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実は(と言うほどでもないか)ローザンヌはオリンピックの街

2014-02-08 00:53:30 | その他
まあ、単に、オリンピック委員会の本部がある、ってだけですが...


さて、今年のPrix de Lausanneでも日本から出場された方達が高評価を得られたみたいですね!
私は残念ながらニュース映像で見ただけ(ネット中継は見てない)なんですが、特に二山君は、音楽にノって楽しそうに踊ってて、なかなかイイ感じvと思いました。
身長の制約があるので海外で王子様役はきびしいかと思いますが、たとえば岩田さんみたいな、観客から愛されるダンサーに育ってほしいな♪


ところで、なぜかローザンヌの結果は日本でちょっとしたニュースになるようで。
あちこちで取り上げられるのは悪いことではないんでしょうが(でも、高校生なのに帰国時からもずっと張り付かれてるのはちょっと気の毒...)、「日本はバレエが強い!」(←意味不明)⇒「真央ちゃんもバレエをやってたから、オリンピックできっといい成績を出せる!」みたいな報道に至っては...( ̄△ ̄;)エェ...?

某『国営』TVのニュース番組ではわざわざ「なぜ日本はバレエが強いのか?」なんて特集をやってて(一応見た  ̄▽ ̄;)、熊川氏が「若い子の体つきが欧米化した」「日本の子はコンクール慣れしてる(注:日本ではふだんの劇場公演が少ない分、商業的コンクールが多いんだそうです)」「日本人の勤勉さ(?)」etc.という話をしてました。
そこまではまあ良かったんですが、(おそらくN○Kが勝手に考えたと思われる→)「日本では、他の国のように厳しいオーディションのあるバレエ学校ではなく、町のバレエ教室で誰でもバレエを学べるので、すそ野が広く、結果として優秀な人材が出てくる」という暴論でまとめられてて、再び( ゜Д゜)あんぐり...

私設のバレエ教室なんかに通って、さらに発表会だのコンクールだの出れるのは、基本的に、経済的余裕のある家庭の子。
もちろん、才能も将来性も無くてもバレエに親しめるというのはいいいことでしょうし、バレエ人口が多ければ『バレエ文化』の振興には役立つとは思います。
でもそれは、逆に言えば、才能が有ってもお金が無ければ学べないということ。
『優秀な人材をみつけ、育てる』ということに関していうなら、思いっきり的外れなんじゃないですかね?

公的なバレエ学校が無く、公的なバレエ団は一つだけ、優秀なダンサーがいてもバレエ団の公演だけで生計が成り立つ人はほとんどいない、という日本の現状を正当化しようとしてるのか?(だととしたら、なんともお粗末な... ^~^;)
むしろ国の文化政策の低さにもかかわらず、がんばって才能を開花させた彼らを、褒めてあげるべきなんじゃないかと思いました。
そもそも国内にちゃんとバレエ研修のできる場所があれば、ローザンヌのコンクールなんて出る必要ないわけだし。
「ローザンヌ」で「日本人が強い」のは、それが一番の理由なんじゃないでしょうか。
(「モスクワ」とかはまた別の話になりますが...)


今年の決勝もまたそのうち(GWくらい?)にTV放送されるでしょうね。
忘れずに録画予約しないとな!(たぶん直には見れない...)
コメント
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