リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

西表島横断 7

2012年04月30日 | 山が好き!

歩いてるとこんな石碑が出て来ました。 琉球政府による禁猟区を標す石柱です。 琉球政府というのは戦後1952年に成立し、本土復帰の1972年(昭和47年)まで続いた政府組織です。 石垣にも古い三角点などを見ると琉球政府と書いてあります。

この画像、「何だ?」と思うでしょ。 とりあえずケーブルみたいなのがあるのが分りますか? おそらくここを歩く人で気付く方は殆どいないと思います(地元ガイドも知らないんじゃないかな?)。 オイラ達もMさんに説明して貰わなければ気付きもしなかったと思います。 これは1953年、琉球政府が八重山開発株式会社(十条製紙系の会社。 十条製紙は旧王子製紙が分割した内の1社で現日本製紙)と部分林契約を結び、1961年から伐採開始。 日本自然保護協会の会報では1970年の時点で2300haが伐採され今なお続いている、と書いてありました。 何年まで続いて最終的にどれくらい伐採されたのかは分りませんが、1972年の沖縄変換後に自然保護を理由に色々な事業が中止になっていったようです。 西表島開発の一つには、なんと西表横断道路(車が通れる)まであったそうで、仲間川林道はその時のものだそうです。 中止になって良かった~! と言う事で、その頃に八重山開発(株)が伐採したパルプの原料である材木をスキー場のリフトのように吊って運んでいたケーブルがこのケーブルで、実際に写真も残っています。 見たい人は石垣市図書館の郷土コーナーに行って見て下さい。 もしかしたら資料があるかも知れませんよ。

西表島というのは殆どが砂岩と礫岩、あとは琉球石灰岩ぐらいで石炭が出たのも有名ですが、そんなだからこの横断道路も砂岩が向き出しで、画像のように水の流れでドンドン削れていきます。 物によっては小石を拾って手でギュッとやると、グシャッと崩れてしまうぐらい軟いのもあります。 ですから自然保護という観点では大勢の人がここを歩く事自体問題があり、団体さんなどをドンドン送り込むのはどうか?と言う議論がチョクチョクされています。  

この辺りはまだまだ観光客が来る場所なので、こんな休憩場までありますよ。 オイラ達が行ったのは冬(沖縄では冬が山の季節)なので観光客もまだ少なかったんですが、これが今日の様なGW中やこれからのオンシーズン、どれくらいの人がやってくるんでしょう? そう考えたらこれだけの自然の中を一日で大型バス何台分も人が歩くなんて恐ろしいですね。 自分が実際に来て見て歩いて実感しました。 

「お前もその自然を壊している一人じゃないか」、と言われたらその通りです。 だから偽善的な事は言いませんが、考えさせられますねぇ。 

つづく

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西表島横断 6

2012年04月27日 | 山が好き!

マリユドゥの滝が見える展望台に着きました。 本当はマリユドゥの滝まで行きたかったんですが、団体さんの添乗員が落ちたりとかほんの数人ですが事故があり、今では滝への道の入り口で進入禁止になってしまいました。 時間があれば自己責任で寄りたかったんですが、今回は遠景で諦めます。 マリユドゥとは「円い淀み」と言う意味です。

ここで小休止です。 荷物の締め直しとか水分補給。 滝の写真も忘れずにね!

そろそろ藪も出てくるかな?と言ってMさんがナタを探してますが、どうやら忘れたようでした。 先週行って今回で2回目のS夫婦が「全然必要なかったよ」、と言う事で「まぁいいか」です。 ちなみにMさんが使ってるのは米軍払い下げのフレームザックです。 今回のようにヤブコギが必要なければパッキングも楽だからオイラも欲しいなぁ。

はいじゃぁ出発! オイラは何時も撮影とテーピング、記録係、一応プロのガイドなのでシンガリと理由をつけて後ろにいますが、本当はキョロキョロ見たり撮ったり、何より歩くのが遅いので何時も後ろからくっ付いて行くんです(笑)。 

展望台への入り口とか本当は説明用にもっと画像が必要なのに少なくて分りづらくてすみません。 そのうちまたジックリと一眼デジ持って撮りに行って来ますね。 ヤッパリ恐れていた通り、一度ちゃんと自然の中に踏み入れてしまうと西表の魅力と言うか、キッチリ歩き、調べ、撮影したいなぁと思うようになっちゃいました。 こうなるのが分ってたから石垣以外の島に行かないように気を付けてたのになぁ。 竹富島も去年行ったら遺跡跡とか洞窟とかが目に付いてユックリ数日かけて撮影したいしなぁ。

困った、困った・・・。

つづく 

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西表島横断 5

2012年04月25日 | 山が好き!

今回は歩き始めて直ぐに目に付いた植物を紹介しましょう。 まずはタイワンサギゴケ(キツネノマゴ科、西表島・石垣島に分布)です。 浦内川にはいくらでも生えてたんですが、石垣島では見た事がありません(オイラが注意して見て無いだけかな?)。 内地のサギゴケ(ゴマノハグサ科)とは全然違う種類ですが、水が多い所に生えるというのが似てます。 コケとつくのはコケのようにビッシリ生えるからだそうです。

マルヤマシュウカイドウ(シュウカイドウ科)は石垣にもあります。 コウトウシュウカイドウと言うのもありますが、石垣では見た事がありません。 先日そうじゃないか?!と言うので見せて貰ったら、公園の花壇に生えていたので、多分ベゴニアだと思いますが、もしコウトウだったら凄いな! いずれも絶滅危惧種なので大切にしましょう。 自然派を気取って盗ってきたシュウカイドウを家に飾ってる人がいましたが、良い子は自然種を盗らないでベゴニアで我慢しましょうね。 

ヤエヤマコンテリギ(ユキノシタ科)と言った方が良いのかな? アジサイ科となってる物もあります。 要するにアジサイの仲間で石垣にもあります。 カラコンテリギと紹介してるものが結構ありますが、染色体が違うという事が分ってるので別物で良いと思いますがどう思います? 過去に書いたもの→ http://blog.goo.ne.jp/lift-up001/e/c8f1a79a21c97f45441f3155566d9c56 
他に沖縄にはリュウキュウコンテリギと言うのもあるそうですが石垣・西表には無いんです。 

オイラ達が行った3月後半に見れた植物でした。 Mさんが相変わらずのハイペースなのであまりジックリ見てる暇がありません。 あっ、せっかく西表に行ったのにイリオモテソウを探すの忘れてました! 

つづく  

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西表島横断 4

2012年04月23日 | 山が好き!

いよいよトレッキングが始まりました。 ここまで長かった(笑)。 船から下りてすぐはこんな感じの川が続くので写真で見てたイメージと何だか違うなぁと思ってたんですが、途中からイメージ通りの川になるので不思議な感じでした。 何が不思議かと言うと、上流はもっと広く水量も凄いのに、あれだけの水量はいったい何所にいったんだろう?と言うことです。

チョッと歩くとこんなテント場が出て来て何の為にあるのか分りませんが、ここでザックのストラップの締め直しと、オイラは気持ちの締め直しもしました。 と思ったら少し歩き一ノ沢と言うのを越えると今度は公衆トイレ(トイレはここだけです!)まで用意されてるんです。 こんな具合にマリユドゥの滝までは完全に観光コース(修学旅行生も来る)ですから普通のおばちゃんがTシャツなんかで歩いてるのに重装備のオイラ達を見て、「な~に? キャンプでもするの?」、と言った声まで聞こえて来て何とも言えない感じでした。 まぁ船に乗った時点でジロジロ見られてたけど(笑)。

そんな事は気にせず進んでいくとアコウかガジュマルで出来た自然のゲートがありますが。 写真では分り辛いですが結構低くて、思いザックを背負った状態では屈むにも大変です。

途中、ガイドブックに出てくるような滝以外にも、いくつか滝があります。 下の画像がその最初の滝(多分)で、こう言う滝達も十分素晴しいので時間が許せばジックリ見てください。 素通りは勿体無いですよ。 この滝だって3階建ての屋根くらいの落差さがあります。  

今のところ道の状態は石垣島のバンナ岳の登山道を整備した後くらいって感じでしょうか?それより楽かも。 自然度もバンナの方が上かな?滝は確実に負けてるけど。 でも安全度は遥かにこちらの方が上ですし、何よりもゴミが全然落ちて無いし、水抜きの溝まで付けてあるし、大事にしてるなぁと言うのが良くわかります。 今回オイラが見たゴミは、たまたま落としたのかな?という、飴の包みが一つだけでしたからね。 石垣とは違うなぁ~。

つづく 

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西表島横断 3

2012年04月20日 | 山が好き!

何とか9:30(9:50位まで待って貰った)の船に間に合ったオイラ達一行。 右に船が2~3台停まってるのが船乗場で、ここから浦内川の長~い橋を後ろに見ながらの出発です。
  

船に乗ったらまずは入山届けを書きましょう。 名前・住所はもちろん血液型も書きますよ。 時間があれば船乗場の受付で渡すんですが時間がなかったので船内で書きました。 用紙も用意してくれていて、ここで書いておくと警察にも森林事務所にも連絡しておいて貰えるので助かります。   

オイラはここでパーティー全員の携帯番号を登録しておきました。 皆さんも行く時は各自の番号を知って置いた方が良いですよ。 横断中は基本的に電話は通じませんが、念の為にね。

途中にサキシマスオウがあったり岩壁があったりですが、基本的には石垣の景色と変わりないのでオイラ的にはそれほど珍しくはありませんでした。 ただ川は広いし長いし、こんなのが石垣にもあったら良いのになぁ~。 そうそう、船で上まで行っちゃうと途中にある宇多良炭鉱跡などが見れないので、横断ではなく、ジックリ色々見たい人は船に乗って見に行く滝中心のコースと、徒歩やカヌーで炭鉱跡等を見るコースと分けた方が良いかも知れませんね。 マヤグスクまで行かず、カンピレーの滝まで(普通の観光客はここまで)なら両方一日で見れるかも知れないけど。 

ここが軍艦岩(上流船着場)です。 軍艦岩自体を船着場にしちゃってるんです。 横から見ないと船の形なのか何なのか分りませんね(笑)。 

軍艦岩から先はこんな感じで船はここまでしか行けないのかな? 右の方を覗いた時はまだ深さがある川が繋がってた様な感じだったけど・・・。 

さぁ、ここからようやく歩き始めますよ! と言ってもまだこんな感じで下は舗装路(笑)。 

次回からお待たせのトレッキングの始まりです。 はたして全員無事横断出来るのでしょうか? いやいや、石垣の山でヤブコギしながら進むより、体力さえあれば大抵の方は横断出来るコースです。 が、オイラが心配なのは膝です! 左の膝に何時限?爆弾を抱えてるオイラとしてはそれだけが心配です。 突然ズキンッ!、となったらそこからは地獄の苦しみで殆ど歩けなくなります。 オイラのせいで皆に迷惑かけたらと思うと、プレッシャ-でかい~!

つづく

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西表島横断 2

2012年04月18日 | 山が好き!

石垣を8:30に出て西表島の上原港へはほぼ定刻通りの9:20に到着し(結構長い)、安栄の無料バスにも素早く乗り込んだんですが、運転手さんが何時までたっても戻ってきません。 どうやら石垣からの荷物の受け渡しの役目も果たしているようで、いくつか小包のような物を持って戻ってきました。 オイラ達は9:30の浦内川観光の船に乗らないといけないのでハナからギリギリです。 かなり焦っていて、電話で事情を話してなるべく待っててね、とお願いの電話をしたりして出発しましたが、果たして待っててくれるでしょうか?

上原港にある島の全体図があり、画像のように最新情報が手書きで書かれています。 時間に余裕がある方はぜひ見てデジカメに収めておくと良いと思います。 単純に地図としても役に立つと思いますよ。

 

バスが出発してちょっとしたら、まだまだ着かないのに「あと5分で着きます」、と電話するというテクニックを使い(笑)、浦内川の入り口に到着してからは走って船乗場に向かいます。 何とか間に合いましたが船は既に観光客でいっぱい。 すみませんと皆さんに謝りながら一番後ろに座りましたがオイラ達より後から来た人もいました。 要するに結構アバウトなんですね。 満席になった方が船会社も良いもんね。 

無料バスの案内です。 上原港~浦内川間は約15分。 安永の船に連絡してるので、安永観光利用者はぜひ乗せてもらいましょう。

やっと浦内川に着いた~! 長~い橋の上からはご覧の景色が見渡せます↓ だから素通りは勿体無いですよ。 

この看板が目印。 ここから船乗場までは歩いて2分くらい。

ここが西表島横断の窓口です。 船代は1800円。 片道でも往復でも同じ料金です。 横断する人は戻って来ないので、帰りの船に乗る事はありません。 それを理由に不満も出てますが、入山届けもここで受け付けてくれるので手数料だと思うしかないでしょうね。 さぁ、浦内川の上流にある軍艦岩(上流船着場)まで今度は30分、マングローブの川を楽しみましょう。 いつもはカヌーばかりなので、エンジンがついてると楽ですねぇ~。 こんな感じでホントに歩き始めるまでは石垣に住んでるオイラ達でもかなりの行程をクリアしないといけないのです。 あ~、もう疲れた(≧◯≦)。 

つづく  

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西表島横断 1

2012年04月16日 | 山が好き!

PAC-3問題も一段落し、他社と変わらないネタしか撮れなかったのでオイラの画像はボツ。 早速土曜日から自衛隊も撤収が始まってます。 やれやれと言う事で、ようやく西表島横断に行った時の様子をスタートします。 

さて、山の先生・Mさんに、「ミーティングするよ」、って言われて一週間もしないうちに出発(3/26、27)。 メンバーはMさんと、Mさんの昔からの山仲間・Yさん、何時もの仲間・Sご夫婦とHさん、博物館勤務のS君、そしてオイラの計7名。 S君とちゃんと話すのは初めてですが、他メンバーはベテラン揃いでオイラが一番ヤバイかも! この時決まった事は出発時間等と、とにかく全て自己責任、自己準備、駄目な奴はおいて行く、でした。 

本当はこの一週間前にも別のグループと「行かない?」と言われてたんですが、その時は分担で食料やテントなどを持ち、キチンと料理もして歌のしおりも持って行き、かなり大変だったようです。 オイラが行けなかった一番の理由は、去年から探してるテントがこの時点でまだ見つから無かった事ですが、その時も行ったS夫婦に話を聞くと、結果行かなくて良かったかも?! 

テントは仕方ないので1ヶ月程前から手ごろな値段で性能の良いのをネットで検索して、ようやく注文したら今後入荷無し(いい加減なショップのサイトでは良くある事)とか、送料が物凄く高い(石垣までだと良くある事)とかでキャンセル。 探しに探して値段は同じ、送料も手頃なショップを見つけて注文したんですが、「在庫が無いのでメーカーから届き次第送ります」、との事。 送料が安いので船便だとまず間に合わない! Mさん達と行く日までに届くか毎日ドキドキしながら待ってたんですが、エア便で送ってくれてギリギリ間に合いました。 届いたら直ぐに開けて検品と、匂い取り、ポールの馴染ませを兼ねて組み立てて置いておきます。 テントの内容は別編でまた書きますね。

さて、もう一つの問題は1月半ほど前にやっちまった膝です。 後からわかったんですが、オイラの膝は 腸脛靱帯炎、いわゆるランナー膝と言う奴で、年上の友達でランニングやバイク、水泳と、共通の運動をしているHさんも山歩きをキッカケに調子が悪くなって腸脛靱帯炎になった、未だに本調子でなく最近は膝をカバーする筋肉をつける為に裸足(自然と爪先走りになる)で走ってる、と言ってました。 

そんなだからオイラはどの長靴で行くか、どの中敷で行くかで随分悩み、
結果失敗する事になるのです(≧◯≦)。 膝と長靴の事は、これも別編で書かせて頂きます。

さぁ、出発だ! 今、日が昇る~♪(分るかな?)

本当なら少しでも早く行って歩き始めたかったんですが、お客様が少ないせいか浦内川観光の船が9時半からしか出ない(こんな事が八重山では良くあるので、必ず電話で確認しましょう!)と言う事で、早く出発しても仕方ないので、石垣8時半発の安栄観光の上原行きの船に乗って行く事にしました。 なぜ安栄かと言うと、安栄だと無料のバスで浦内川まで乗せて行ってくれるからです。  

Yさんが体長を崩して欠席、S君も来ません。 と言う事で全部で5名で出発です。 と思ったら出航直前でS君が間に合いました。 ん~、荒れてるなぁ。 さてようやく出発。 石垣よ、しばしの別れじゃ!、って明日には帰ってくるけど(笑)。 

オイラ達以外は普通の観光客で満員状態。 もうすぐ4月になろうと言う事で、沖縄の山を歩くには暑過ぎます。 本当は2月までには行きたかったんですが、とにかく今年の秋冬は何ヶ月も雨ばかりでなかなか山に行けませんでした。

西表に近付いてくると、島の手前にご覧の岩があります。 琉球石灰岩だったような気がしますが、出来れば一度カヌーで行って調査したいなぁ。 

つづく   

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シロバナコモウセンゴケの花

2012年04月13日 | 山が好き!

チョッと前にシロバナコモウセンゴケの花が咲いてました。 ここまでキレイに咲いてるのは久しぶりです。 いつも半開きって感じですからね。 今の花が終わるとまた次の花が咲くといった感じで、オイラは機関銃のベルト糾弾を想像しましたが、変かなぁ? 今まではただのコモウセンゴケと思っていたんですが、今回調べなおしてみると関東あたりはピンクの花で、西に行くとシロバナになるようです。 種類的には別なのかなぁ? 亜種かな? 誰かDNAを調べて下さい。

シロバナコモウセンゴケ(モウセンゴケ科)。 モウセンゴケには結構種類があって、生息場所も北海道のナガバノモウセンゴケやサジバモウセンゴケから沖縄まで日本全国で、イシモチソウ(西表島にもあったとされるが、現在はどうなんでしょう?)、と名が付く種類もいくつかあります。 全国で絶滅危惧種に指定されてますが、沖縄は危急種だったような気がします。 何でこんなに少ないのに危惧種にならないんでしょう? しかも西表なんかのは「盗りに行った」と自慢げに紹介して、売買までされてると聞きました。 地元の方が、「見に行く度に減ってる!」、と嘆いています。 

この手の物を紹介する時、いつも最後にこんな締めくくりになってすみません、面白くないですよね。 凄い!とか貴重!だとか、八重山の素晴しい自然を紹介したいんですが、そうするとこんな話になってしまいます。 もっと紹介したい自然は実は沢山あるんですが、一部の困ったちゃんに情報を与えたくないので公表出来ない、と言う現実があります。 

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キシノウエトカゲ

2012年04月11日 | 生き物

近所の山を歩いているとガサガサ、ガサガサ、とオイラの後を付けて来る様な音がします。 何だろう?、と思って立ち止まり辺りを見回すとまたガサガサ。 周囲をよ~く見渡すと、いました。 3mくらい先の茂みからキシノウエトカゲ(トカゲ科、国天然記念物)がオイラの様子を伺っています。  

オイラが近寄っていくと直ぐに隠れるんですが、諦めて行こうとするとまたガサガサ。 振り返ると頭だけ出してまたこっちを伺ってます。オイラを気にしてるくせに近付くと隠れるなんて、どういう事なんでしょうね? 前に出会った奴かな? もうちょっとコミュニケーションが取れれば面白いんですけどね。  

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石垣島、PAC-3配備中

2012年04月09日 | 何でも

西表島のネタを紹介しようと思っていたんですが、ここんところオイラのもう一つの仕事の方で毎日PAC-3を見に行ってるので、それを載せます。 詳しい事は地元新聞のホームページでも見て貰うとして、毎日どんなかと言うと、見に行く人はまばらだしTV局も1社ロケバスで来てるけど他は見ません。 マスコミらしいマスコミは最初の配備される時や副防衛庁が来た時とかだけで、あとはノンビリムード。 あっ、今日はパラボラ付きの中継車が新しく来てたな。

サザンゲートブリッジと言う橋を越えるとPAC-3を配備してる場所に通じるゲートがあるんですが、ご覧の通り警察官と自衛官の人達が警備していて入れません。 ちなみにPAC-3は橋の上から見えますが、昨日7日の夕方から畳んだままです。 畳むところ見ちゃいました。 

目立った配備はヘリが4機、レーダー車が上の画像の左に写ってますね。 他に何があったかな? 全部で140台の車両と約450人の自衛官が来てます。 全て自分達で賄っているので大型のテントに寝泊りし、食事等も街に出てくる事はないそうです。 いったい何日くらい過ごすだけのストックがあるんでしょうか? 震災の時に被災者の方々に好評だった、お風呂だって持って来てるんじゃないかしら? そうそう、被災地に行かれてた方も多く来てるそうですよ。 おまわりさんも本島から応援に来てくれてるし、海保はどうなんでしょう? いずれにしてもご苦労様です。 

離島に行く船に乗ると一番近くで見れますが、こんな間近に地対空誘導弾があるなんて、やっぱり恐ろしい絵ですね。 

自衛官の方にいくつか質問したんですが、その中の質問の一つに島で遊ぶ暇はあるんですか?と聞いたら今のところ橋を越えて街に出たりする事はないそうです。 せっかく石垣に来たんだから一段楽したら休暇していって欲しいところなんですけどね。 その時はオイラのツアーに参加して見ませんか?!

後日談
全て自分達で賄ってるのかと思いきや、4/10の新聞記事で3食全て島から調達してる事がわかりました。 食材を供給してるのか直接出前見たいにしてるのかは分りませんが、自衛隊が来ると経済効果UP!、というアピールの為にワザとやってるのかも知れないとの事です。 確かに450名分の食料を毎日島から調達してくれてれば、かなりの経済効果ですね。

コメント (2)
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