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ドイツ語強化月間(笑)15

2009-01-04 20:12:53 | ドイツ語強化月間(笑)
何の話をしてたか、もう忘れられてると思いますが。(自分でも忘れました 笑)
...ええと、定冠詞(前回参照)だけじゃなく、名詞に係るものはたいてい、名詞の性と格によって変化します(と言っても、変わるのは主に語尾だけ)。

 ○不定冠詞ein ア'イン「ある(一つの)」(不特定の一つのものにつける冠詞;英語の"a"にあたる)
      《男性》    《女性》    《中性》
  1格 ein  アイン  eine  アイネ  ein  アイン
  2格 eines アイネス einer アイナー eines アイネス
  3格 einem アイネム einer アイナー einem アイネム
  4格 einen アイネン eine  アイネ  ein  アイン

  〈例〉ein Mann  アイン マ'ン 「一人の男が」(男性名詞 1格)

 ○所有代名詞(のひとつ)mein マ'イン「私の」(英語の"my"にあたる)
      《男性》     《女性》     《中性》     《複数》
  1格 mein  マイン  meine  マイネ  mein  マイン  meine  マイネ
  2格 meines マイネス meiner マイナー meines マイネス meiner マイナー
  3格 meinem マイネム meiner マイナー meinem マイネム meinen マイネン
  4格 meinen マイネン meine  マイネ  mein  マイン  meine  マイネ

  〈例〉in meiner Erzaehlung イン マイナー エルツェ'ールング 「私の物語の中で」(女性名詞 3格)
     in meine Erzaehlung イン マイネ エルツェ'ールング 「私の物語の中へ」(女性名詞 4格)
     《ae=aウムラウト》

 ○指示代名詞(のひとつ)dieser ディ'ーザー「この」(英語の"this""these"にあたる)
      《男性》     《女性》       《中性》       《複数》
  1格 dieser ディーザー diese  ディーゼ  dieses ディーゼス  diese  ディーゼ
  2格 dieses ディーゼス dieser ディーザー dieses ディーゼス  dieser ディーザー
  3格 diesem ディーゼム dieser ディーザー diesem ディーゼム  diesen ディーゼン
  4格 diesen ディーゼン diese  ディーゼ  dieses ディーゼス  diese  ディーゼ

  〈例〉dieses Gefuehl ディーゼス ゲフュ'ール 「この気持ち(は、の、を)」(中性名詞 1、2、4格)
     《ue=uウムラウト》

場所も気力もあんまり無いんで、あとはドイツ語の本か辞書を御覧ください(笑)
でもだいたいパターンは読めましたよね?お気づきのように、語尾の音が、定冠詞の語尾(前回参照)とだいたい同じになってます。
が、ところどころ違うところもあるんで(男性の1格、中性の1格と4格)、そこだけ御注意いただければokかと。

それぞれの語が名詞化して使われる場合(ある物(人)、私の物(人)など)も、上↑と同じ格変化です。

  Dieser (Anhaenger) ist mein. ディ'ーザー (ア'ンヘンガー) イ'スト マ'イン
  「これ(このペンダント)は私のです」(ist イ'スト;sein ザ'イン=…は~である の変形)(男性名詞 1格)

ただし、指示代名詞/関係代名詞として使われる場合のder デ'ァ(英語の"that"にあたる)だけはちょっと特殊な変化をしますが、これも場所がないので省略。

それからもちろん、形容詞も変化します。が、実は形容詞の格変化には3タイプあるんですねぇ↓

 ①強変化(冠詞などが付いてない時)
    《男性》  《女性》 《中性》 《複数》
  1格 -er     -e    -es   -e
  2格 -en (-es)  -er   -en   -er
  3格 -em     -er   -em   -en
  4格 -en     -e    -es   -e

  (例)schwarzer Prinz シュヴァ'ルツァー プリ'ンツ 「黒い王子が」(男性名詞 1格)

 ②弱変化(定冠詞やdieserなどと一緒に使う時)
    《男性》  《女性》 《中性》 《複数》
  1格 -e      -e    -e    -en
  2格 -en     -en   -en   -en
  3格 -en     -en   -en   -en
  4格 -en     -e    -e    -en

  (例)der schwarze Prinz デァ シュヴァ'ルツェ プリ'ンツ 「その黒い王子が」(男性名詞 1格)

 ③混合変化(不定冠詞や所有代名詞、keinなどと一緒に使う時)
    《男性》  《女性》 《中性》 《複数》
  1格 -er     -e    -es   -en
  2格 -en     -en   -en   -en
  3格 -en     -en   -en   -en
  4格 -en     -e    -es   -en

  (例)ein schwarzer Prinz アイン シュヴァ'ルツァー プリ'ンツ 「ある黒い王子が」(男性名詞 1格)

どういう理屈か、なんとなくお分かりになったでしょうか?つまり、基本(①)はdieserの語尾変化(上記参照)と同じなんですが(違うのは男性と中性の2格だけ)、その前に定冠詞derみたく『格変化のはっきりした』規定詞が付けば、形容詞の方の格変化は曖昧になる(②)わけです。で、不定冠詞einみたいにところどころ格変化が落ちてる(男性の1格、中性の1格と4格)ものが付く場合は、そこの部分を補う形で形容詞が変化する(③)んですね。なんつーか、細かいとこまで几帳面過ぎるっつーか、正直しちめんどくさい。と、私も思います(笑)

あと、強変化の男性2格が2通りある(-enと-es)ことについて一応御説明しとくと、2格で-enが付く男性名詞(弱変化の男性名詞)の場合は、形容詞が強変化して-esが付き

  schwarzes Prinzen(2格) シュヴァ'ルツェス プリ'ンツェン 「黒い王子の」

それ以外の男性名詞は2格で名詞自体に-sが付く(強変化)ので、形容詞は弱変化して-enが付く

  schwarzen Fakirs(2格) シュヴァ'ルツェン ファ'ーキァス 「黒い魔術師の」

わけです。まあこれは、-(e)sと-enが入れ違いになってるだけなので、簡単ですね。
てことで、例文。

  Bei einem See war das Haus eines schwarzen Prinzen.
  バイ アイネム ゼ'ー ヴァ'ール ダス ハ'オス アイネス シュヴァ'ルツェン プリ'ンツェン
  「ある湖のそばに一人の黒い王子の家があった」
  (war ヴァ'ール;sein ザ'イン=…は~である の変形)

  Der schwarze Prinz fand ein klines Entchen.
  デァ シュヴァ'ルツェ プリ'ンツ ファ'ント アイン クラ'イネス エ'ントヒェン
  「その黒い王子は、一羽の小さなアヒルの雛を見つけた(拾った)」
  (fand ファ'ント;finden フィ'ンデン=見つける、拾う の変形)

なんだそりゃ(笑)
コメント
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