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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

安野光雅の絵本展@板橋区立美術館

2012-03-23 17:14:14 | 好きなもの・美術館や展覧会

3月18日日曜日、板橋区立美術館で、安野光雅の絵本展 みてきました。

朝のヨガのレッスンを休んだかいがあり、駐車場もあいていたし
美術館の中も、それほど混んではいませんでしたが、昼近くになるにつれ
とても賑わってきていました。


安野さんの原画を見たのは、初めてだったかもしれません。

緻密で、繊細で、とても美しい絵だと、あらためて思いました。
いちばんの感動は、私の絵本の原点でもある、ふしぎなえ かな。

幼稚園で、『ふしぎなえ』の絵本を見たときのこと、ほんとうにはっきりと
思いだすことができるのです。
そのころ、うちにはこういう種類の絵本が全然なくって‥
(アンデルセン童話とかそんなのを読んでいた気がします)
幼稚園の机の上で、友達と一緒に『ふしぎなえ』を覗きこんで、こっから水が
流れているのに、ここにも水があるよね、とか、
どっちが上??? とか、たぶんそんなこと言ったような、いえ、
言葉には出さずに、心の中で思っていたのかな‥でもまあとにかく
この絵本は、とても不思議な絵本として、幼稚園児の私の中に残っていたのです。

そうして、その後しばらく、絵本のことなどすっかり忘れ果てー
rが生まれてから、本屋さんの絵本の棚を覗くようになり、そこで再会したのです、
ふしぎなえ や さかさま に。

安野さんが木で作ったひらがなの「あいうえお」の絵本で、娘に文字を覚えて
欲しいと思ったし、義妹がくれたお年玉で、数学の絵本もセットで買いました。

安野さんの絵本が、自分の家に本棚に増えていくのは、とても嬉しかったのです。


展覧会の話からはずいぶんそれてしまいましたが、そんな思い入れたっぷりで
会場を見て回り‥あらためて感心したというか、凄いなあと思ったのは、
安野さんの頭の中は、すっごく昔から、3Dだったんだ、ということと、理数系の目で
いろんなものをみているんだなーということ。

二次元、しかも、自分の目で見える範囲のことしか頭で理解できない私には
なんとも遠いセカイの方のように感じました・笑。




 


この絵本の原画もとてもステキでした。


コメント
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