中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

中小企業の借入金の総括をみる!

2017年01月16日 04時54分27秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)304ページ「第 2-5-31 図 金融機関の業態別に見た不良債権比率の推移」をみましたが、今日は305ページ「第 2-5-32 図 地域金融機関の不良債権比率の推移(都道府県別)」をみます。

下図から地域別の不良債権比率の推移を確認すると、リーマン・ショックの経験を経ても不良債権比率は低下傾向にあり、地域別の不良債権比率の推移を見ても、地域差はほとんど見受けられないことが分かります。

ここまでを踏まえ白書は、本節では、企業の借入金に着目し、その増減の動向や、要因について分析を行った。

大企業は海外を含む関係会社への投融資を増やす中で、足下では金融機関借入れを伸ばしている。

他方で、中小企業は内部留保の範囲内での投資を行うにとどまっており、金融機関借入れは横ばいの状況が続いていることが分かった。

また、同一規模企業間を比較しても収益力の差があるため、高収益企業の一部は無借金企業となっていく一方で、低収益企業は借入条件の変更を行うなど資金繰りに窮している企業が少なくはないことも確認した。

また、借入金を増加させる企業と減少させる企業の収益力の差を見ることで、金融機関によるリスク許容度合いも確認した。

そこでは、1990年以降緩やかにリスク許容度合が低下していたが、足下では景気拡大期の影響もあいまって、リスク許容度合が高まりつつある様子が見られた。

企業の収益環境が改善する中で、企業の投資ニーズも高まりつつある。

こうした投資意欲に対し、金融機関も企業の成長性を見極めた上で、積極的に資金供給を行うことが重要である、とあります。

論点がずれますが、年末から報告書と申請書の作成で追われまくっています。
まとめの書き方は、「~について行った。~分かった。~行うことが重要である」と、このような流れで書けば良いと、再確認しちゃいました(笑)!

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不良債権は低下傾向にある!

2017年01月15日 05時44分30秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)303ページ「第 2-5-30 図 地域金融機関の預貸率推移(都道府県別)」をみましたが、今日は304ページ「第 2-5-31 図 金融機関の業態別に見た不良債権比率の推移」をみます。

下図から不良債権比率の推移について見ると、金融システム不安が生じた2000年代初頭に、一時的に不良債権比率が上昇したものの、それ以降は年々低下傾向にあることが分かります。

この結果について白書は、リーマン・ショック等の経済危機が発生した際には、企業の財務状況が一時的に悪化していたが、その際にも金融機関の不良債権比率は大きく上昇しておらず、金融機関の経営は引き続き健全な状態が続いている、とあります。

弊社の債権も総じて健全ですが、たまに中小企業へのコンサルティングフィーが不良債権になることがあります(笑)!

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福島県の預貸率が下がっている

2017年01月14日 05時42分39秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)302ページ「第 2-5-29 図 金融機関の業態別に見た預貸率の推移」をみましたが、今日は303ページ「第 2-5-30 図 地域金融機関の預貸率推移(都道府県別)」をみます。

下図から地域金融機関の預貸率について、2006年度から2014年度の変化を都道府県別に見ていくと、2006年度から2014年度の変化は、九州の一部地域を除けば全体的に預貸率が下がっていることが分かります。

過日、信用保証の残高が福島県が最も高くなっていましたが、今回も福島県だけが唯一青くなっていて、東日本大震災の影響の甚大さを感じさせますね!

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預貸率は大きく下落している!!

2017年01月13日 04時31分26秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)301ページ「第 2-5-28 図 地域別に見た信用保証の動向」をみましたが、今日は302ページ「第 2-5-29 図 金融機関の業態別に見た預貸率の推移」をみます。

下図から、金融機関の業態別に、預貸率の推移を見ると、近年においては、貸出残高は増加傾向にあるが、預金量がそれ以上に増加しているため、預貸率は大きく下落し、特に都市銀行、信用金庫、信用組合の下落率が大きいことが分かります。

この結果について白書は、地方銀行や第二地方銀行では、足下では横ばい状況であるが、都市銀行、信用金庫、信用組合は預金が堅調に推移していることを背景に、足下でも緩やかな下落傾向にある、とあります。

脚注に「預貸率」とは、貸出残高を預金残高で除した比率を表すとあり、金融機関は集めた預金を貸出することで収益を得ており、預貸率が低下すると、資金余剰が発生することになる、とあります。

先日、「子供のお年玉の使い道は?」という報道で、最も多いのが貯金となっていましたが、先行き不安が預金残高を増やしている以上、この解消を図ることを第一に考えないといけないのでしょうね!

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東日本大震災と信用保証残高の関連性

2017年01月12日 04時27分52秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)300ページ「第 2-5-27 図 信用保証利用者の条件変更先企業の推移」をみましたが、今日は301ページ「第 2-5-28 図 地域別に見た信用保証の動向」をみます。

下左図から、地域金融機関の中小企業向け貸出に占める信用保証貸出の割合を見ると、東北地方、特に秋田県や山形県の割合が高くなっていることが分かります。

白書は、2011年から2015年にかけた信用保証残高の増減を見ると、東北地方を除き、信用保証残高は大きく減少していることが分かる、とあります。

次に、上右図について白書は、全体としては信用保証残高や信用保証貸出比率が低下傾向にあるものの、東日本大震災後に、東日本大震災復興緊急保証等の措置がなされた影響により、東北地方を中心として信用保証を利用した借入れのニーズが強かったことが考えられる。

他方で、中国地方、四国地方、九州地方では信用保証貸出の割合が低く、全体的には東高西低の傾向にある、とあります。

首都圏にいると東日本大震災は過去のこととなりつつありますが、こういう現状を見ると、東北地方の中小企業はかなり厳しい経営のままであることが感じ取れますね。

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条件変更をしている企業の割合も減少している!

2017年01月11日 04時54分19秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)300ページ「第 2-5-26 図 信用保証利用企業における新規借入時の信用保証の利用状況」をみましたが、今日は300ページ「第 2-5-27 図 信用保証利用者の条件変更先企業の推移」をみます。

下図から信用保証協会を利用する中小企業のうち、条件変更先の企業数と、信用保証を利用する企業のうち条件変更先の企業の割合を見ると、リーマン・ショック後に条件変更をしている企業は増加し、2012年度には20.2万者となっており、足下では緩やかに減少し、2014年度には18.5万者となっていることが分かります。

また白書は、信用保証利用者のうち、条件変更をしている企業の割合は、2007年度の6.4%から2012年度の13.3%まで同様に上昇しているが、2014年度には13.1%となっており横ばいとなっている、とあります。

条件変更が減少しているというのは良いことなのでしょうが、条件変更を希望している企業にとっては条件が難しくなるということなのでしょうね!!

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信用保証からプロパー借入か??

2017年01月10日 05時01分01秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)299ページ「第 2-5-25 図 信用保証残高と信用保証貸出比率の推移」をみましたが、今日は300ページ「第 2-5-26 図 信用保証利用企業における新規借入時の信用保証の利用状況」をみます。

下図から信用保証制度を利用している中小企業が、当該四半期の新規借入れについて、信用保証を利用した借入れなのか、金融機関のプロパー融資を利用したのか、又はその二つを併用したのかを確認したものです。

これを見ると、1990年代は信用保証と金融機関のプロパー貸出を併用している企業が半数を超えており、信用保証協会と金融機関がリスクをシェアしていたことが分かりますが、その後、1990年代末の金融システム不安、2008年のリーマン・ショック等の危機を経て、信用保証を利用した借入れのみの利用者と信用保証がない借入れの利用者の割合がそれぞれ上昇しており、二極化が進行していることが分かります。

私は資金調達や借入を専門としていないので、この二極分化の背景が分からないのですが、これまで見たとおり、全体的に借入額が減少していることが影響しているのでしょうか?

もう少し読み進んでみましょう!!

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信用保証残高は1990年代半ばの水準まで減少している!

2017年01月09日 05時02分52秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)298ページ「第 2-5-24 図 信用保証利用者の数と割合の推移」をみましたが、今日は299ページ「第 2-5-25 図 信用保証残高と信用保証貸出比率の推移」をみます。

下図から信用保証の残高の推移と、中小企業貸出に占める割合を見ていくと、1990年代末に発生した金融システム不安に対する緊急保証制度の導入もあり、1990年代末には信用保証残高は大きく増加し、信用保証貸出比率も同様に大きく上昇していることが分かります。

その後2000年代に緩やかに低下していますが、リーマン・ショックを契機に再び上昇しています。

また足下では景気拡張局面の影響もあり、信用保証残高は1990年代半ばの水準まで減少し、2014年度末の信用保証残高は27.7兆円となっています。

昨日と同様、信用保証協会の利用が縮小していることを裏付けるデータです。

この結果について、白書のコメントはありませんが、中小企業にとって、今が資金調達のタイミングと読むべきなのでしょうか。

もう少し読んでみましょう!

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信用保証の利用者は減少傾向にある!

2017年01月08日 06時07分06秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)297ページ「第 2-5-23 図 業種別にみた開廃業率の変化(2012 年~2014 年)」をみましたが、今日は298ページ「第 2-5-24 図 信用保証利用者の数と割合の推移」をみます。

下図から、信用保証の利用者の数と、中小企業に占める信用保証利用者の割合を見ると、信用保証利用者の数は1999年まで増加し、ピーク時には222.2万者が利用していたが、以降は緩やかに減少傾向にあり、足下では141.2万者となっていることが分かります。

白書は、中小企業に占める信用保証利用者の割合は、1990年には32.3%であったが、1999年には45.9%まで上昇した。

当社も創業資金の融資の歳に信用保証協会の保証で借りた記憶がありますが、最近は、現場でもほとんど聴かなくなった感じがしたので、この数値には納得ですね。

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構造的な問題を有する業種に求められる抜本的支援とは??

2017年01月07日 06時30分47秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)296ページ「第 2-5-22 図 業種別にみた開廃業率の平均との乖離」をみましたが、今日は297ページ「第 2-5-23 図 業種別にみた開廃業率の変化(2012 年~2014 年)」をみます。

下図から2012年から2014年までの開廃業率の変化率を業種別に見ると、足下の開業率は全業種プラスとなっており、開業が活発化しているが、その変化幅は業種ごとに異なっており、「製造業」、「建設業」、「卸売業,小売業」は開業率の伸び率が相対的に低い状況であり、また、廃業率は、足下の景気拡張局面の影響もあいまって、低下している業種が多数を占めていることが分かります。

この結果について白書は、再生支援協議会に相談されている業種の大半を占める「製造業」、「建設業」、「卸売業,小売業」は、新陳代謝の停滞や市場の縮小等の構造的な問題を有している業種であり、こうした企業が借入条件の変更による暫定的な金融支援を受けるだけでは、自力で経営を改善させることは難しく、抜本的な再生支援が必要ではないだろうか、とあります。

経営コンサルタントして「製造業」、「建設業」、「卸売業,小売業」と接することは非常に多いのですが、白書の通り、自力で経営を改善することは非常に困難に思うことは少なくありません。

そのため、抜本的な再生支援が必要とは思いながらも、その支援技術がないことに情けなくなりますね。。。

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どの業種が停滞しているのか??

2017年01月06日 05時01分45秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

一昨日は中小企業白書(2016年版)295ページ「第 2-5-21 図 再生計画完了案件の金融手法」をみましたが、今日は296ページ「第 2-5-22 図 業種別にみた開廃業率の平均との乖離」をみます。

下図から業種別に開廃業率の平均との乖離を見ていくと、「製造業」、「建設業」の開業率、廃業率の平均は全業種の平均からの乖離が大きく、新陳代謝が停滞していることが分かります。

また、「卸売業,小売業」の廃業率は全業種平均に比べ高いものの、開業率は全業種平均を下回っており、廃業が他の業種に比べて進んでおり、市場が縮小していると推察されるいることが分かります。

難解なデータを可視化させた、非常に分かりやすいグラフです。この結果を踏まえて白書は、変化を捉えようとしています。明日、見ていきます!

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どのような条件を満たすと「債権放棄」になるのだろうか??

2017年01月05日 05時02分12秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)295ページ「第 2-5-20 図 業種別にみた再生支援協議会への相談企業の割合」をみましたが、今日は295ページ「第 2-5-21 図 再生計画完了案件の金融手法」をみます。

下図から、再生計画完了案件の金融手法を見ると、「金融機関による条件変更(リスケジュール)」が94.5%と圧倒的に多く、金融機関による、元金返済猶予や返済期限延長等の条件変更が主な対応策となっていることが分かります。

中小企業の経営者の中には、自分が作った借金ではないのに、その返済に追われて、経営が四苦八苦している方が少なくありません。

どのような条件を満たすと「債権放棄」になるのか、ここを知りたかったですね!

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再生支援協議会への相談企業の割合は??

2017年01月04日 04時57分03秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)294ページ「第 2-5-19 図 再生支援協議会への相談企業数と再生計画策定完了件数の推移」をみましたが、今日は295ページ「第 2-5-20 図 業種別にみた再生支援協議会への相談企業の割合」をみます。

下図から、業種別に再生支援協議会への相談企業の割合を見ると、「製造業」、「卸売業,小売業」、「建設業」の合計が72.3%となっていることが分かります。

白書は、また、我が国の産業大分類別に見た企業の割合と比較すると、製造業の割合が非常に高いことが分かる、とあります。

この相談企業の割合が産業大分類別となぜ違うのかここが分からないので、先に進めないのですが、グラフの注書きに「相談企業の割合は、2015年度第2四半期までの累積値。」とあります。

製造業は相談する企業数は少ないが、相談する回数が多いということなのでしょうか??本来同じになるはずなのですが・・・。

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再生支援協議会へ相談したことがありますか??

2017年01月03日 05時34分29秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)293ページ「第 2-5-18 図 民間金融機関の貸付条件の変更等状況の推移」をみましたが、今日は294ページ「第 2-5-19 図 再生支援協議会への相談企業数と再生計画策定完了件数の推移」をみます。

下図から、再生支援協議会への相談企業数と再生計画策定件数の推移を見ると、設立された当初から毎年3,000件程度の相談件数があったが、2010年度、2011年度は2,000件を切り減少傾向にあったものの、2012年度に急増し、2014年度は3,421の企業が相談していることが分かります。

また、再生計画策定件数についても、2012年度に急増し、2014年度には2,484件の再生計画が策定されています。

この結果について白書は、金融円滑化法の出口戦略が策定され、年間3,000件の計画策定支援の目標の設定が行われるとともに、再生計画の策定支援を迅速かつ簡易に行う方法が確立されたことが主な要因となっている、とあります。

出口戦略について白書は、 中小企業金融円滑化法の最終延長を踏まえた中小企業の経営支援のための施策パッケージ(2012 年 4 月)。中小企業金融円滑化法の最終延長を踏まえ、中小企業の経営改善・事業再生の促進等を図るため、①金融機関によるコンサルティング機能の一層の発揮②企業再生支援機構及び中小企業再生支援協議会の機能及び連携の強化③その他経営改善・事業再生支援の環境整備の三つの取組を強力に進め、関係省庁・関係機関と連携し、早急にその具体化を図ることが打ち出された、と脚注にあります。

これまで私がコンサルした企業の中で、再生支援を受けたいと感じた企業がいくつかありますが、金融機関に相談しても我々が期待するような方向にはならなかったので、今回の白書の内容は、よく理解できません。これは私の理解不足がありそうなので、もう少し読み進んでみましょう!

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金融機関への条件変更を行っている中小企業は多い!

2017年01月02日 05時02分25秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

一昨日は中小企業白書(2016年版)292ページ「第 2-5-17 図 無借金の中小企業の業種構成と中小企業全体の業種構成の比較」をみましたが、今日は293ページ「第 2-5-18 図 民間金融機関の貸付条件の変更等状況の推移」をみます。

下図から、金融庁が公表している、民間金融機関の貸付条件変更等の状況の推移を見ると、中小企業から金融機関への条件変更の申込件数はリーマン・ショックが発生した2009年下期以降増加し、2010年度の下期には、70万件にまで増加していることが分かります。

この結果について白書は、足下では景気上昇の影響もあり、申込件数は減少し、2014年下期は50万件強となっている。

また、申込みに対する実行割合を見ると、金融円滑化法の効果もあり、9割以上が申込みに対応しており、金融円滑化法が終了した2013年度以降も95%を超える高い水準が続いている、とあります。

これは、中小企業が金融機関に借入条件の変更に係る申込みを実施した数や、その申込みに応じ、金融機関が貸付条件を変更した数の推移を示したものとありますが、条件変更というと、非常に大変なことという感覚があったのですが、ここまで多いというのは驚きですね!

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