中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

預貸率は大きく下落している!!

2017年01月13日 04時31分26秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)301ページ「第 2-5-28 図 地域別に見た信用保証の動向」をみましたが、今日は302ページ「第 2-5-29 図 金融機関の業態別に見た預貸率の推移」をみます。

下図から、金融機関の業態別に、預貸率の推移を見ると、近年においては、貸出残高は増加傾向にあるが、預金量がそれ以上に増加しているため、預貸率は大きく下落し、特に都市銀行、信用金庫、信用組合の下落率が大きいことが分かります。

この結果について白書は、地方銀行や第二地方銀行では、足下では横ばい状況であるが、都市銀行、信用金庫、信用組合は預金が堅調に推移していることを背景に、足下でも緩やかな下落傾向にある、とあります。

脚注に「預貸率」とは、貸出残高を預金残高で除した比率を表すとあり、金融機関は集めた預金を貸出することで収益を得ており、預貸率が低下すると、資金余剰が発生することになる、とあります。

先日、「子供のお年玉の使い道は?」という報道で、最も多いのが貯金となっていましたが、先行き不安が預金残高を増やしている以上、この解消を図ることを第一に考えないといけないのでしょうね!

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