中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

取引先数と融資残高で銀行の違いをみる!

2017年01月26日 05時02分31秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)313ページ「第 2-5-41 図 メインバンクの業態別にみたメインバンクの管理職との面識」をみましたが、今日は314ページ「第 2-5-43 図 金融機関の業態別に見た店舗数等」をみます。

下図について白書は、金融機関の数は信用金庫が267で最も多くなっているが、国内店舗数、職員数は地方銀行がそれぞれ7,491店舗、130,818人と最も多くなっている。

中小企業向け貸出における渉外担当者一人当たりの取引先数、一人当たりの融資残高を見ると、金融機関の規模が小さくなるにつれ、取引先数が増加する一方で、融資残高は減少する傾向にある。

ただし、政府系金融機関については、取引先数、融資残高共に突出して高くなっている。

これは、民間金融機関においては預金業務や投資信託・保険商品の取扱い等の融資業務以外の業務が多分にあるためである一方で、政府系金融機関では融資業務に特化していることや、融資業務の比率が高いことが要因として考えられる、とあります。

都市銀行の一人当たりの取引先数と融資残高を見ると、中小零細企業への対応が冷たくなる理由が分かりますね!

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