リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

長~い、ミミズ

2017年09月29日 | 山が好き!

林道を歩いていると長~いミミズが歩いていました。別に大雨が降った訳でもないのにこのミミズ君は何をやっていたんでしょう?普通ミミズと言うと土の中にいる印象ですから余程何かあったのかな?

ミミズは種類にもよりますが基本雌雄同体です。ただこれも種類によりますが単為生殖は出来ないので交接をします。また切れてもそこから再生してくると思ってる人が多いですが、これも種類によるし、出来るとしても頭の方は再生するけどお尻の方はダメです。体には鍵爪状の剛毛が生えていて、これで進む事が出来るんです。眼は無いように見えますが、光を感じる器官が沢山あります。

ミミズって見た目から物凄く原始的な生き物の様な気がしますが、環形動物門(ゴカイ等)の中では進化してる方で、色々複雑になる事より単純化する方向に進化した結果が今姿なんですね。先ほど書いた雨が降った訳でもないのに・・・、と書いたのはミミズは皮膚呼吸しているので雨が降って土中が濡れて来ると呼吸が出来なくなり苦しくて地面に出て来ます。

食べ物はご存知土です。土を食べて土の中の彼らにとっては栄養を食べて、人間や植物にとっては良い物を糞として出してくれます。特に凄いのは、この子達はセルロース分解出来る事です。セルロース=食物繊維ですが、オイラ達人間もお腹に良いとかで食物繊維を取りますが分解は出来ていません。セルロースを分解できる有名な生き物は白アリです。セルロースを分解できると燃料にもなるし、白アリは最終的に糖質に変えてエネルギーとしてます。今後の地球は間違いなく食糧不足になると言われているので、人間が出来るようになれば食べ物に困らなくて良いんですけどね(笑)。

ミミズ由来のセルロース分解酵素を研究する事によってバイオエタノールの研究が既に行われているし、食料や薬などにもなるし有用生物なのは間違いなし! 実はオイラの家は非常に問題のある土壌だったんですが、自力で掘り返し問題物を除去したり、昔ながらの方法として落ち葉や公園で刈り取った芝生、打ち上げられた海草を敷き詰めて5~6年、最近ではかなりミミズなどが増えて来ました。同時にカタツムリやムカデなど厄介な生き物もいますが土としては良い環境ですよ。

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ゴバンノアシ

2017年09月27日 | 何でも

八重山が北限と言われるゴバンノアシ(サガリバナ科、絶滅危惧種IA)です。以前は数か所にあったんですが、今オイラが知ってるのはこの場所だけです。数年前の巨大台風でもう一カ所のは折れてしまい、そなまま息絶えてしまいました。この子もかなりダメージを受けたんですが近年元気を取り戻し、こんなに葉が茂ってるのはいつ以来だろうか?

サガリバナ科なのでサガリバナそっくりな花を付けます。非常にキレイですね。名前の由来は実が碁盤や将棋盤の脚の部分に良く似てるんでそう付けられました。実は海を使ってバラ撒く海流散布です。石垣島でも海岸を歩いていると良く流れ着いています。何度かトライして芽が出ないかやって見ましたが上手く行きません。ニッパヤシもそうですが、芽が出ても途中でダメになる事が多いです。でもめげずに絶滅危惧種だからどんどん増やさないとね。

でっかい葉っぱでしょ! そのうち花を付けたらまた紹介しますね。

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イワサキカレハ(ヤマンギ)がまだ

2017年09月25日 | 生き物

ご存知、ヤマンギ(イワサキカレハ、カレハガ科)ですが、今回は枝をどかそうと思って握ったら「ふにゃ」。 キモッと思って見たらヤマンギです。思いっきり握ってしまいました。しかしこの子は怒る訳でもなく、オイラの方も指は痒くならず、握り方が良かったのか?毒針は刺さらなかったようです。

11月位になると成虫になって毒が無くなると言う事ですが、早くその季節にならないと安心して山歩きも出来ません。ただ最近は山じゃなくても物凄く身近な、公園とか山中を走る道路沿いとかでも見るようになり、どうしてこんなに増えたんだろうと思います。去年石垣にまともに台風が来なかったから?温暖化のせい?台風がまともに来ないと昆虫も果物なども大量になるから、やはりそのせいだな。

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何時ものカンムリ君

2017年09月22日 | 生き物

台風の後しばらく行ってなかったんですが、今日山方面のウォーキングコースに行ってみたらいました、カンムリ君が。昨日は見かけなかったので心配してたんですが、無事台風をのり切ったようで安心しました。

まだ幼鳥の白い毛が残る頃から見てるので寿命を全うするまで元気でいて欲しいものです。画像で見ても随分大人の貫禄が出て来て、次は結婚、子孫繁栄と頑張って欲しい物です。出来れば子供や孫の姿も見れれば良いんですが。

カンムリワシじゃないけど、今日はオオコウモリの交尾が盛んだったようで山の中アチコチで声がして、キーキーとかチンパンジーの様なウホッウホッ、犬の様にオンオンと言う声もして新たな発見でした。

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オオケマイマイが高い位置に

2017年09月20日 | 生き物

平べったい巻貝の縁に毛が沢山生えてるクロイワオオケマイマイ(オナジマイマイ科)、これ自体石垣の自然の中にいれば比較的出会い易い生き物ですが、胸ぐらいの高さに付いてるのを始めて見ました。だからどうって訳では無いんですが、オイラ的にはちょっと嬉しかったんです。

何でかって言うとカタツムリなどに毛が生える理由・役目はまだハッキリとは分かってないんですが、比較的水気が多い場所にいる種に多く、土や砂が殻に付かないようにする為ではないか、と言われてるんですね。水気の多い場所って当然地面に近い場所ですから今まで見かけたのは下の方ばかりだったのでチョッと珍しいなぁと思って嬉しかった訳です。もちろん滝の側とかじゃありません、ただの森の中で見つけました。

ちなみにこの毛は殻皮の一部が変化して毛状になった物だそうです。殻皮っていうのは殻が溶けないように保護する為の物(キチン質→クチクラ→グルコサミン)で、例えばタニシとかシジミの黒い色はその殻皮の色で、殻皮が無いと石灰質の殻がドンドン溶けて行っちゃう訳ですね。

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石垣島の戦争遺跡

2017年09月18日 | 文化・歴史好き!

石垣島の市街地からすぐの場所にも戦時中の痕跡が沢山残っています、それが沖縄県の現実です。今回の画像はその戦時中におそらく新川地区の人達が避難したであろう山麓で見つかった機関銃のカートリッジ(薬莢)です。

避難場所だった所で機関銃、それもベルト給弾の部品の跡が残っているので航空機用の機銃の弾かも知れませんが、弾薬庫でもあったのかな?それにしては当時の飛行場からは離れていますが・・・。ヘッドスタンプ(底部)には1、2、3、4と書いてあるような気がしますが、細かい事は良く分かりません。 

沖縄本島程ではありませんが、戦後70年以上たっても当時の痕跡が色濃く残っている石垣島。戦時中の体験教育も修学旅行などで来た学生さん達相手に(個人の方にも)案内しています。その地域の文化や歴史も案内するのがエコツアーなんです。

 

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長~い、サキシマカナヘビ

2017年09月15日 | 生き物

サキシマカナヘビ(カナヘビ科、絶滅危惧種)、久し振りの登場です。ライムグリーンの体色と物凄く長い尾が恰好良いですね。カワサキ派のオイラにはたまらない色です。今まで良く出会ってたのは手足をグテ~と投げ出し完全リラックスモードでしたが、今回のは珍しく神経質で画像も2枚しか撮らせてくれませんでした。

尻尾の先が切れちゃいましたが、全長30センチくらいだったからもう大人でしょう。カナヘビの中で最大種と言う事ですがスリムなので長いとは感じますがデカいとは思いません。カナヘビの仲間(トカゲも)は日本中でドンドン数を減らしています。オイラが子供の頃はどこにでもいたんですがこの子達の住める環境が物凄いスピードで減っているからです。ただし沖縄の個体は物凄い数が乱獲され売られてるのが一番の原因です。ミヤコカナヘビは販売禁止になりましたし、サキシマカナヘビも石垣市や竹富町の保全種に指定されています。日本のカナヘビやトカゲは全て絶滅危惧種や保全種、天然記念物等に指定されています!

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何時ものカンムリ君

2017年09月15日 | 生き物

台風の後しばらく行ってなかったんですが、今日山方面のウォーキングコースに行ってみたらいました、カンムリ君が。昨日は見かけなかったので心配してたんですが、無事台風をのり切ったようで安心しました。

まだ幼鳥の白い毛が残る頃から見てるので寿命を全うするまで元気でいて欲しいものです。画像で見ても随分大人の貫禄が出て来て、次は結婚、子孫繁栄と頑張って欲しい物です。出来れば子供や孫の姿も見れれば良いんですが。

カンムリワシじゃないけど、今日はオオコウモリの交尾が盛んだったようで山の中アチコチで声がして、キーキーとかチンパンジーの様なウホッウホッ、犬の様にオンオンと言う声もして新たな発見でした。

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オヤケアカハチゆかりの地巡り

2017年09月13日 | 文化・歴史好き!

今から500年ほど前、まだ沖縄県が琉球王国と言われていた時代、石垣島に現代の大浜平得を牛自切っていた豪族・オヤケアカハチと言う人がいました。アカハチと仲間のホンガワラは石垣島民をまきこんで琉球政府に4年ほど年貢を納めない等の反抗していました。さらに石垣島を統一し琉球王国にクーデターを企てていたアカハチらは、他の地域(四ヶ字や川平、他の島の物まで)の数人の豪族や首長に「お前らも一緒に琉球政府に反抗しよう、仲間に慣れ」と呼びかましたが、結局全員に断られナータフーズ以外を殺してしまうと言う一線を越えてしまいました。これを聞きつけた琉球政府は以前からアカハチを疎ましく思っていたのと同時に石垣島を統一し完全に琉球王国の傘下に収めるチャンス!と言う事で「今助け行くよ、アカハチを成敗しよう」と言う建前のもと、西暦1500年の2月に軍船に乗り石垣島に向かいました。まさに石垣戦国時代です。

これがまぁ石垣島などで良く出て来るオヤケアカハチの大まかなお話(事実)なんですが、この「オヤケアカハチゆかりの地巡り」をして欲しいと言う依頼を受けツアーとして回って来たのでおいおい紹介して行こうと思います。なお掲載するのは順不同です。と言う事で今回はアカハチではなく、このお話のキーマン・ナータフーズ長田大翁主)」の「長田家のお墓」から紹介します。

街からバンナ公園に行く途中、バンナ岳の麓の松林の中にあるんですが、分かり辛い場所で島民でも知っている人はあんまりいないんじゃないでしょうか。ただ目の前に行って見るとそのデカさに圧倒されます。これだけデカい墓と言う事はそれだけ長田家が権力者だったと言う事でしょう。元々が現在の四ケ字(新川、登野城、石垣、大川)を治めていた長者でしたが、アカハチに対して琉球政府を裏切らなかったり、妹のマイツバ(真乙姥)が王国軍に貢献したなどで当時の中山王府(尚真王)よりコミオオシュリウフ(古見大首里大屋子)に任命、後に石垣島の頭職(石垣島を治める人)になるような家のお墓ですからそりゃぁデカいでしょう。ただナータフーズ自身がこのお墓に眠っていると言う事は証明されていません。1517年に62歳で死去。

 ナータフーズはアカハチと同じ波照間島出身でアカハチの幼馴染。波照間にはナータフーズ生誕の地とアカハチ生誕の地があるが、アカハチの方は確証はありません。

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トサカメオトラン

2017年09月11日 | 山が好き!

なぜか逆さまにぐねって曲がって咲くトサカメオトラン(ラン科、絶滅危惧種)です。 かなり少ないランなんですが、理由としては先に書いたように逆さまに咲くと言う珍しさと、結構目立つ場所で、所構わず育つので盗掘にあいやすいと言う事です。ただ所構わずと言う事は強いランなので増やし易いと言う事かも知れませんから、既にお持ちの方はどんどん増やして下さい。花も沢山つけるので期待してます。ただし新たに盗るのはダメですよ!石垣島でも保全種に指定されてます。

オイラ本当におバカで、ぐにゃっと曲がって咲くのが特徴なのに花のUPばかり撮って引きで撮るのを忘れていました。山の中で偶然会ったのでもう行く事も多分出来ないと思います。あ~、バカ! ちなみに受粉すると真っ直ぐ立ち上がります。

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