丸っこい形でオカガニと似てますがサワガニの形態もしてます、ヤエヤマヤマガニ(サワガニ科)です。一応サワガニの仲間で最大種と言う事ですが、実は八重山のサワガニの仲間はまだまだ新種が出て来たりして研究途中と言った感じです。オイラも以前に数種類サワガニがいると書いてたんですが、これがこれだったとか、これがあれになったとか、難しい所です。今回のも取り敢えずヤエヤマヤマガニとしましたが、以前はヤエヤマサワガニと書いたりしてました。
生態ですが、オカガニとかと違い海には下りません。ずっと山中で凄し、お子さんもお腹で稚ガニまで抱え、数も海に放卵するタイプと違い少ないです。数で勝負じゃなく、ある程度大きく育てて頑張ってねってタイプですね。サワガニと言うと素揚げとか佃煮が有名ですが、石垣でこのカニを食べると言う話は聞いた事がありません。海が近いから山のカニを食べなくても十分だったんでしょうね。いずれにしても淡水系の生き物は寄生虫がいっぱい! 以前載せた時の個体も寄生虫が沢山付いてて可哀想でした。
撮影したのは山中の道路沿いにある浸透桝です。色んな種類のオタマやカニなども見れてあったら必ず覗きます。皆さんもぜひ身近にあったら覗いて見てね!面白い生き物に会えるかもよ!?