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「プリンセスチュチュ」ファンページ

14Akt

2005-10-22 21:40:47 | チュチュ感想文
もう一つの印象的なシェエラザード、猫先生の青春の思い出(?)を彩る
「若い王子と王女の物語」。
前からこの曲は、「現在進行形のロマンス」というより「きれいな思い出」
って感じだと思ってたんで、この回想シーンはぴったりだと思いました。
26Akt教会の塔のシーンでも使われてますが、そこでも「若い王子と王女」たる
みゅうととるうを表しているというより、現実を去って思い出になっていく二人を
象徴しているような気がしました。

・・・でも、いくらなんでも舞台で基礎練習をするダンサー(アーティスト)
はいないんじゃないでしょうか。大抵の劇場には練習用の小部屋があるし。


さて1Aktとふたごの14Aktですが、話も細工もずっとエレガント。こなれてるって言うのかな?
卵の章を経て、表現技術がより繊細になり、独特の世界観も熟成されてきた感がありますね。
1Aktとのシンメトリーの面白さも勿論ありますが、それがただ出来事をなぞるだけに終わってません。

でも正直に言えば、冒頭の夢が「みゅうと先輩の夢」だったのが「ふぁきあの夢」(あひるちゃん言)
になってるのが一番象徴的で萌え。その後のあひるちゃんの狼狽ぶりも意味ありげで、オイシイです。

あと、落下王子を助けるため、寮の屋根を斜め走りするあひるちゃんに、
ついコ○ン(未来少年の方)を連想しました・・・(歳がバレる)

それにしても落ちてどうするつもりだったのか、みゅうとの意図がイマイチ掴めません。
おせっかいでお人好しの騎士を嵌めるにしても、自分が死んじゃってはしょうがないんじゃないでしょうか?
(1Aktのドロの台詞からすると、2階からでも落ちたら死ぬみたいだし)
もっと言うと、いてもいなくても変わらない「用済みの騎士」を
なぜいまさら罠に嵌めて追い払う必要があるのか?
ヘタレ騎士でもやっぱり脅威だったのか?(まあ、結果的にはそうですが)
うーん、よく分かりません。