ワールドミュージック町十三番地

上海、香港、マカオと流れ、明日はチェニスかモロッコか。港々の歌謡曲をたずねる旅でございます。

”モーニング娘。その他”による「童謡ポップス集」の謎

2006-03-12 02:31:00 | その他の日本の音楽

 もう3~4年前の作品になるのか。モーニング娘。や松浦亜弥、メロン記念日等々ハロプロメンバーたちによる、童謡スタンダード集である。

 手元にあるのは四季それぞれに分かれた4枚シリーズなのだが、さらに続編も出ているようだ。売れたのかね?

 稀に凝った、多くは手抜きのアレンジを伴い、彼女らはいつものアイドルの声で、それらよく知られた童謡を歌う。夕焼け小焼け。我は海の子。おもちゃのチャチャチャ。

 おそらく関係者の誰も、この音楽に情熱を持ってなど取り組んでいない筈だ。そんなものが面白い筈がないのだが、聞いていて快感なのはなぜだ?

 いつかタモリが井上陽水に向かい、彼の歌の魅力を語った際の言葉が思い出される。「あんたの歌は良いよ。なーんにも言ってないものね」と。「いや、少しぐらいは何か言っているだろう」と、陽水は不満そうだったが。

 それにしても歌手としての辻希美の”破壊力”には敬服させられた。あーでも辻ちゃんもモーニング娘を”卒業”して、もうずいぶんになるんだね。(この”卒業”って言い方、気持ち悪いからやめてもらえないものか)




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