ちゃん、ジャンプのミスもなかったようだし、本当にすごい。

ヴェラ・ユーリ組も良いようだし。
と思ったら川口・スミルノフ組、大きく出遅れた?
優勝候補の一組、トランコフ組もミスが出たのか・・・
どちらもディダクション2って・・・

とにかくフィギュアスケートはシングルだけじゃないのに。
ペアもアイスダンスも素晴らしいのだから、今、生放送で観たいです。

今年だけは言わせて。

「J-Sportsのバカ・・・」


(高橋・トラン組は最終的にSP3位と好発進でした!)

成美ちゃん達のSPの動画を観ました。
余韻たっぷりのラストまで観たところで涙が出ちゃいそうでした。
頑張ったんだね~
成美ちゃんのガッツポーズは今までの元気なガッツポーズじゃなくて、心からこみ上げてくる満足感の表現でした。
SP、本当に素晴らしかったです。



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今年も満開

2012-03-27 13:51:07 | 日々のこと
3月ももう少しで終わり。
寒さが続いたので今年のサクランボの開花は遅かったな~。
一週間前にやっと蕾が開きかけて・・・
   

ここ数日で一気に満開になりましたよ。



   

   

   

   

花見をするニャンコといただいたニャンコのマスコット

サクランボの花にはどこからかハチが集まってきて交配してくれてます。
今年も5月にはサクランボの実がたくさんなるでしょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて、3月も終わりという事で私の役員仕事もあとほんの少し。
とりあえずやるべき年数以上、雑多な役員は終わったのでこれからはのんびりできるかも。
ちょっと嬉しいな~
あまり大勢の人と接する事よりも一人でいろんな事を楽しみたいです。

高校生の息子も無事に二年生に進級できそうです
それというのも、本人は勝手に教科科目について判断しており、捨てた理系科目はひどい点数
ギリギリラインで大丈夫と思っていたらレポート提出など最後までしぼられました
「俺、理数捨てたし。文系で勝負するし。」と相変わらずほざいている息子。
大好きな現代社会では学年トップの点を獲ったんですけど、あまりにも高低差のある(?)成績表にはめまいがしました。

おまけに二年生の教科書販売が今日。
当日に購入用紙を出し、「○万○千円ください」って
プリント、提出物の管理ができない16歳・・・
まだまだ大人にはなれない。


(本日のひとり言)・・・

四大陸の女子の感想も書けずに世界選手権が始まりそうです。
四大陸・・・アシュリー、ツーフット気味?
真央さんのフリーの3A、もう少しだったな~
その真央さん、ニースで早速練習しているようだけど、良い大会になると良いな~

それからケガで苦しんでいたアドリアンも予選からの出場予定。
この前、実践復帰してアブザル君に続いての成績というのは聞きましたが、ワールドで観られるのが楽しみ。
どうか予選通過と24位通過を願います。

・・・と思ったら
アドリアン、ワールドには出ないのね・・・
予選メンバーにもいなかった・・・(涙)


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2012 世界ジュニア選手権 女子フリー

2012-03-25 18:45:13 | フィギュアスケート
続きまして3月4日に行われた女子フリーについて。
SPに続いてどんな結果になるか楽しみでした。


まずは恒例の衣装から。
色もデザインも華やか~










ピンクの衣装はSWEのヘルゲソン妹。
ちょっと強そうなジュリエットですが、少しずつうまくなっていました。
命を絶つシーンの直後のガッツポーズ、とっても嬉しそうな様子でしたね。

それからジュニアと言ってもプログラムは様々(当たり前ですが・・・)
今季はシニアも含めてメンデルスゾーンの「ピアノ協奏曲」が多かったような。

さて、強く印象に残った選手の感想です。

まずはグレイシー・ゴールド。
姿を見ているだけでも惹きこまれる魅力・・・

   

   

   

プログラムは「ミッション」と「アンタッチャブル」から。
何だか簡単に跳んじゃう3Lz-3T、高さもありますね。
初出場とは思えない演技で、あっと言う間に終わった感じ。
全米の選手は個性もいろいろですが、とてもジュニアには見えないゴールドのこれからに期待します。
SPもフリーも2位、見事な銀メダルでした。

続いて宮原知子ちゃん・・・どうしても「ちゃん」と呼んでしまう。

   

   

   

冒頭の3Lz-3TはOK!  
途中の3Fのみステップアウトのミス。
身体は小さいけれど各エレメンツをしっかりこなせる選手ですね。
岡部さんも千鶴さんも「本当に良く頑張りました」とコメント。
フリーの順位は6位でしたが総合4位!  立派でしたね。
キス・クラではご本人よりもコーチが大喜び。

次はソトニコワ。
お花の飾りがいっぱいついたお馴染みの衣装です。
(でも身体の成長で衣装がちょっときつそうに見えました)

   

   

   

彼女は冒頭のジャンプは3Lz-3Lo、しかしエッジはエラー判定。
3F-2Tもバランスを崩してしまいます。
そして3Loは転倒・・・
ジャンプが決まるとダイナミックで映えるけど、ちょっと調子が悪いのか。
SPではスピンのミス、フリーはステップでバランスをちょっとくずし、残念でした。

どうしても「愛の夢」は浅田真央さんのプログラムの方が素敵だし評価も高いですが
ソトニコワの「愛の夢」も別の演技として楽しんでいた私です。
でも今回の滑りは音にも合っていないシーンが多くて、特に音楽に遅れてるように感じるラストの盛り上がりが全然良くなかったのはとても残念でした。
(だけどソトニコワは好き)
プロトコルを見ても最近は「e」や「-」が多く、きれいではありませんね。

彼女は素直な反省のコメントが多いのでこれからも期待しますし、来季のプログラムや衣装!もとても楽しみです。


そして期待のリプニツカヤ。
フリーは3-3を入れない構成です。

   

   

   

   

   

   





最初は2Aー3T-2T。
それ以外のジャンプもきっちり決めて着氷も決して乱れない。
やっぱり見所はスピンになるのですが人の身体の動きには思えないポジションですね。
スピンはもちろんレベル4、加点がすごいです。

千鶴さんが「ミスをしない選手です」と言えば、岡部さんは「そういう構成に作られているのでしょうね」と。
なるほど・・・
でも、いくら構成が練り上げられていてもやっぱり彼女本人の能力が凄いのでしょう。
フリーは技術点67.34点、演技構成点56.62点、合計123.96点!!
見事な完全優勝でした。

キス・クラでは柔らかい笑顔が可愛かったです。
でもコーチの喜びように比べたら本人は控えめ~


最終結果はこちら。

   


   


   

         
表彰台の3人の目指すところはもちろん「ソチオリンピック」!!
ジュニアでしっかり結果を出し、これからも成長し続ける事でしょう。
女子シングルは日本の時代・・・と言われた事もありますがやっぱり世界は広い。
楽しみな選手がどんどん育ってくるのはワクワクしますね。

世界ジュニア女子シングルはとってもレベルが高くて楽しめました~♪
 

        

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2012 世界ジュニア選手権 女子SP

2012-03-24 16:42:24 | フィギュアスケート
ベラルーシ、ミンスクで開催された世界ジュニア選手権を観ました。
女子のレベルがかなり高く、とても印象に残りました。
とりあえず女子のSPとフリーを分けて感想を残しておきたいです。

まずは3月2日開催の女子SP。
女子は衣装が素敵ですね~







黒系統の衣装が多い中、グレイシー・ゴールドのブルーは美しかったな。
(お馴染みのガオのブルーもスレンダーなスタイルに合っていて素敵)


さて、SPの印象に残った選手は・・・

まずは全米ジュニアのチャンピオン、グレイシー・ゴールドです。
世界ジュニアには初出場の16歳。
それもかなりの美形、名前だけでなくその姿も「ゴールド」ですね~

   

   

ジャンプのランディングはもう一つなんですが、全体的にとてもまとまっていました。
3F-3Tもしっかりプログラムに入れて雰囲気のある滑り。
スピンのレベルもきちんととれる選手です。
名前だけは聞いた事がありましたが、素敵な選手が育っているんですね~
全米女子の競争はこれからも続くということでしょう。


さて、日本からは3人がエントリー。
全日本で素晴らしかった宮原知子ちゃんもとても良かったです。

   

   

何とジュニアにやっと出られる13歳!
小さくてまだまだ身体の成長はこれからですが、なかなか力を持っている選手ですね。
3F-3Tはアンダーローテになってしまいましたが、回転が速過ぎてちゃんとジャッジは観られるか!
(まぁスローで確認するのでしょうが)
スピンのレベル4も素晴らしいです。
特に逆回転のスピンを自然にやってしまうのは器用なんだろうな~
表情はまだかたいけれど、成長がとっても楽しみです。


続きまして、前回の世界ジュニアチャンピオン、ソトニコワです。
今年は苦しんでいる・・・と言われがちですが存在感はありますね。

   

   

彼女のシットスピンの形、あまり好きではないな~と思っていたら解説の岡部由起子さんがさっそくコメント・・・
「レベルを獲ることと美しさは別だと私は思います・・・」
やっぱりそうですよね~
振り付けは少しでもレベルが獲れるように、特に彼女には盛り込んでいるけれど、調子が悪い時はその事が彼女を押しつぶしそう。
キャメルポジションが入らずに最後のスピンはレベル1でした。

この「ボレロ」すごく難しそうですね。
もちろんソトニコワだから演じられるだろうけど、音のとり方に苦労している感じもしました。

ここで一言。
彼女の「ボレロ」の赤い衣装を見ると「踊る赤ウインナー」に見えちゃうんですよね~
ゴメン、ソトニコワ。
あっ、でも私はソトニコワを結構好きです。
最初はタクタミの方が好みだったけど今はソトニコワの演技にとても興味があります。
15歳で追われる立場になり、日々スケートの練習に明け暮れていると思いますがこれからもずっと見たい選手です。


そして今一番の注目選手、リプニツカヤです。
   

   

   

   

彼女も世界ジュニア初出場です。
13歳と思えない落ち着きと存在感。

アップライトスピンのポジションの素晴らしさ、そして「ビールマンスピンは足が一直線」と岡部さんも
感嘆のコメントでした。
前のロシア選手権でも千鶴さんとお二人でリプニツカヤの演技を絶賛していましたね。
それにしてもスピンの回転が速いと見応えがあります。
ジャンプ、スピンなど、ここまで完璧だと末恐ろしいです。

SPは3T-3Tは入っていますがフリーは3-3は入れないリプニツカヤ。
それでも勝算はバッチリですね、きっと。


SPを終えての結果はこちら。
   

宮原さんは見事な4位です。
庄司さんはケガの影響がありますね。
それでも滑り終えてニッコリしていたのが可愛かった。

世界ジュニアSPはとてもレベルが高くてあっと言う間に観終えました。
フリーの感想はまた続きます・・・


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「ブルーバレンタイン」

2012-03-19 15:51:02 | 映画・DVD・音楽・TV・本など




ちょっと前に観た「ブルーバレンタイン」の感想です。

今とてもノッている女優ミシェル・ウィリアムズとライアン・ゴスリングの共演作。
2010年製作、監督はデレク・シアンフランス。 もしかしてデビュー作品かな・・・
あるカップルの出会いから結婚、そして破局までをリアルに描ききり、多くの高い評価を得た作品だとか。

おもな内容は・・・

結婚7年目を迎え、娘と共に3人で暮らすディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)夫妻。
努力の末に資格を取って忙しく働く妻シンディに対し、夫ディーンの仕事は順調ではない。
お互い相手に不満を募らせながらも平穏な家庭生活を何とか守ろうとする二人。
かつては夢中で愛し合った時期があったが・・・

                    (シネマ・トゥデイより抜粋)

ミシェル・ウィリアムズはとても精力的に映画に出ていますね。
割と好きな女優さんだけど、ユアン・マクレガーと共演した「ブローン・アパート」などはイタイ作品だったな~
不幸が似合う儚い表情が多いですが、最新の「マリリン 7日間の恋」はどうなんだろう?

さて、この作品でのミシェルの演じるシンディー。
結構男性関係が軽くて、初体験は13歳、関係を持った人数は20人以上?だったかな。
この時点で「医学の道を目指す優等生」という設定にはとても思えなかった私・・・
案の定、レスリング部の男子と関係を持ち身ごもるシンディ。

そんなシンディを丸ごと受け止めて幸せにしようと頑張るディーンがライアン・ゴスリング。
彼にはそんな役が似合いますね~
自分の子どもではないけれど、実子のように愛情をそそぎ、家族のために働くディーン。
引っ越し業や塗装業・・・決して働く環境には恵まれてはいないけど彼なりに頑張っていると思いました。

結局、男と女。
出会って恋に落ちるのは簡単だけど・・・(まぁ、シンディは身ごもっていたから普通の状態じゃないけど)
愛し合って結婚して生きて行くのはこんなに大変な事なのか・・・

娘ともうまくやっていたディーンだが妻との間に溝が生まれるとお互いにぶつかり合うだけになってしまうのです。
看護師のシンディーが夫を見下すようになったのか・・・
それとも太って髪の薄くなった夫をただ嫌いになったのか・・・
同じ女性として考えてもシンディーの身勝手に思えてあまり共感できませんでした。

家庭内で遊び心がなくなったらギスギスするだけ。
ディーンは娘との関係がとても良いのに、シンディーもシンディーの父親もディーンの存在を見下している。
確かに育児に家事に仕事に余裕がないのもわかるけど、だったらシンディーは一人で育てるしかない。
何だか今回は女性側に厳しい意見になってしまった。

結婚していつかは愛は冷めるものかもしれない。
でも、結婚したのは二人の決断、その責任はフィフティ・フィフティだと思うんだけどな~

そんな訳で最近のミシェル・ウィリアムズの演じる役には共感できない作品が続きました・・・
全体的には出会った過去と危機にある現在を交互に描いているので、痛々しさも伝わる作り方だったと思いますが・・・
それにしてもリアルです。


今回の評価は・・・    星2つ半   ☆☆★



   

   

   

         

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2012 四大陸選手権 アイスダンス

2012-03-13 14:33:58 | フィギュアスケート
何度も言いますが、やっと観られた四大陸選手権。
それも大好きなアイスダンスの感想を書きたいです。
初出場のカップルもいれば、強豪二組とそれを追いかける二組もいてワクワクしました。

まずはアイスダンスと言ったら素敵なコスチューム。
SDとFDごちゃまぜな画像ですが・・・

   

   

   

   


さて、まずはSDから。
いきなり世界チャンピオンの登場ですよ。
今季負けなしのメリルとチャーリー。

   

   

   

メリルの入りの表情から良いですね~
心配だったチャーリーも身体が締まってスピード感があります。
ツイヅル、速っ!
空中でメリルをキャッチして、最後までキレキレでした。
終わり方も良いですね~
不思議な髪色のジャッジの女性も思わず笑顔になっちゃってますよ。

ノーミスだけど得点はなかなか厳しい~
「GOEでも不思議な点をつけているジャッジがいます。」と藤森さんのコメント。
7点台ね~どうなってんのか。


続いてバーチュー・モイヤー組。
バーチューはコスチュームを替えてきました。

   
この前、モイヤーが転んだ時があったけど今日は大丈夫か。
でもちょっとだけよろけていたような気がしました。
それでも、このカップルは全体的な流れと雰囲気が高評価につながるのでしょうね。
おっと、こちらも7点台をつけたジャッジがいる。


そしてシブタニ兄妹です。

   

ファイナルの後にプログラムを替えたとか。
ラストに向けて盛り上がり、兄はガッツポーズ。
会場もスタオベでした。
確かに高速回転のツイヅルやリフトもスピード感があるんだけど。
何かもう一息、大人の魅力が欲しいような・・・
「古き良き時代」を表現したら文句なしなんだけど、これからどんな幅のある演技ができるか
正念場も迎えそうかも。



さて最後は虎娘(?)ウィーバーとポジェです。
今私が一番好きなアイスダンスのカップルです。
今日もウィーバーのアイメイクが生きてます!

   

   



このラテンナンバー、何度も観ていますが、今日のポジェはすごく表情が生き生きしていました。
いつものポジェより元気だ!と思っていたら、やっぱり藤森さんも同じようにコメント。
サーキュラーステップの時の表情や掛け声など、ポジェがすごく元気にリードしていたのが良かった。
ルンバの表現もすごく良いし、このSDがあるからFDがまた映えるんだと思います。

何と言っても藤森さんのお褒めのコメントがいっぱいあったのが嬉しい~
「見る度にうまくなっています。」
「良い雰囲気で、とても良くなった。」などなど。
千鶴さんも同じような感想と「ゴージャス」ともコメント。
北米のアイスダンスと言ったら2強と言われていたけれど、もしかして3強と認められそう?
とにかくアイスダンスを愛する藤森さんの御贔屓にはなれたはず。

SDを終えての結果です。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

続いてはFD。
もちろんウィーバー・ポジェの感想から。

この前、ユーロEXでプルシェンコが滑った「Je Suis Malade」もとても感動したけど。
やっぱりこの曲はこのカップルでしょう。
「灰色の途」とも「病の果てに」とも言われますね。

演技前から藤森さんに「二人の絡みをいろんなホールドで見せてくれるので楽しみです。」と期待のコメント。

   

   

   

   

   

いつ観てもあっと言う間に終わってしまうプログラム・・・
それも完璧な演技だと放心状態になってしまいそう。
まぁ、ウィーバーの派手なガッツポーズで我に返るんですけどね

コンビネーションスピンはポジションもきれいで良い~
ローテーショナルリフトも会場が湧き上がります。
ちょっと心配なツイヅルも曲調に合っていて素敵だし。
ラストのRoLiも難しいポジションのSlLiもレベル4! クライマックスのように盛り上がります。
うまくなったな~と感動がいっぱいです。

演技終了直後、千鶴さんは「すごく良かったんじゃないでしょうか」と。
藤森さんも「良いですね~。また良くなりましたね~。凄いです。」と絶賛でした。
そして「この組も世界のトップレベルに入って来た」と嬉しいコメントでした!

あ~よかった~
ウィーバーとポジェに感動です。


続きましてシブタニ兄妹。
兄は風邪をひいて体調の悪い中の演技でした。

   
こんなアレックス見た事ないです。
演技途中から息も絶え絶え、顔色も悪く気の毒なくらい。
キス・クラでも悔し涙をたたえていました。
でもよく滑りきりましたよ。

次はバーチュー・モイヤー組。
そう言えば昨年の四大陸のFD開始直後で棄権したんですよね。

   
とても洗練されている感じ。
パリやフランスの雰囲気を出すのが上手と藤森さんはコメント。
終わってみれば10点台が7つも出ているとは凄いですね。
モイヤーを見るとクレイアニメに出てくるような雰囲気・・・


さて、最後はメリルとチャーリー。
「こうもり」序曲に乗って演技スタート。


   

   

   
メリルの衣装、素敵だな~

SlLiはとても良いです。
そして一番の見せ場のRoLi、スピード感はあるしメリルが美しい~
こんなスピード感のあるバレエを滑るなんて。
プログラムにたくさんのエレメンツを盛り込んであるだけでなく、魅せてくれるこのカップル。
アイスダンスって休みどころはないし、小さなミスも許されないすごい競技種目だと思い知らされました。

終わった瞬間、千鶴さんは「どうしましょ。こちらも素敵でした。」と。
同じコーチと振り付け師なのに2強のカップルはまったく違う雰囲気のプログラム。
どちらもノーミスで素晴らしかったです。


最終結果はこちら。



久しぶりに負けたメリルとチャーリー。
でも私は彼らのプログラムの方が好きでした。

そして嬉しかったのはウィーバー・ポジェ組の表彰台です!
惜しくも4位が続いていたから、銅メダルは嬉しかったな。
ウィーバー・ポジェ組のコメントは・・・
「とても嬉しい。
今日は力強い演技ができたと思う。
エネルギーと感情表現が最後までしっかり見せられた。」とのこと。


   

   

四大陸のアイスダンスは本当に見応えがありました。
北米のカップル達の素晴らしさはまだまだ進化している感じ。
この前観たユーロのアイスダンスは今一つだったから特に今回の四大陸のレベルの高さをいっぱい感じましたよ。
(反対にペア競技はユーロ圏の方が素晴らしいのですが・・)

ワールドのアイスダンスは今から楽しみです。
どのカップルも神演技が続出でアイスダンスファンをうならせてほしいな~
そうなったら結果はもうジャッジ次第だし、ノーミス演技で満足させてくれれば何も言う事はないですよ。
ジャッジがたまにいい加減なことは承知しているしね。


そんな訳で、四大陸のアイスダンスは大満足でした。
素晴らしかったな~
   






         

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「光のほうへ」

2012-03-12 12:47:36 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


「光のほうへ」をDVDで観ました。
こちらもデンマークで作られた映画です。
最近は本当にヨーロッパ映画ばかりに惹かれ、特に製作国デンマークの作品から目が離せません。

2010年製作。
監督はトマス・ヴィンターベア氏。
この作品はベルリン国際映画祭や多方面で高い評価を受けたそうです。

原題は「SUBMARINO」・・・
これは「水の中に頭を突っ込まれる拷問」を示すそうですが、彼らの救いのない「いきざま」そのものを表しているのでしょうか。
邦題の「光のほうへ」というのは、ほんの少しの希望が見えるようでめずらしく良い邦題に私は感じました。


おもな内容は・・・

愛を知らずに育ち心に深い傷を抱えたまま大人になった兄弟が、どん底の人生から再び光を見いだそうともがく人間ドラマ・・・ 

                 (シネマ・トゥデイより)

アルコール依存症の母親を持つ兄弟。
年の離れた幼い弟もいるが母親は育児放棄の状態なので兄弟が世話をする毎日だった。
盗んだミルクを与え、二人で名前もつけ洗礼の真似ごとまでしていた。
二人が身につけている服も今の悲惨な状態を窺わせる事ができるようでした。
そしてやっぱり子どもが世話することの限界から、ある日幼い弟は冷たくなって息絶えていたのです。

大人になった兄弟のそれぞれも兄ニックは暴行事件を起こし服役していたりアルコールに溺れる毎日。

弟は(確か作品中に名前の表記はなかったはず)麻薬中毒でどん底の生活だった。
弟には幼い息子マーティンがいて、彼の世話は一生懸命にしようとしていたが、どうしても麻薬の誘惑に負けてトイレにこもり薬を使う日々だった。
弟が麻薬を絶ち切れないという事が福祉課の人間にバレたら、息子マーティンは施設に入れられてしまう・・・そんな心配をしながらも薬がやめられない現実。

そんな二人が母親の死をきっかけに再会します。
兄ニックは弟の暮らしを知って、母親の遺した遺産を全て弟に譲りますが、遺産と言ってもそれほど大金ではないでしょうね。
生活の苦しい弟はそのお金を計画性もなくすぐに使い果たしてしまうのですが・・・
きちんと育てられなかったという事実は大人になってもあらゆる事に多大な影響を及ぼしてしまうのでしょう。
弟が息子マーティンを想う気持ちは愛情がいっぱいなんだけど、やっぱり生き方が間違っている。
その救いようのない暮しの中で息子マーティンの心配そうな表情もたまりませんでした。

それから刑務所の庭越しに再会する二人のやりとり・・・
兄ニックは弟が心配でマーティンの事も気がかりで仕方がなくなるのです。
そして弟は予想通りに命を落としてしまうのですが・・・

最後の教会のシーン。
負の連鎖ばかりだったニックと弟の人生。
でもニックがマーティンと並んで座る場面を見ると、そこには小さな希望や救いを確かに感じる事ができました。


実はこの作品を観たのは2週間ほど前ですが、あまりにも気持ちをやられてしまいすぐに感想を書けませんでした。
観ているのが苦しい位の重さ、哀しさ・・・
あの高福祉国デンマークの闇。
酒や麻薬に溺れる人を軽蔑するのは簡単な事で、そこに生まれる負の連鎖をどう断ち切るかが大きな問題になり続けると思います。

この兄弟も人並みに家庭を持ち仕事に励む人生を築きたいと願った事もあるでしょう。
それでもできなかったのは人間として受けられるはずの知識や教育もなく、一番大きな親の愛情も受けられなかった悲劇・・・
そんな中、兄と弟の間にはお互いに「愛」があった事がわかりました。
それは痛々しいくらいだけど・・・

やっぱりこの作品は秀作です。
とても暗いけれど、多くの人に観て欲しいな。


今回の評価は・・・    星4つ   ☆☆☆☆


   

   

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「未来を生きる君たちへ」

2012-03-11 00:26:55 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


「未来を生きる君たちへ」をやっとDVDで観ました。
昨年の第83回アカデミー賞で外国語映画賞を獲った時からずっと観たかった作品です。


2010年製作(デンマーク/スウェーデン)
デンマーク出身のスサンネ・ビア監督が暴力や憎しみの連鎖を大人と子どもの世界でうまく
表現し、そしてラストではいつものように少し希望を見いだしてくれます。
ビア監督の「ある愛の風景」にも出ているウルリッヒ・トムセンも出ていました。


おもな内容は・・・

医師アントン(ミカエル・ペルスブラント)は、デンマークとアフリカの難民キャンプを行き来する生活を送っていた。
長男エリアス(マークス・リーゴード)は学校で執拗ないじめを受けていたが、ある日彼のクラスに転校してきたクリスチャン(ヴィリアム・ユンク・ニールセン)に助けられる。
母親をガンで亡くしばかりのクリスチャンと、エリアスは親交を深めていくが・・・。

                 (シネマ・トゥデイより抜粋)


もともとの原題は「Haevnen」・・・デンマーク語で「復讐」を意味するとか。

子どもの世界での執拗ないじめ、大人の世界でも突然暴力をふるう存在、そして医師アントンが
通う難民キャンプでの「ビッグマン」の存在。
(このビッグマンは妊婦のお腹の子の性別がどっちか賭けて、残忍にも妊婦の腹を切り裂く悪党)
それぞれの場所での暴力の連鎖が巧みに描かれています。

いつも容姿をバカにされていじめられるスウェーデン人のエリアス。
転校してきたクリスチャンと親しくなって嬉しそうな様子が最初は良かった。
エリアスは別居している父アントンが大好きで父親も彼のその気持ちに応えているので父子関係は安定しています。
一方のクリスチャンは母を亡くしたばかりで悲しみが癒えず、父とはなかなか心が通わない・・・
母の死を父のせいにして、悲しみと苦しみがクリスチャンをどんどん歪んだ方向に導いていく。

子ども達は「いじめられてやり返さないといじめは続く」事を知っていて、そこには確かに負の連鎖が生まれてしまうのだが。
いじめられている者が刃物で報復・・・という例も確かにあり得るわけです。

エリアスの父アントンは暴力で対抗する事は意味がない、と子ども達に教え続け、実際にアントンが
暴力男に殴られても抵抗はしないで「なぜ殴るんだ?」と問い、子ども達には「暴力しかふるえない意味のない人間だ」と教える。
そんなアントンが難民キャンプで出会った悪党「ビッグマン」の治療はするものの、最後はあまりにもひどい「ビッグマン」の態度にキレ、彼に恨みを持つ住民達にその身を引き渡してしまうのです。

この二つの彼のとった行動は人間らしくもあり、ギリギリの選択だったようにも思います。


子どもの世界に戻ると、エリアスとクリスチャンは「復讐」という名目でどんどん間違った方向に進んでいきます。
そして二人の前に大きな出来事が・・・

瀕死のエリアスの前で父も母も苦しみ祈り続け、クリスチャンはエリアスの両親に赦しを受け、父ともやっと気持ちを通わせる事ができました。

暴力の現場でのやりきれなさや苦しみは見ていて辛いけれど、結局はエリアスの父との繋がりが未来に向けかすかな希望を生み出していたように思いました。
子どもは大人の偽善を知っているし、子ども社会の「やるか、やられるか」の厳しい現実はどこの世界にもあるんだな、と実感。

スサンネ・ビア監督はそんな表現がとてもうまく、暴力が暴力を生み続ける事を描ききった作品だったと思います。
難民キャンプにはまた新たな「ビッグマン」が出てくるかも知れない。
そして子どもの世界にも陰湿ないじめはなくならないと思う。
その時、どうふるまうか、どう子どもを守るか・・・
いろんな立場で深く考えることのできるこの作品、いつまでも心に残ると思います。

様々な大地や風景、空を映した映像も印象深かったです。
そして何と言ってもエリアス役の少年の顔の作りや表情がまた細部まで生きていました。
とってもうまいです。


今回の評価は・・・     もちろん星4つ   ☆☆☆☆

デンマーク映画はなかなか秀作がありますね。


   

   

   

   

      








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「BIUTIFUL ビューティフル」

2012-03-07 12:55:27 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


ハビエル・バルデム主演の「BIUTIFUL ビューティフル」を観ました。
ずっと気になっていた作品で観終えてからもずしーんと心に残る映画でした。

2010年製作、スペイン/メキシコが製作地域。
監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ氏はメキシコ出身で、あの「バベル」や「21グラム」「愛する人」などを手掛けた力のある監督です。


おもな内容は・・・


スペインの裏社会で生計を立てるウスバル(ハビエル・バルデム)は、あらゆる闇取引に手を染めながらも、愛する2人の子どもと情緒不安定の妻を支えて暮らしていた。
ある日、自分が末期がんであることを知ったウスバルは、やがて訪れる死の恐怖と闘いながらも、家族との愛を取り戻すために新たな決断を下すのだが・・・。

                      (シネマ・トゥデイより抜粋)


最初の指輪のシーン、そして雪の積もった林でウスバルが会う若い男性・・・
その意味は初めはわからなかったけれど、ラストでわかる様々な想いがとても心に残りました。

バルセロナと言ったらにぎやかな観光地としてのイメージがあるけれど、ウスバル達が暮すのは
殺伐とした貧民層の集まる居住区。
様々なブランドのコピー品を売らせたり、ドラッグの取引も仕切るウスバル。
そして摘発を逃れるためにはしっかりと警察官に賄賂も渡すが綱渡りの日々だった。

家庭は双極性障害の妻と別居し、娘アナと息子マテオの世話に追われ気持ちにも余裕がまったくないウスバル。
そんな彼ががんに侵され余命宣告を受けるのです。

ウスバルは裏社会の仕事をして家族・・・特に子ども達のために必死でお金を残そうとますます危ない仕事をするのですが・・・・。
仕事を斡旋した中国人を思わぬ事故で死なせてしまったり、麻薬を売る手下として使っていたセネガル人エクウィメが逮捕されたり、物事はどんどん悪い方へ進んでいくのです。
血尿が出る最悪な体調で、ウスバルは子ども達に愛情を注ぎながら、最期の日まで必死で闘う彼の表情は見ていて胸にせまるものがたくさんありました。


全てを相談できる霊媒師仲間?の女性ベアに言われたのは死ぬ準備の確認と子ども達としっかり別れる事の必要性。
父の具合を心配する娘アナと最期の別れが出来たのは良かったな・・・
そして、冒頭の雪のシーンは自分が小さい時に死んでしまった父親と会い、導かれていくシーンなのですが、そのあたりは二人の表情もとても良かったです。
死んでいく無念さはまったく感じられずに、亡き父の若いままの姿をウスバルが見つめる場面がとても良い・・・


さて、物語の中でいくつか疑問に残ったのは・・・
ウスバルが死者と話ができる(?)という設定は不思議でした。
天井に張り付く人の姿を見た時はちょっとびっくり。

それから一番の疑問がこれ。
セネガル人の妻イヘがウスバルの子ども達の世話をしたり、ウスバルの看病をしていましたが、
最後にウスバルから大金を預かり「子ども達を頼む・・・」と言われたのですが。
イヘは自分の幼子を連れてお金を持って空港へ。
その後イヘはどうなったのか?
ウスバルの部屋に戻って来たのか?
セネガルに帰ったのか?
それとも大金を誰かに奪われたり不慮の何かが起こったのか?
このあたりの解釈がはっきりわからずにウスバルが死んでしまうようで、とても気になりました。
イヘはどうしたんだろう・・・


映画は全体的に暗いし救いようのない闇の社会の現実がまざまざと描写されていました。
その中でウスバルが家族を想う強い愛をところどころで感じられて、父親としての存在感もありました。
最近、暗い映画ばかり観ている私ですが、この「BIUTIFUL ビューティフル」は心に強く残った作品でした。


今回の評価は・・・    星4つ  ☆☆☆☆


正しいスペルではない「BIUTIFUL」
教えられたアナはずっとずっと父の事を想うでしょう・・・

   

   

      


「ノーカントリー」や「それでも恋するバルセロナ」は何も残らなかったけど
「空を飛ぶ夢」とこの作品「BIUTIFUL ビューティフル」のハビエル・バルデムはすごく良いです!   

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