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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

おとなのためのおはなし会@ことり文庫

2008-12-22 18:06:29 | 好きなもの・おでかけ
20日土曜日は、午後からひとりでおでかけしました。
大好きな本屋さんでの、今年2回目のお話し会に参加するためです。

冒頭の写真は、いつもとは違う「大人な」雰囲気に包まれたことり文庫さんのテーブルです。

その晩語られたお話は、おまけまで入れると全部で6つ。

白鳥の王女
急行北極号
白い狼
みそかい橋
正月餅
クリスマス・イブ

最初の話と、おまけの話は、「みさえおばちゃん」で、
北極号からみそかい橋は、おばちゃんのお友達。正月餅は、その日
一緒に参加していた方が、自己紹介ゲームの最中に、おはなしをしたことがあることが判明し、
急遽、語り手になったのでした。

【王女】と【狼】の話は、どちらも魔法で、白鳥が人になったり、王子が小人にされてしまったり、の
むかし話なんですが、どちらも、なんともせつない箇所があり、でもそれを
小学生も、教室で聴いているのだと知り、語りの世界の懐の深さをしみじみ感じました。

【北極号】は、クリスマスに読まれる本の中でも、特に好きな絵本です。
大人になってから知った話なのに、まるで自分も、銀の鈴の音を聴いて
大きくなったような錯覚に陥り、そして、最後の場面では、必ずといっていいほど涙がこぼれます。
(この夜も、涙が両の目からすぅーと落ちていったので、こっそり、テーブルにあった
赤い紙ナプキンで拭いました)

【橋】と【餅】のお話は、それぞれ方言で語られ、おまけの【イブ】は、
がまくんとかえるくんの、おなじみのお話です。

こうして思い返していると、なんとバラエティに富み、そして、組み立てのバランスが
よいのでしょうと、改めて感心させられます。
が、前もってプラグラムが組まれていたわけではなくって、その場で、
じゃあ次は、このお話をお願いね、と言われ、みなさん「えっー」と驚きながらも
息を整えたあとに、すっとその世界に入っていかれるのですから、さすがです。


おとなのためのおはなし会。ほんとうに素敵な会でした。

白鳥の王女を、仲間の白鳥たちが迎えにきたときの、その王女の言葉と、
胸のうちに、私は、自分の何を重ねているの?と自問し、小人の結婚式が
行われているガラスの山を登るときに、自分の小指をひとふし切って
はしごの最後の段にした、末娘の行いに、ハラハラドキドキしたのでした‥‥

お話の間には、もちろんおしゃべりと、おいしい飲み物と、おいしい食べ物があり、
私は、クルミトリさんが持ってきてくれた、サングリアをたくさんお代りさせて
いただきました。

(さらに詳しい様子は、こうめさん琴子さんクルミトリさんのところへどうぞ♪)



編みあがったばかりの、毛糸の帽子をかぶっていったのですが、
内側から、なんだかぽかぽかしていって(決して飲み過ぎではないですよ・笑)
帰り道、ほんとは帽子はいりませんでした。
でも、来た時のように帽子をかぶったのは、その日デビューの組紐のピアスと
帽子が「セット」になっていたからです‥

そして、この日。お話会が始まる前に、hinataさんと、偶然、お店で会ったのです。
できあがったばかりの、組紐ピアスを見せることができてよかった、よかった。

ことり・マジックは、ずっとずっと続いています。




コメント (6)
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