リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

等々力渓谷3(帰省4日目)

2021年11月29日 | 何でも

なかなか進まない等々力渓谷にもう飽き飽きした方も多いでしょう(笑)。そんな方に今回はココで見付けた動植物を幾つか載せておきます。残念ながら最初に気になった生き物は撮影出来ませんでした。それはツクツクボウシニイニイゼミです。ツクツクボウシは分かるんですが、10月にニイニイゼミがまだ鳴いていました。

これはミスジマイマイ(オナジマイマイ科)かな? 多分2本目の筋と4本目もあるかも知れませんが下側なので見えません。ミズジマイマイは本当は4本の筋があるらしいですが、4本あるタイプはなかなかいないそうです。そして世田谷区は2本目と4本目があって画像のように染みがあるタイプが多いと書いてありました。カタツムリの模様は地域によつて個体差がだいぶあるようですね。オイラの地元、葛飾区はどうなんだろう?

次はサワガニの脱皮殻です。都会でサワガニがいるなんて凄いですね。カニは後部がパカッと開いて、バックするような感じで抜け出て行きます。これは水に浸かっていたのでこんな色ですが、陸にあったらもっと鮮やかな色をしています。お腹が見えないからハッキリしないけど、爪が両方とも同じ大きさをしているのでメスの脱皮殻かな?

ヤブランかと思ったらキチジョウソウ(キジカクシ科)ですねこれ。等々力渓谷には両方あります。花が咲くと良い事があるという縁起物の植物ですが、オイラはこの前と言うか帰省中ずっと良い事があったので、出会うべきして出会った!って感じです(笑)。

今度は生きてるサワガニですが、この子は左の眼と爪がありません。何かに襲われたかケンカしたんでしょう。ですが爪も眼も脱皮時に再生します。眼まで再生するなんて素晴らしいですよね! ただし眼の付け根(眼柄)から失うと再生しないだけでなく、脱皮を頻繁に繰り返すようになります。これはエビ・カニなどの甲殻類は皆そうで、眼柄(がんぺい)の中にサイナス線とX器官と言う神経分泌細胞群があって、そこから出る分泌物が脱皮するかしないかをコントロールしているからです。

この子の目が再生すると良いですね。

#リフトアップ石垣島エコツアー

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

等々力渓谷2(帰省4日目)

2021年11月22日 | 何でも

等々力渓谷に下りて上流側を見ると大きくカーブしています。実はここ、遥か昔に「河川争奪」がおこった場所と言われています。せっかく下りたのにここでまた橋の上に戻って見てみましょう。良く見ると階段を下り切った直ぐ左に土管が見えています。これが元の谷沢川(現逆川)の名残です。この辺りから遥か昔は、ほぼ東急大井町線に沿ってお隣の尾山台駅方面に流れ地形に沿ってうねりながら東へ流れていたようです。それが多摩川方面(南)にあった短い川・現等々力渓谷の谷頭浸食(こくとうしんしょく)により徐々に上流側を伸ばし谷沢川にぶつかって、流れが現等々力渓谷側に変ってしまったと言われています。

指が写っていてすみません。この土管が写っている画像がこの一枚しかありませんでした。

せっかく橋上に戻ったので反対側も見ましょう。モミジ(種類は分かりませんでした、ムクロジ科)がキレイに伸びていました。等々力渓谷は紅葉の名所ですが、東京都の文化財保護条例により「名勝(文化財指定)」にもなっています。今月中には紅葉が始まるかな?

じゃぁ、またゴルフ橋を下りまして、ゴルフ橋をくぐった対岸に見えてるこの黒っぽい層が「上総層群の高津層」と言われる関東平野の土台を作る海成の堆積層です。要するに海の底に溜まった層です。年代は100万年前とか150万年前とか人によって違います。地質の世界ってそんなものです。名前は千葉の上総(かずさ)から来てるのが想像できます。だから下総(しもうさ)層群もあります。高津は川崎の高津区からです。ここは東京都で、名前は千葉行ったり川崎に行ったり、ややこしいですね(笑)。

今回も看板を載せておきます。クリックすると読めるくらい大きくなります。

続く

#等々力渓谷 #リフトアップ石垣島エコツアー #河川争奪 #上総群層高津層

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

等々力渓谷1(帰省4日目)

2021年11月15日 | 何でも

さぁでは、等々力渓谷(谷沢川)に入って行きましょう!

が、その前に(またぁ~!)、等々力渓谷の入り口向かいにあるスペースに寄って行きましょう。

画像は渓谷に降りる前の「ゴルフ橋」です。右側が渓谷に降りる階段です。降りる前に左側のこの旗の所で皆さんが見ているのがあるでしょ、これを見ましょう。
↓クリックすると大きくなります(以下同じ)。

「等々力渓谷と周辺の案内図」です。渓谷内にもちょくちょく案内板が出て来ますが、ある程度見て行った方が観察ポイントを見逃さずに済むと思います。

渓谷歩道の温度とこの場所の温度差が分かる気温計もあります。水場に行くとこんなにも気温が違うんですね。樹々と水場を増やせば地球の温暖化も問題ないぐらい抑えられる証拠です。ようするに破壊してしまった森林や湿地などを元に戻せば良いんです。COP26でも「日本を含む100か国以上が森林破壊食い止め協力」共同宣言を発表しました。本当にちゃんとやってくれれば結果は出ます!

そんな時代の流れに逆行しているのが実は皆さんの憧れ、石垣島です。島では過去最大の自然破壊(リゾートホテル計画)が前勢岳中腹でおころうとしています。石垣島は内閣府に対し積極的にこんな取り組みをしますよ、とアピールし「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」に選定されたんですが、言ってる事とやってる事が違いますねぇ。その場所はホタルが沢山出て素晴らしい場所なんだけどな~。

一枚目の画像は橋の下に降り渓谷から見上げて「ゴルフ橋」を撮影したものです。この時薄っすらと冷気のような物が漂い、木漏れ日も手伝だって幻想的な雰囲気でした。橋の名前は「何で?」って感じですが、非常に美しいアーチ状の赤い橋です。ここから橋をくぐって行く方向に約1Kmの歩道が設けられているんです。↑この最後の画像は反対側で、こちらには歩道はありません。

ゴルフ橋ってこの渓谷に似合わない名前ですよね。でもチャンと歴史があって、1931年6月(満州事変のチョッと前)に目蒲電鉄(現東急電鉄)がこの辺りにゴルフ場を作ったそうです。その時にこの橋を渡って行ったのでゴルフ橋と名付けられたとか。

国土地理院より、1936/08/14(昭和11年)に旧日本陸軍が撮影した物です。玉川野毛町公園の中に古墳が丸く残っているのは分かりますが、ゴルフコースは良く分かりませんね。

続く

#リフトアップ石垣島エコツアー #等々力渓谷 #玉川野毛町公園

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

等々力渓谷、その前に(帰省4日目)

2021年11月08日 | 文化・歴史好き!

この日は内地にいる頃から気になっていた東京23区内唯一の渓谷「等々力渓谷」に始めて行って来ました。駅を出て踏切を渡ると直ぐにトイレがあるのでココで用を済ませておきましょう。その後右に曲がり「用賀中町通り」に出て左に行くとローソンや成城石井があり「等々力通り」の方に戻ると吉牛、すき屋、ラーメン屋、ドトールなどがあります。お昼にかぶる人はここいらで買っておくか食べておかないと苦労します!

等々力渓谷に行く前に寄って欲しいのが、成城石井の駐車場?です。ここでは世田谷区指定の文化財や等々力渓谷の上側にある林の樹々が見れます。

詳しい事は読んで頂いた方が良いですね。左後ろ(駐車場奥)には真新しい倉も見えます。

ヤブミョウガ(ツユクサ科)、水場が好きな植物です。渓谷に下りたらまだ花が咲いていたのを撮影した思うので、後ほど載せます。石垣島にもこの仲間があり、ヤンバルミョウガ、コヤブミョウガ、ナンゴクヤブミョウガ(同じ?ザルゾコミョウガ) です。オイラが確認してるのはヤンバルとコヤブ。ナンゴクは見てたとしても気付いてないでしょう(笑)。内地のも石垣島のも絶滅危惧種だったりそれに近かったりで、日本では水場の植物がことごとく絶滅の危機に瀕しています。つまりそれだけ「日本の水も水場も悪くなって行っている!」と言う事です。石垣島のような小さい島では、それが如実に表れています。

シュロ(ヤシ科)。シュロは実は数種あります。そして全て外来種です! 石垣島のクバ(標準和名ビロウ、ヤシ科)と非常に似ていますが、同じヤシ科でもシュロはシュロ属、ビロウはビロウ属でチョット違います。ただいずれも昔から利用されて来て、縄や敷物、うちわやほうき、茎?葉殻?は杖やバネとしても使われていたくらいです。

モウソウチク?(イネ科)。実は竹も外来種?!と言う説があります。じゃぁ「かぐや姫」が入っていた竹は?あれは早目に中国から移入された「ハチク」の可能性が高いとの説です。ハチクはせいぜい直径10センチなので「3寸の赤ちゃん(三寸ばかりなる人)」が入っていたと言うのも納得いきます。ただ、2~300万年前の地層からマダケらしい化石が出て来ているので、近年「竹会」がザワついています(笑)。 いずれにしても竹もシュロも利用価値が非常に高いので、自然に広がったと言うよりは人がドンドン広げていった、と言う説は正解かも知れません。

ケヤキ(ニレ科)。歩道にはこんなのも大切に守られていました。元々この辺り一帯がちょっと前まで「武蔵野台地」方面から多摩川に注ぐ渓谷(谷沢川)のある森だったんでしょう。もっと前は海の底です!

続く

#リフトアップ石垣島エコツアー #等々力渓谷

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒くなって来たので、僕は出るの止めておきます。

2021年11月01日 | 山が好き!

石垣島も朝晩涼しくなって来ました。夜の仕事中は半袖だと寒いくらいです。今回は帰省中の話が続くと飽きるので、最近通っている水無沢のある山中を載せます。光が少ない山中だと昼間でも気温は低く、日も短くなったこの季節、15時過ぎたら焦り始めます。もちろんGPSもLEDライトも常に装備していますが、それでも初めての場所は怖いんです(笑)。

どうやらこの子はこれ以上伸びる事を止め、暖かな落ち葉の布団に包まっていたいようです。そりゃぁ山中の朝晩は冷えるでしょうから(笑)。向こうの兄弟は頑張っているのに!

#リフトアップ石垣島エコツアー #秋の石垣島

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする