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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

そらいろのたね まめつぶこぞうパトゥフェ 

2019-03-08 16:16:10 | ひらきよみ(読み聞かせ)

今日は、2年生のクラスでの読み聞かせの当番日でした。
ひとりで2冊と「おまけ」を読んできました。

最初に読んだのは今回の「届ける絵本」、『そらいろのたね』。
もう何度読んだでしょうねえ‥



ゆうじときつねがそれぞれの「たからもの」を交換したところから
お話は始まり、ゆうじがきつねから貰った「そらいろのたね」を
まくと、小さな家が生えてきます。
ゆうじがじょうろでお水をあげると、家はどんどん大きくなっていき、
子供が100人、動物が100匹、鳥が100羽入れるほどに。
そこへきつねが現れ、自分が持っていた種がそんなふうに発展して
いったことを聞かされると、飛行機は返すので、家も返して欲しいと
言い始めます。

どんどん大きくなる家を面白がっていた2年生も、きつねの再登場場面では
シーンと固まってしまい、そのあとの展開を見守ります。
それまでの元気のよさが一転し、心配そうな顔になっていくのが、
読み手としては、かわいいやら、面白いやら、と思ってしまいますね(笑)。

あっけらんからとした終わり方も含め、大好きなお話です。





2冊目に選んだのは、先日の「はじめましての絵本たち」で購入した
この絵本。
  『まめつぶこぞうパトゥフェ

長さがちょうどよいのと、内容的にも低学年向きかなーと思い、
初めて読んでみましたが、こちらも、物語の終わり方は、『そらいろのたね』に
負けず劣らず、あっさりと!で、2年生よりも、担任の若い男の先生に受けた
感じでした(笑)。


パトゥフェは、とても小さいけれど、よくうごき、なんでもやりたがり、
どこにでもいきたがりました。

ある日、おかあさんのおつかいに成功したことに気をよくし、畑に居る
おとうさんにお弁当を届けに行くのですが、途中で雨が降ってきてしまい、

おべんんとうがぬれてはたいへんと、
キャベツのはっぱの下にもぐりこみました。

ちょうどそこへ、牛がやってきて、キャベツのはっぱといっしょに、
パトゥフェをのみこんでしまいました。

懸命に探す両親の声を聞いて、パトゥフェは牛のおなかの中から精一杯
歌いますが、両親には聞こえません。

ぼくは 牛の おなかのなかさ
ここなら 雨に ぬれないよ
牛が ブーッと おならをすれば
ぼくは 外に とびだすよ


そして最後はパトゥフェの歌の通り、牛のおならとともに飛び出して
めでたし、めでたしです。

キャベツの葉の下に隠れたところからの展開が急なので、子供たちは
え?これでもう終わりという感じでした。



少しだけ時間があったので「おまけ」として、『ことばのこばこ』から
⑤の、ひとつ、ふたつ、と数えていくページを紹介して、終わりにしました。







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