リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

石垣島発

2108年05月01日 | 何でも

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☆週刊誌やスポーツ新聞を中心に事件、芸能、スポーツ等を撮影していた元報道カメラマンです。2001年、石垣島に移住してからはネイチャー写真を中心に、ガイドや撮影協力、自然調査などを生業としています。時にはジャーナリストとして今の石垣島の厳しい現実もお見せします。

ツアーに参加したくなった方はリフトアップ・石垣島エコツアーHp からどうぞ!

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☆結構、追記・訂正をしているので再読すると違う事書いてあるかも(笑)。


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コメント (4)
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マヤプシキ、3段階

2024年08月11日 | 何でも

石垣島のマングローブ植物の中でマヤプシキ(標準和名ハマザクロ、ハマザクロ科、絶滅危惧種)というのがあります。八重山が北限の植物で、オイラが最後に確認した記憶では石垣島には多分4本あります。1本はこの画像のですが、残りの3本は何年も確認していなくて、仲間内でも「見に行かないといけないね」と話しています。そういう意味では石垣島のマヤプシキはIランク、「絶滅の危機に瀕している種」です。

見た目はサガリバナやフトモモみたいな花ですね。マヤプシキもフトモモ目だからに似てるのかな。下のはこれから咲きます状態。この時11月後半くらいでしたが、まだまだ蕾があるかと思えば実も見られました。インドネシアでは花の小ピークが3月くらいにもあるそうですが、石垣島のはどうだったかな?

実の形がマヤー(ネコ)のプシキ(ヘソ、尻尾、ヒルギ等)に見える?からマヤプシキと言われています(諸説あり)。子猫のお腹って見るとこんな感じですよね。だからオイラはヘソ派です(笑)。

この中に約300個くらいの種子が入っていて落ちて割けて散らばる、といった感じです。この場所では毎年のように健全にそれが繰り返されているのに、ぜんぜん新たな実生が見られません。オイラ自身ももっと条件が良さそうな所に置いて来た事がありますが、まったく育ってません。ニッパヤシの漂着種子も何個も条件が良さそうな所に置いたり植えたりしましたが、石垣島の自然界ではぜんぜん育ちません。ですが知り合いのガーデンではニッパヤシが育っているそうです。何で?!

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沢沿いトレッキング

2024年08月06日 | 山が好き!

ブログ書かなきゃぁ、と思いながら7月は1つも書いてなかった事に自分で驚きました。怠けすぎ! なので早速先日のお客様と行った時に撮影した画像を載せます。

石垣島は琉球列島の中でも高島(高い山が無い島は低島)で、山があって昔からの生活道が今でも山の中にそこそこ残っています(消えつつある、慣れてないと見えない)。代表的なのがクイツ(越道)ですが、沢沿いなんかはほぼあると言って良いでしょう。今回歩いたのもそんな中の一つです。

八重山では山でも海でも自然と遊ぶ時は長靴が基本なんですが、沢沿いを歩く時、都合良くずっと片側だけで行ける訳ではありません。場合によっては何度も川を渡ります。内地でもそうですが、山歩きや沢歩きを経験した事がない人がこういう場所に行くと、間違いなく道を見失います。そうでなくとも今年も石垣島、相変わらず遭難事故が既に何件か起きてます。内訳は観光客と島に来てまだ間もない移住者です。

さて難しい話はここまで、最初の画像ですがアイフィンガーガエル(アオガエル科)のオタマです。始めに言っておくと今回の画像、全てスマホのカメラです。アイフィンガーのようなウロの中の撮影をする時、上からカメラを構えると当然陰になります。普通のカメラならレンズとLEDライトを一緒に持ってとか、リングライトとか付けて、さらに脚立に乗ったりしながら撮影しないと光が上手く回らないなど、なかなか厳しい条件があったりします。ですがスマホならLEDライトとレンズの位置が近く、レンズが小さいのでその部分だけ穴に合わせ後は画面でピントさえ合わせればOK!。レンズが小さいのでピントも深く、今回はオタマの眼が光って格好良いです (笑)。

同じくスマホで撮影している、お客様のM先生。

先に進むとオレンジ色の丸っこいカニがいました。オカガニの放幼生の観察会をやって間もないので頭がオカガニって思ったんですが、よくよく見たらサワガニ最大種のヤエヤマヤマガニ(サワガニ科)です。このくらい間違うなよって話ですが、一応言い訳すると石垣島に住むオカガニ科の中でもオカガニは結構山奥までいたりします。

サワガニは幼生を海にまで放ちに行く事をやめたカニで、その代わりに大卵少産型と言われ、幼生時代を過ごさず始めから親と同じカニの形をして生まれてきます。そのぶん捕食される確率が低くなると言う訳です。ヨシノボリなど魚の仲間にも同じように大卵型がいて、他に中卵、小卵とか細分化されています。

こんな事をやっているとキリがないんですが、面白くて仕方がありません。

 

#リフトアップ石垣島 #沢歩き #沖縄のカニ #撮影

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ヒメアマ、お子さん集まってました。

2024年06月30日 | 生き物

いつも、「ふわ~ふわ~」と漂ってるヒメアマガエルのおたまが、凄い集まっていました。

もしかしたら、水に浸っていた葉っぱを食べに来ていたんでしょうか? 実はオタマジャクシ、草食だと思われがちですが、基本的になんでも食べます。水に落ちた昆虫や死んだお仲間も・・・、

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ダンゴムシさん、分解中

2024年06月12日 | 生き物

実家に帰省中、駐車場の落ち葉を掃除してたら、葉っぱの下でダンゴムシくん達が集合住宅件、お食事処になっていました。

チョッと時間はかかるけど、こうやって自然に帰って行くんですね。

 

#リフトアップ石垣島

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島の持続的発展を条約・法律から考えよう!

2024年05月31日 | 石垣島の問題

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まだ知らない石垣島2

2024年05月16日 | 地質好き
海岸段丘に沿って調査中、突然出て来た石灰岩の谷。かなり深くて(落差10m位)、「大丈夫かな?」と思いながらも崖下まで降りて行くと、そこは未知のジャングルでした。
 
 
この崖の上から降りて来たわけですが、こうやって見ると結構な高さですね。上の標高が約30mだったので、おそらく数十万年前の海の中で出来た石灰岩で、その頃からここは山からの水が流れ込んでいたんじゃないかと思います。地面を見ると全然植物が生えていない細かい砂が積もった所もあり、今でも雨が降ると水が流れているんだろうなと思います。
草を掻き分け上流側に進んで行くと、何やら穴のような物が見えます。そこに向かってゴツゴツした岩の間を無理やり進んで近付くと、やっぱり! 開口高さ1m位の穴が口を開いていました。

 
画像では大して奥行きがあるようには見えません、実際目の前まで近付いて見てもそう思いました。ですが中に入って見ると中にはそれなりに空間があり、向かって右側は天井2~3m位の小部屋が。左側は最初は暗くて良く見えなかったんですが、目が慣れてくると・・・、
 
 
ご覧の大空間が広がっていました! おそらく洞窟内の空間はこの場所が海水中にあった時に出来た物ではなく、陸に上がってから淡水で溶け出来たものでしょう。もうチョッと詳しく色々撮影したかったんですが、この時は三脚を持って行かなかったので止めておきました。この画像も岩肌に手を押し付け固定し、何とか撮影したものです。最新の手振れ補正なんて無いカメラとレンズですから、これだって頑張ったんですよ(笑)。
 
 
洞窟の中から外を見た様子。
「どこの国?!」、って言うくらいのジャングル感でしょ。
さすが亜熱帯・石垣島!
 
 
洞窟の側は苔生した岩が沢山あります。天から降り注いだ雨水が石灰岩の中に蓄えられ、その水分でこの子達は生きているのです。
 
今回はここまで。
そのうち、もうチョッとジックリ時間を掛けて他にも何か面白い物が無いか? 
洞窟の奥はどうなっているのか?、調査して見たいと思います。
 
 
#リフトアップ石垣島 #海岸段丘 #亜熱帯 #石灰岩 #ジャングル 
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まだ知らない石垣島1

2024年04月05日 | 何でも

石垣島に住んで20年以上になりますが自然に身をゆだね入り込んでくと、未だ地形図や空撮画像では読み取れないとんでもない場所や素晴らしい光景に出くわす事があります。その昔、石垣島の標高約120mより低地では一度は海中に沈み、今は土があって樹々が生えた森や山になっていても、全てではないですがその地面の下には当時のサンゴなどが作りあげた琉球石灰岩が残っていたりします。画像の場所も一見緩やかな牧草地ですが、こんな平坦に見える場所でも長い年月の末形成された自然は複雑で、特に石灰岩は雨や地下水で溶けるので複雑な地形になっている事があり、なかには木や草で隠れ見えない穴が「ポッカリ」口を開けている事だってあるんです。

ここではありませんが「あの森に入った後、帰って来ない」、という言い伝えがある場所が島の北東部にあります。オイラもだいぶ前に行った事がありますが、行く前からその伝説は聞いていたので、慎重にビクビクしながら進入しました。目を凝らし良く見ると、まず気付いたのが枯葉の下から除くその地面は石灰岩でした。奥に行くにしたがい小さい穴や陥没が所々にあり、もし地面の下に大きな空間(洞窟)があり、薄い天井ギリギリで保っていたとしたら、踏みつけた瞬間簡単に割れ陥落するでしょう。一人で来ていてケガなどで上がれなくなればもう終わりです。昔はもちろん携帯電話なんてないし、そもそも穴の中で携帯が通じるのか。叫んだところで余程運が良くなければ人が来るような場所でもないし。「帰って来ない森」という言い伝えが残ったのも、過去にそういう事故があったのかも知れません。
余談ですがオイラはこの森でネコの頭骨を見つけた事があります。もしかしたらかつて石垣島にもいたヤマネコ?と思ったんですがそのまま置いて来てしまいました。持って帰れば良かった!

話を戻します。この時も海岸段丘に沿って歩いていると突然の崖が! ガンガン歩いていたところに突然出て来たので危うく落ちるところでした。

覗き込んで見ると高低差10m位はあるでしょうか。水が流れているのか目を凝らして見たんですが分かりません。考えていても仕方ないので降りる方法を考えます。まずこの場所からだとロープを使って降りるしかないな。けど、この時は持って来てないので出直して来るのも面倒臭いし。どこか勾配が緩やかな場所を探すしかない!

崖に沿って下流側に歩いてくと、意外と簡単にありました(笑)。何とか底まで降り、目に跳び込んで来たのは、、、!

谷底から見たその光景は未知のジャングルに入り込んだようです!

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偶然見つけて、偶然出くわしました。

2024年02月21日 | 写真好き!

以前帰省した時に実家から自転車で行ける範囲にいくつかの遺跡がある事が分かりました。今回はその内の一つ「中塚貝塚」に行く事にしました。向かう途中にある埋蔵センターで詳しい情報を得て、親切に地図をコピーして頂き、さぁいよいよ出発です。ところで、縄文時代の貝塚という事は当然縄文海進の頃に陸地だった場所なので、地形的にある程度高い場所にあります。必然的にオイラは坂道をママチャリで「うんしょ、うんしょ(一応内装三段)」と上って行く事を強いられます(>_<)。
2月の内地というのに汗だくになりながら坂道を漕いでいると、途中で何やら石碑が。「茨城百景・大利根の展望」と書いてあります。どうしようか迷ったんですが行きたいのを我慢して「まずは貝塚だ!」と思い、再び一応内装三段で(笑)「うんしょ、うんしょ」と坂道を漕ぎ続けます。

それが功を奏したのか、帰路の途中でさっきの「茨城百景・大利根の展望」へ続く階段(坂東富士見坂)を上がって行くと「何て事でしょう」、今回の光景に出くわす事が出来たのです。

最初階段を上がって散策して見ると、この場所が面足(おもたる)神社(小文間大六天)の境内だという事が分かりました。しばらくウロウロして鳥居などがある場所から少し歩くとこの場所があります。実は最初に出会ったのはこの光景ではなく下の光景でした。「面白いなぁ」と何枚も撮り続け「こんなもんで良いか」と思って振り返った瞬間「おお~!」と、上の光景が飛び込んで来た訳です。

いずれもスマホとデジ一と両方で撮影したんですが、スマホの方が良い感じで撮れていました。良くある(笑)。こっちも面白画でしょ。この奥にはさらに何方向かに道(市民いこいの森 遊歩道)が続いていていて、行って見たかったんですが初めての場所でこの時間に山中を歩くのは無謀だと思ったので止めておきました。これを書くのに色々調べていると今回の目的地「中塚貝塚」の手前に「西方貝塚」というのもあるのが分かりました(埋蔵センターで教えてくれなかったぞ)。竪穴式住居跡もあったようです。次回帰省した時はその西方貝塚と神社の奥に続く遊歩道を散策して見たいと思います。

あれ?、中塚貝塚はどうなった? はい、近い内にUPします。

 

#中塚貝塚 #西方貝塚 #縄文 #面足神社(小文間大六天) #遺跡 #リフトアップ

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2024 冬のカエル観察会の様子

2024年01月24日 | 夜が好き!

今回は毎年冬になると行う冬のカエル観察会の当日の様子です。いつもは年末に行っていたんですが年末だと参加者が集まらない、忙しい、と言う事で今回は年明けに行ったんですが、結局今回もいつものようにそれなりに参加者が集まりました(笑)。

観察場所は冬の夜の山中の沢。昼間は岩の間などに身を潜め暗くならないと出て来ないので夜の山に行かないと見れないんです。また国立公園、国名勝(文化財)、石垣市保護地区という幾重にも守られた場所に棲み、まぁ要するに採取したらダメな奴です。石垣島と西表島のみに生息する固有種で、絶滅危惧種、石垣市の保全種にも指定されているカエル、コガタハナサキガエル(アカガエル科)です。

夕方から集合し、沢の歩き方やハブなどの注意事項を説明し出発。登り始めると早速色んなカエルや昆虫の鳴き声が聞こえて来ます。地面にスベザトウムシが歩いているので、しばらく雨の心配はないかな? ただいつもに比べると寒くない。 下見に行った時も例年ならもう卵塊が見られる頃だったんですがありませんでした。実は昨シーズンも数回通ったんですが結局オイラは卵塊を一度も見る事が出来ませんでした。

昼間の下見の時に撮影したコガタハナサキ。岩の隙間の奥の方に隠れているので、なかなか見つける事が出来ません。↑こんな感じ。

心配をよそに生息ポイントに入ってしばらく行くと、直ぐにコガタ君達に会う事が出来ました。 最終的に参加者全員に見て頂けて皆さんとても喜んでます。気持ち悪いと思っていた女性も夜の真ん丸黒目の状態を見て「こんなに可愛かったんだ!」と言って一生懸命写真を撮っていました。

カエルがいる所には当然それをエサにしようとする捕食者もいます。ですから毎回しつこく言いますが、夜のカエル等の撮影の時はいきなり近付かずに、まずはハブなど危険な生き物がいないか回りを良く見てから少しずつ近付いて下さい。 移動中もうかつに手を付いたりせず、足元も長靴で行く事をお勧めします。

カエルは水場にいるもんだと思ってる方が多いですがそれは大間違いで、恋の季節や産卵の時は水場にいますが、そうでない時は意外と離れた場所にいて、コガタなら普通に土の上にいたり葉の上で生活しています。もちろん昼間は隠れていますよ。

観察会の時に見た他の生き物を紹介します。
一色隆三先生の名前が付いたイッシキマイマイ(ニッポンマイマイ(ナンバンマイマイ)科)。イッシキマイマイはイワサキセダカヘビとの攻防など、知らべて見るととても面白いです!

石垣島のアワアワ卵塊を作る、ヤエヤマアオガエル(アオガエル科)。「コロロ~コロロ~」と、とても可愛い声で鳴きます。

たぶんクロヨシノボリだと思うんですが、夜は模様も色も殆どないのでオイラの知識では分かり辛いです。

最後は本来いてはいけない、特定外来種のオオヒキガエル(ヒキガエル科、メス)です。20年以上住む石垣島で見たオオヒキガエルの中で過去最大種でした。オイラは仕事で特定外来調査をやっているので捕獲(生きたまま移動)させても良いんですが、この時は入れる物を何も持っていなかったので捕獲しませんでした。これだけの大きさ、在来種が数多く食べられているはずです。次回からは必ず持って行くようにしたいと思います。ただ外来種も人間による犠牲者だと言う事を忘れないで下さい。

結局2年続けて観察会で卵塊を見る事が出来ませんでした。このまま済ます訳にはいかないので、今シーズはしつこく通って見ようと思います。他にも色々見ましたが、画像が無いので今回はこれくらいで。今回紹介した生き物はオイラのこのブログにも載せているので、もうチョッと知りたいと思った方は良かったら検索して見て下さい。

 

#夜の山 #撮影ツアー #イッシキマイマイ #クロヨシノボリ #ヤエヤマアオガエル #サキシマハブ 

#コガタハナサキ

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