リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

寒いので泳がなくても良い沢に行って来ました

2009年03月30日 | 山が好き!

毎年寒い間は石垣島に滞在していると言うSさんご夫婦、今日は奥様だけ、「沢に行きたい!」、と言うので色々考えたんですが、どうも泳がないと進めないような沢だと寒すぎるので、今回は足下だけ濡れればすむ様な所に行きました。

さ~て、ここからが本番です。この滝を登って行かなければなりません。人が写ってないので高さが分り辛くてすみません。3階建位の高さがあります。この手のコースは通常、裏メニューでリピータさんとか、実力が分っている人しかお連れ出来ないのですが、Sさんはこれまでに山にも一緒に登ってるし、内地で沢も経験済み、島中の殆どの山にも登っているとの事なので多分オイラより達者でしょう、と言う事で行って見ました。 だけど最低限、沢靴とヘルメットはかぶって貰ってのご案内です。

途中にはご覧の超巨大!ギランイヌビアやアカギの爺さんもいて、巨木が多いのもこの沢の特徴です。ただ残念な事にこのイヌビアの板根にはおバカな人が釘か何かで傷を付けて落書きをしてあります。他にも残念な事が沢山ある沢です(>_<)。 またいつかご報告しますね。

水の中にずっと足をつけて置くと、さすがに全身濡れなくても体が冷えてくると思っていたので、今回はガスストーブを持って来ました。 もう買ってから25年以上たつEPIの初期のBPモデルです。 さぁ、ティーブレイクで体を暖めましょう!

さぁーて、飲み終わったら挑戦だ!登れるかな~、止めとこうかな~。 写真が下手なせいでこれも低く見えますが、実際は2階建ての屋根の高さ位あります。これを登ってさらに上まで登って行くと、周りの木の頭よりさらに高い位置に行けるので海が良く見えます。 だけど以前、一番上まで登った時かなり危ないと感じたので、その時、「絶対にここまでお客様は連れて来まい!」と、強く誓ったのでした。 この時もここで止めておきましたよ。無理は禁物ですからね (^o^)丿。

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ナンバンギセル

2009年03月27日 | 山が好き!

近くまで来たので、確かこの辺だったなぁと思い探して見たらありました。ナンバンギセル(ハマウツボ科)です。だけどナンバンギセルって今まで見た記憶では秋だったような気がしたんだけど、どうだったかなぁ?と思い調べたら、やはり夏から秋と書いてありました。 おいおい、どうしちゃったんだい?!

名前の由来は見ての通り、南蛮のキセルの形をしているからです。って事は南蛮船が往来していた時代に名前が付いたって事でしょうか? ススキとか主にイネ科の植物の根に寄生する植物で、自ら光合成をしないので葉緑素を持ってません。種は黄色い煙のような胞子と言った方が良いかも知れせん。それをススキの根元に巻くとうまく行けば生えてくると書いてありました。 思草(オモイグサ)の名で万葉集に詠まれていて、「道のべの尾花が下の思草 今さらになどものか思はむ」と言った感じで古くから認知されてたんですね。 オイラは最初、馬の頭に見えたんですが、昔の人はうつむきかげんのこの花を、物思いにふける人のように思ったんですね、素的です。 

種類は一種類と思っていたら、オオナンバンギセルと言うのもあるとの事。時々ちょっと色の違うのを画像で見た事があるので、それがそうなのかな?と思っていたんですが全然違くて、オオナンバンギセルの方は花が開くんです。しかも標高の高い所にあるそうですよ。

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岩陰洞窟9 先人の遺跡2

2009年03月25日 | 海が好き!

さて、前回のこのシリーズから約1ヶ月が経ってしまい、またまた忘れられてるかも知れませんが、いよいよ今回で最終回です。前回は外から岩壁を見るような画像でしたが、今回まずはその岩の中段まで上がり、内側から見下ろした画像です。こんなふうに屋根があるような構造なので、色んな時代々々に宿代わり等に使われて来たんですね。

現代でもそう言う使い方をしている人がいるようで、泊まってまではいないかも知れませんが、下に焚き火の跡がありました。夏場ならキャンプをするにも良さそうです。先人が遊びに出て来るかも知れませんけどね (>_<)!。 

次の画像は直ぐ横の方にある、お墓として使っていた跡です。本来なら岩穴に納めてある筈の壷等が外に散乱してます。良いのかな? 一緒に写っている骨は人の物とは思えなかったのですが、詳しくは分りません。

次の画像も人の骨にしては太すぎるので多分今までの画像を見ても牛の物だと思います。なぜここいらに牛(または他の動物)の骨が沢山あるのか? もしかしたらここに住んでいた人達が家畜として飼っていたのか、それともお墓に一緒に納めていたのか、ちゃんと調べて見ないといけませんね。まぁ、石垣島の良い所はそう言うのも図書館(何所の図書館にもあるが、特に石垣は資料が見やすい)や、教育委員会が少なくともオイラには身近な存在なので比較的情報が入りやすいんです。

最後の画像、「こんなちゃんとしたお墓もあるんだ、へぇ~」と思った方、良く見てください。このお墓、コンクリートブロックで出来ているんです。おかしくないですか?風葬とかしてた時代にブロックなんてありませんよ。そうです、これも例の変な集団が弄った跡でしょう。 やっぱり昔のままの状態を後世に残し伝えると言う文化遺産?と言う観点ではダメなんですね。ただそれは、オイラ達現代の人が勝手に思っているだけで、本当はここで眠っている先人達にして見れば、「立派にしてくれてありがとう!」って感謝してる可能性も大だったりしますよね(笑)。

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グラパラリーフ

2009年03月23日 | 何でも

我が家でずっと、とにかく増えに増え捲っているのがこのグラパラリーフ(グラプトぺタルム・パラグアエンセ、朧月と言われてます)です。以前にも花は紹介した事があったかも知れませんが、今回はちゃんと載せます。多肉性の植物でサボテンのようですが、メキシコ地方原産のベンケイソウ科です。

葉が食用で、そのままサラダとかで食べても良いのですが、ソースにしたりジュースにしたり、色んな食べ方があります。噛んだ瞬間はプシュッと言う感じで、味は酸味があり初めて食べても違和感はありありません。↓果肉で出来たバラのような感じでしょ?

とにかくドンドン増えて、葉が取れたらそこからまたドンドン増えていくのでキリがありませんが、栄養価が高く特にCaとMgが多くて、TVで良くCMしてるケールより多いそうです。 生食が一番良いらしいけど珍しいのはカクテルにも使う事があるとか。

↑画像のとおり、裏向きでも表向きでも構わず新芽が出て来て増えるので育てるには良いのですが、とにかくドンドン増える! そう言うと、先日師匠にあげたら無くしてしまい、多分あの子は車の中で干乾びているのでしょう(T_T)

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ありがたや~

2009年03月20日 | 山が好き!

3月に入ってお客様も来てくれるようになり、「あぁ、また忙しい日々が始まるのか」と言う感じで最近ブログの更新日が安定してなくてすみません(と言ってもサラリーマンに比べたら甘いんですが)。そのうち何時ものように慣れて来ると思うので、頑張って週3ペースは守りたいと思いますので我慢強く見てね! さて彼女、一日コースで参加頂いた千葉からお越しのヒラリンです。オイラの地元と限りなく近い街からで、江戸川挟んで斜め向かいです(笑)。

ライチョウが住むような山にも行くという何気に兵です。さらに運も強いらしく、昼間はコノハチョウ、夜回り(ナイトツアー)の時のヤエヤマホタルや夜光虫は勿論、星空もかなりのものでした。 またお会いしましょう!

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砂のトンネル

2009年03月19日 | 海が好き!

マングローブ干潟などを散策していると、頻繁にこう言う地上絵のようなのを見つけますが、なんだと思いますか? ヒント!あんまり天気の良い日には見つかりません。

これはミナミコメツキガニの砂のトンネルです。彼らで有名なのは、凄い集団で波打ち際などでご飯を食べている姿ですが、天気が悪いとか寒い日なんかは外に出てこず、砂の表面下で砂の中の有機物等を食べながらトンネルを作り移動していくのです。ですからその盛り上がった砂を、サッと手でどけてやると運が良ければ穴中に戻り損ねたカニ君を見る事が出来るのです。↓の画像だと右に穴があります。

ただ、大抵近付いて行った時点で歩く振動を感じ、穴の中に戻ってしまうので、見るには素早さと慣れが必要になって来るしょう。それよりは、「アンパルの地上絵」を楽しんで見てはどうでしょうか?

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ジュラシック・パーク?!

2009年03月16日 | 山が好き!

最近あるフィールドのマップを作る為に毎日のように歩き回っているんですが、本来の目的を外れ面白そうな場所を見つけると、ついドンドン入って行って散策をしてしまいます。ふと振り返ると来た方角がどっちだったかな?って感じで恐怖や不安に囚われるんですが、同時に新たな発見にワクワクしてる自分もいます。多分、内地時代の事件などを追っかけている時の、アドレナリン出捲り!と言うのを麻薬的に忘れられなく、今もオイラはこう言う小冒険を止められないんでしょう。

この日も何となく見える獣道のような筋を見つけて、そのまま素通りする事が出来なくなったオイラは誘惑に負け中に入って行ってしまいました。途中まで行った時に視界が明るくなり、ん?とその方向を見るとご覧のような景色が見えました。まるでジュラシック・パークに出て来る一場面のようですね。これでプテラノドンが飛んでたら最高なのになぁ!

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久しぶりのデイゴ咲く

2009年03月14日 | 石垣島の問題

久しぶりのデイゴの花に、久しぶりのジャンル「石垣島の問題」です。石垣島に限らず世界的にデイゴがデイゴヒメコバチ(2004年に新種として記載され、日本では2005年に石垣市で初めて確認)による被害にあって、咲かなくなってます。こいつらはデイゴの若枝や葉脈あたりに卵を産み、ゴール(虫こぶ)を作り、その中で幼虫、サナギ、成虫となり、ゴールに穴を開けて出て来て、出てきたら木の上で交尾・産卵という、まるっきりデイゴに頼りっきりな奴らです。その癖に宿樹にかなりのダメージを与えて枯れさせてしまったり、花が咲かなくなるので宿樹の子孫も増やせません。放って置けばデイゴの絶滅と共に自分達も絶滅するかも知れないというのに・・・。

虫こぶが出来る仕組みは、主に分泌液で宿樹の細胞を局部的に異常増殖させたりして出来ます。師匠が言うには、遺伝子に刺激を与えているとの事。被害にあった樹を調べると、植物ホルモンが異常に高くなっていたりするそうです。

ただ、まだまだデイゴが咲かなくなっている正確な理由はハッキリしていないそうで、もしかしたらこのコバチのせいでなく、コバチにさらに寄生する別な生き物(ゴールに別な生き物がちゃっかり一緒に住み着いたりする事もある)等のせいかも知れないとの事です。やっつけるには一応薬が出来たんですが、値段が高いので普及してません(泣)。 安く上げるには、ちょうど成虫が出る時期に殺虫剤を数回に分けてまくと言うのも多少なりとも効果があるそうですが、さらに安く上げるにはどうするか?! オイラが考えるに、人間がニラやニンニクを食べると体内の寄生虫とかが嫌がって体外に出てくるように、デイゴは平気だけどコバチが嫌がるような成分を根元に巻き吸収して貰って退治する!何てどうでしょうか?ただその成分が何か分るまでかなり時間がかかりそうだけど・・・。 まぁでも、デイゴって沖縄の植物だと思っている人も多いようですが、実は原産国・インドです(笑)。

師匠は近い将来このコバチの天敵が意外と早く出て来て、適度にバランスが取れてそこそこ花も実も生るんではないか?と言ってます。 ただ単にまだ、デイゴヒメコバチの未来の天敵が食べれる事に気付いて無いだけで、そのうち「なんだ、こいつら食えるじゃん!」と、なるかも知れません。確かに今までの生態系の歴史を見るとその可能性は大ですね! だいたい、虫こぶって安全な家みたいに思うかも知れませんが逆に凄く目立つので、ここに何かいま~す!って宣伝しているような物でもあります(笑)。たまたまかも知れませんが、この花を撮影している傍の凄く虫こぶが多いデイゴには白っぽい鳥が群れで100匹くらい止まってましたが、あれはもしかしたらコバチの幼虫とか卵を食べに来ていたのかも知れません。スズメも一緒に50匹位いました。

全然話が違いますが、2月に山に登った時にカッコウの鳴き声を聞きました。聞いたのはオイラと一緒に登った人全員なので間違えではありません。石垣にもカッコウが来るんですね。温暖化のせい? 過去にウグイスの声も川平の海岸林で一度だけ聞いた事がありましたが、これは調べてみるとリュウキュウウグイスと言うのが留鳥でいるらしく、オイラが知らなかっただけですね。 ん~、石垣島、まだまだ奥が深い!

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ヤエヤマアカバネクロベニボタル、だと思います。

2009年03月11日 | 生き物

ホタルとそっくりなんでホタルと間違うのですが、この子は昼間にウロウロしています。一応ホタルの仲間ですが光らないし、ベニボタル科に属します。立派な触角だけ見るとクシヒゲホタルの仲間のようにも見えますね。ホタルと違うのは光らないだけでなく、ハッキリとはしていませんが食べ物がどうやら粘菌のようだとか花の蜜だとか、いずれもホタルと違いベジタリアンな訳ですね。

このての甲虫の飛び立つ瞬間を撮りたい時は簡単です。前もって枝などの先端にピンを合わせて置けば大抵甲虫は登って行き、飛び立つ習性があるからです。その物の性質を利用すれば、より簡単に面白い写真が撮れると思いますよ。皆さんも、こうやればこう言う写真が撮れる!と言うのがあればコメント下さい。人が集まればそれだけの知恵が必ずあるはずです。こうやってみんなでテクの向上をはかりましょう!

そういうと、オイラが取材を受けた「地球の歩き方、石垣・宮古・西表島編」、が販売されたようです。お客様が教えてくれました。きかいがあったら見てやって下さい。

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桴海於茂登岳6

2009年03月09日 | 山が好き!

先日、いよいよ本番の桴海於茂登行きをしてきましたが、あいにくの雨です。登る前から数十m上を見ただけで雲がかぶさっていて、濡れる事は間違いなし。総勢20人程の本当にパーティーでしたが、どうなる事やら。

上の沢ではもうこんな感じ。服装を見ても何時もとは違いみんな合羽やウインドブレーカーを着てます。石垣の山とは思えないでしょ?冬の石垣は何時もこんな感じで、今まで天気の良い日しか登っていませんでしたが、基本はこんなふうに何時も山に雲がかかっていてこんな感じなのです。このお蔭で街に雨が降っていなくても、水がある程度確保出来るんですね。於茂登連山、偉い!!!

まるで仙人でも出てきそうな雰囲気ですね。亜熱帯の山中とは思えないような光景です。だけど植物に詳しい人が見ると直ぐにバレちゃいますね。何せアコウが写っているんだから(笑)

とうとう本格的な雨が降って来ました。斜面はズルズルでコケる人、続出!沢に落ちてびしょ濡れの人も・・・。ヒルは凄いし、滑るし、泥んこだし。急登ルートで戻ろうと言っていたんですが、オイラが「絶対に止めた方が良い」と言って同じルートで戻り、本当に良かったです。これで急登ルートで降りてたら大変な事になっていたでしょう。

ここまで来ればもう安心。あと20分位かな?下まで降りたら、ヒル・チェック! 先頭のHさんは7匹付いてました。他の人もみんなヒルだらけだったのに、オイラは初の、ノー・ヒルでした! と言っても途中で何匹か取っているので完全ではないですが、何よりこれだけの人数がケガ一つ無く、無事降りて来れた事が何よりです。みんなで食べたお弁当も美味しかったしね!

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