誕生日も過ぎ、さらに「いい年」になってしまったというのに、大人の常識では「できること」「できて当然なこと」でも、私にとっては苦手なことが幾つかあります。
病院へお見舞いへ行く、というのもそのひとつ。
お見舞いの定番ともいえる、花束を「抱えて」行ったらいいのか、「携えて」行ったらいいのか、「ぶらさげて」いくのはどうなのか‥そのあたりから緊張してしまいます。(大きい病院なら、院内の売店で、この頃はお花も売ってますが)胸に「抱えて」病院へ入るのも、なんだか「いかにも」だし。病室へ行って、花瓶があったらあったで、それに活けてきたほうがいいのか、それとも、どなたかご家族の方にまかせたほうがいいのか‥などなど。
食べものは、どんな病状の方でもだめだろうし。雑誌や本はどうなのだろう?もしも、自分が入院していたら、何を持ってきてもらったら嬉しいだろう‥?
以前に勤めていた会社を辞めてから、早14年も過ぎてしまったのですが。その会社では、新卒からしばらくの間お世話になり、その時の先輩が、今重い病気で入院中なのです。
とても気丈な方で、病気のことも入院のことも、多くの人には話さないで欲しいとおっしゃっていて‥でも、何人かの限られた人ならということで、入院先を教えていただくことができました。
父が晩年入院していたときは、着替えと一緒に、その日の朝刊を持っていくのが、家族のきまりとなっていました。活字を追うことが好きな人でしたから。
私だったら、新聞や雑誌よりも、やはり絵本がいいかな。適度に絵と文章が混じりあっている本や、あるいはエッセイがいいと思うかも‥。
その先輩は、何が好きな方だったろうと、考えます。
花が好きなら花の本、ネコが好きなら猫の出てくる絵本やエッセイ? 料理が好きな人だったら、生活雑貨が載っている本もいいのかな?
仰向けに寝ていても、両腕で支えて読むのに、負担にならない重さ。
絵や、写真ばかりでなく、適度に拾い読みできるような文章が書いてあったほうがいいかも。
色々考えてみるものの、どれも的外れのような気がして、ちっとも気の利いた本が思い浮かばない自分にイラついています。
そんな中、やっとゆうべ思いついたのが、ターシャ・テューダのこの本です。
『思うとおりに歩めばいいのよ』
『楽しみは創りだせるものよ』
本の大きさ、文章と写真のバランス、という点では、なかなかいいかも、と思ったのですが。肝心の内容はどうかなと思ってしまいました。入院生活にはっきりと「おしまい」が見えていて、また元通りの生活が送れるという約束がしてもらえる種類の病気なら、いいのですが。その逆の場合、この題名といい、ターシャさんの、どこまでも前向きなライフスタイルは、嫌味な感じに映らないと言い切れる自信がありません。
本当に具合が悪くなると、好きな音楽も、好きな種類の本も、何も手にしたくないというのは、経験済みなのですが。それでも、なんか、ちょっと気分のいい日に、パラパラと何かめくってもらいたいような‥。
あ~、それもやっぱり自己満足なのかな。
もしも、お薦めのもの(反対に、それは絶対よくないというもの)があったら、どうか教えてください。
「お見舞いに行く」と決めた日は、来週の火曜日9月12日です。
病院へお見舞いへ行く、というのもそのひとつ。
お見舞いの定番ともいえる、花束を「抱えて」行ったらいいのか、「携えて」行ったらいいのか、「ぶらさげて」いくのはどうなのか‥そのあたりから緊張してしまいます。(大きい病院なら、院内の売店で、この頃はお花も売ってますが)胸に「抱えて」病院へ入るのも、なんだか「いかにも」だし。病室へ行って、花瓶があったらあったで、それに活けてきたほうがいいのか、それとも、どなたかご家族の方にまかせたほうがいいのか‥などなど。
食べものは、どんな病状の方でもだめだろうし。雑誌や本はどうなのだろう?もしも、自分が入院していたら、何を持ってきてもらったら嬉しいだろう‥?
以前に勤めていた会社を辞めてから、早14年も過ぎてしまったのですが。その会社では、新卒からしばらくの間お世話になり、その時の先輩が、今重い病気で入院中なのです。
とても気丈な方で、病気のことも入院のことも、多くの人には話さないで欲しいとおっしゃっていて‥でも、何人かの限られた人ならということで、入院先を教えていただくことができました。
父が晩年入院していたときは、着替えと一緒に、その日の朝刊を持っていくのが、家族のきまりとなっていました。活字を追うことが好きな人でしたから。
私だったら、新聞や雑誌よりも、やはり絵本がいいかな。適度に絵と文章が混じりあっている本や、あるいはエッセイがいいと思うかも‥。
その先輩は、何が好きな方だったろうと、考えます。
花が好きなら花の本、ネコが好きなら猫の出てくる絵本やエッセイ? 料理が好きな人だったら、生活雑貨が載っている本もいいのかな?
仰向けに寝ていても、両腕で支えて読むのに、負担にならない重さ。
絵や、写真ばかりでなく、適度に拾い読みできるような文章が書いてあったほうがいいかも。
色々考えてみるものの、どれも的外れのような気がして、ちっとも気の利いた本が思い浮かばない自分にイラついています。
そんな中、やっとゆうべ思いついたのが、ターシャ・テューダのこの本です。
『思うとおりに歩めばいいのよ』
『楽しみは創りだせるものよ』
本の大きさ、文章と写真のバランス、という点では、なかなかいいかも、と思ったのですが。肝心の内容はどうかなと思ってしまいました。入院生活にはっきりと「おしまい」が見えていて、また元通りの生活が送れるという約束がしてもらえる種類の病気なら、いいのですが。その逆の場合、この題名といい、ターシャさんの、どこまでも前向きなライフスタイルは、嫌味な感じに映らないと言い切れる自信がありません。
本当に具合が悪くなると、好きな音楽も、好きな種類の本も、何も手にしたくないというのは、経験済みなのですが。それでも、なんか、ちょっと気分のいい日に、パラパラと何かめくってもらいたいような‥。
あ~、それもやっぱり自己満足なのかな。
もしも、お薦めのもの(反対に、それは絶対よくないというもの)があったら、どうか教えてください。
「お見舞いに行く」と決めた日は、来週の火曜日9月12日です。