リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

ハウチワノキ

2016年12月30日 | 何でも

海岸に行くと良く見かけえる、ハウチワノキ(ムクロジ科)です。もうちょっとしたらこの団扇と言うかチョウチョみたいなのが開き、風に載って種をバラまきます。見た目は可愛くて好きなんですがかなりの毒があり、サポニンと青酸の成分を含んでいます。間違って口に入れてしまうと下痢や溶血作用、蕁麻疹、多型浸出性紅斑などの症状が出ます。 

サポニンが赤血球を壊し血液サラサラ、コレステロールも減らすなんて宣伝してる事が時々ありますが、ちゃんとした先生に指導して貰って接種しないと偉い事になりますよ。多型浸出性紅斑と言うのは皮膚や粘膜、内臓までただれ、眼が見えなくなったり関節痛や倦怠感など酷くすると死にます。オイラもハウチワノキにこんな猛毒があるなんてつい最近知ってビックリしてました。まだまだ知らない事だらけですねぇ。 

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夕陽とヒルギ

2016年12月28日 | 海が好き!

植樹したヤエヤマヒルギを月に何度か点検しに行くんですが、つい先月植えたものは台風後に植えたおかげで全て元気でした。この子達が来年の海藻シーズンや台風シーズンを乗り越えどこまで育つかは自然に任せるしかないんですが、少しでも力になる為に絡まったゴミや海草を外しに行くのです。

次の画像のは去年植樹したものです。海藻や台風でさんざん痛めつけられ、一時は葉が一枚も無くなりもう駄目かなと思ってたら翌月から次々と復活! ただ今になって良く見ると早くも枝が二股に伸びて来てます。やはり生長点がかなり痛めつけられたんでしょう。それでもこの生命力には驚きます。このまま上手く育つと良いなぁ。

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今年もリュウキュウツチトリモチが出始めてます。

2016年12月26日 | 何でも

下見で海岸林を散策してたら新しいリュウキュウツチトリモチ(ツチトリモチ科、絶滅危惧種)の自生地を見つけました。この場所ではまだ出始めのようで、ツボミと言って良いのか分かりませんがまだまだ頭が出始めたのばかりで、頭すら出てないのも沢山あり、落ち葉の下のは間違えて踏んじゃいそうです。

細かい事は過去に沢山書いてるのでそちらを見て頂くとして、この場所も実はすぐ側まで伐採が始まっていて、もう少しで知らないうちに無くなってしまう所でした。海岸林のこんな側まで伐採する事が問題ないのか分かりませんが、残って良かったです。

きちっと咲いてるのが一組だけあったので見て下さい。回りの小さいのが尾花で真ん中の卵型のスポンジ見たいのが雌花の集合体です。このリュウキュウツチトリモチに含まれるポリフェノールが美白に効くと言う事で研究されていて、抽出物の成分がメラニンの生成を抑えると言う事で発表からはや6年経ちましたが、その後どうなったんでしょうか? 西日本に自生するただのツチトリモチは「全草を、解熱、解毒、酔いさまし、止血に用いる」と書いてあるのでリュウキュウツチトリモチにもまだまだ可能性は大いにありそうです。

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夜の石垣島、注意事項!

2016年12月23日 | 山が好き!

石垣島は冬に活発になるカエルが結構いて、オイラはそれを狙って夜な夜な山などに出かけるんですが、水場に近付いたら気を付けなくてはいけません。カエルを求めてやって来るのはオイラだけではないんです。 「お前がいたらカエルが来ないよ~」 

画像でカエルを待ち構えているのはサキシママダラ(ナミヘビ科)です。時には寒いのに水の中に浸かって獲物を待ち構えているのもいます。 もちろんマダラ君だけじゃなく、ハブ太郎だったりする事もあるから、気を付けないといけないのは産卵に来るカエル君達だけでなくオイラも気を付けないと命取りになります。 

手順としては明るい内にロケハン・水場をチェックして、再び夜に出かけLEDヘッドライトを頼りに近くまで来たら赤ライトに切り替え、しゃがみ込んでカエル君がいないかをチェックする前に、ハブ太郎がいないかをチェックしないといけません。

恐らくヘビに襲われ難くする為に冬に産卵をするようになったんだと思うんですが、結構寒くても水場以外でもヘビに出会います。 温暖化のせいでヘビが活動しやすくなっているのか元々なのか確証はありませんが、ここ数年冬でもヘビを見かけやすくなってるような気がします。 ところで石垣で夜の撮影に行く方は、「ハブ(ヘビ)は9時あとには木に登る」と島では言われているので足元だけでなく頭上の枝などもチェックしましょうね。

以前ヤエヤマアオガエルのご夫婦が産卵前の準備で水にお尻を付けているのを見て、「おっ、これは撮れるぞ!」、と思い他の場所をチェックして再び戻ると残念、ご夫婦も卵塊も何もありません。準備だけして明日産むのかな?と思って行こうとしたら「いた!」。お腹の途中が膨らんだハブ太郎! お前が食っちゃったんだな~。 この時のハブ太郎の画像、PCに落としたら掲載しますね、まだカメラの中です。

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山の中で出会った

2016年12月21日 | 山が好き!

山歩きをしてたら向こうの方で両手を上げて合図を送って来るものが、と思って近づいたら彼がいました(笑)。片方の手はピースサインを出し、ご機嫌なようです。

ちょっと宇宙人ぽくって、晩い時間だったら奇妙な感じです。 そしてもう一つ、物凄い広い範囲に枝を広げたガジュマルの巨木です。さらにその枝にはモダマのツルが絡み付き、益々凄みを増していました。 

このガジュマルは初めてなので、次回もっと近づいて周りの様子を探索して見ようと思います。

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台湾北部で最も古い媽祖廟

2016年12月19日 | 文化・歴史好き!

台湾北部で最も古い媽祖廟(道教のお寺)、關渡宮です。リピータで台湾に留学中のエミーさんが送ってくれました。 日本だと横浜媽祖廟と言うのが中華街にありますね。どちらも北宋時代実在した媽祖という道教を信仰していた偉い尼僧さんの系統のお寺です。

道教って聞き慣れないと思いますが、中国三大宗教の一つだそうです。韓国では儒教が盛んですが、台湾は道教です。 仏教は仏様になるのが最終的な目標?って言い方で良いのか分かりませんが、道教は仙人になるのが最終的な目標?だそうで、老子の思想・道家と同じか近い物だとされてます。道教が重視してきた図として太極図と言うのがありますが、韓国の国旗やTown&Countryのマーク、カンフー映画の道着(太極拳など)の背中にもこのマークが入ってます。この世のすべての物はこの円の中の白黒の意味となす陰と陽で出来ている云々、と言うのを表した図だそうです。 ただ道教のシンボルマークが初めからこれだった訳じゃなく、ある時代に考えつき、「それ良いねぇ、格好良いね、」と流行ってからこの図を使うようになったと言う説が有力で、面白いですね。

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ヤエヤマアオガエルの卵塊、こんなところに!?

2016年12月16日 | 生き物

石垣島も寒くなって来ましたが、冬になると卵を産むカエルが石垣は結構います。理由としてはあくまでも人間の想像ですが、冬の方がヘビの活動が鈍り、落ち着いて産卵が出来るとか、沖縄県は秋冬に雨が多いので水が干上がりにくい等あります。

それにしてもヤエヤマアオガエル、チョッと「て~げ~(適当)」過ぎます。石垣に来た頃グレーチング(金属製の網状の蓋)の隙間に卵塊を見つけた時も適当だなぁと思いましたが、ガイドになって夜のツアー中などに沢山の卵塊を見ると、どんだけ適当なんだと呆れる事もしばしば。これ絶対にオタマ死ぬよな~、と言う所に沢山あります。

今回のもその一つで、左下の浸透枡からこれだけ離れた所に産んで、「雨が降れば流されて何とかなるさ~」と言う考えでしょうか? 卵の色と固さからすると、おそらくこの卵塊を産んだのは数日前の雨の日だった思いますが、その時にここなら大丈夫と思ったんでしょうか? 確かにヤエヤマアオは縦面じゃなくて平面に産むのは良くある事で、枡の上部縁に産むならまだ分かりますが、この距離は殆ど賭けですね。

泡が崩れてその中でオタマが泳ぎ出してるのを見つけちゃうと放っておけないので、結局オイラが水の中に落としてあげる事になります。それも計算づく?(笑) もちろん数日中に雨が降りそうな時は自然に任せます!

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やっと冬らしい?

2016年12月14日 | 空が好き!

冬の気配を感じたなと思ったら日中は28度。やっと最低気温は20度切るようになりましたが来週にはまた日中26度まで上がるようです。ちょっと冬を味わえそうな夕方の空です。

この後夕飯を食べたらまた出かけたんですが、もうすぐ大潮の月は物凄く明るくて、夜と言うのに雲もハッキリ見えます。

名蔵湾沿いを走っていると、干潮に合わせてイザリの人達が煌々とライトを照らし、獲物を求めて浜辺を歩いています。今夜は何が獲れたんでしょうね。

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クミマンカー

2016年12月13日 | 文化・歴史好き!

 ウイナンカーの近くにあるクミマンカー(カーは井戸の事)です。

この場所も高台の土地改良が行われてからは季節によっては水が枯れるそうです。土地をいじる時は水脈や地形の調査だけでなく、周りの様子や地元の人に話を聞いてからやらないと、このような問題がおきます。ですが人によっては何が問題か捉え方が違ったりするから厄介ですね。例えば今回のは「井戸なんて水道があるんだからもういらないだろう」、と考える人にとっては問題じゃない訳です。

1887(明治20)年、横浜で日本初の近代水道が誕生するまでは井戸、特に今回紹介したような水が湧き出す場所は数年・数十年どころか、何千年・何万年と利用されてきたに違いありません。それは人間だけでなく小さい貝から石垣島なら、昔はヤマネコやリュウキュウジカなども利用していたでしょう。 話が壮大になってしまいましたが、水ってそう言うもんですよね。

↑琉球石灰岩で出来た宮良高台に降り注いだ雨水が浸透、宮良層にぶつかって、その間から地下水が湧き出して来ます。 富士山に降り注いだ雨水や雪解け水が溶岩層に浸み込み、水を通しにくい地層(古富士泥流)にぶつかって、その隙間から湧き出すのと同じ仕組みですね。 溶岩層と一緒で石灰岩層も水を貯め込む水瓶の役目をしてますから、富士山に比べれば、長くて一か月?(地域のお年寄りに聞いてみないと)日照りが続いても暫くは水が湧き出て来るのです。 

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ウイナンカー

2016年12月09日 | 文化・歴史好き!

宮良にある、ウイナンカー(井戸)です。カーと言うのは井戸の事なんですが、井戸と言うより泉と言った方が良いでしょう。水道が出来るまではこう言う場所で命の水を汲んでいたんですね。日本(琉球)でも水汲みは日々の大事な仕事の一つでした。 

ただ宮良の高台を土地改良してからは水脈を侵しくしたらしく水の出が悪くなり、季節によっては水が無い時もあるようです。自然と言うのは流れに逆らったり、キチンと調査しなかったりすると、必ず無理がたたり色んな弊害が起こるんですね。

一年の内カラカラに乾いてる時期があるそうですが、この時見ると魚やヌマエビのようなのがいます。もしかしてこの場所で生き抜く為に乾季は卵で凄し、水がたまると孵って産卵して次の雨期まで眠ってるなんて事がおきてるんでしょうか?

この奥、琉球石灰岩に浸み込んだ雨水が水を通しにくい宮良層にぶつかって、その間から地下水が湧水として浸み出します。地質を見るとこの辺で水が出るな、ここの水は美味いな、って事がある程度分かります。

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