リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

久し振りに見ました、ダイサギソウ

2017年10月30日 | 山が好き!

何年かぶりでダイサギソウ(ラン科、絶滅危惧種、)を見ました。しかも前勢岳の林道で。画像で見て分かるようにまだツボミが5つくらい付いているので満開になるまで待とうと思い、1週間くらいして1眼レフ持って見に行ったら「ガ~ン!」、草刈り作業で刈り取られていました。石垣の山の先生・Mさんが探していたので満開になったら連絡しようと思っていたのに! 他の林道でもみんなそうなんですが、貴重な植物でも何でもみんな切ってしまいます。石垣島は貴重な植物が沢山あるんだから、作業する人や発注する側がある程度勉強しておかないといけないと思うのはオイラだけでしょうか?

特にランの類は山中より明るい所が好きだから比較的道路沿いに生えていたりします。ただこうやって草刈りをして日が射すと芽吹いて出て来る事が多いので、このダイサギソウも前回の草刈り時に眠っていた種子が成長してココまで育っていたのかも知れないと思うと何と言えませんね。ですが種をバラ撒いてから草刈りして貰えば増える可能性も上がりますよ!

先日のトサカメオトランも今回も目立つ場所に生えていたので、色んな意味で危ないなぁと思い移植しようか迷ったんですが、下手な事やって枯れちゃったら可哀想と思い止めておきました。ですがこれでは拙いので詳しい人に出会えたら移植の仕方を教わろうと思います。このランはラン菌がいなくても育つらしく、かつてクマノミが石垣の海から消えた時、繁殖させて海に戻した人がいましたが、内地ではランを増やして自然に戻して盗られないように監視もする、と言う事をやってる所があります。「それじゃぁ遺伝子が」と言う問題も出て来るので難しいんですけどね。

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何時も並んでます

2017年10月28日 | 生き物

葉っぱがクルッとなっていたので覗いて見ると、ハチの幼虫かガの幼虫か判りませんが毛虫君達が並んで住んでいました。最初見た時は葉っぱの縁にこの状態で頭だけ出していて可愛かったんですが、近づいてレンズを向けたら一斉にバックして奥に入ってしまいました、残念。 ただこの家、住んでるだけじゃなく食べてるんですよね(笑)。みんなで並んで縁をカジカジしながら食べて行って、家が狭く(無く)なって来たら引っ越すんでしょうか?

今回書くのが遅れたのは台風のせいじゃありません。金曜日の夜シャワーを浴びようとしたら5秒ほど温水が出てエラーが出て止まると言うのを繰り返すので、外に出て石油給湯器を調べるのに苦労していたからです。始めは燃料系だと思いタンク残量、フィルターの掃除、ダメ。 次はボイラー、前々から給湯器の内部のグラスウールがむしられてるのと糞があったのでネズミが入ってるんだろうとは思っていたので、そのむしられたグラスウールが吸気口を塞いでるかもと思ってボロボロになったグラスウールやグラスウールを集めて作ったネズミの寝床も撤去、それでもダメ。 その他色々調べて数時間、夜の0時頃にようやく原因が判明しました。ふと目の前チョッと奥の配線を見ると、かじられてました! う~、これで少なくとも土日は直らない! 部品が無ければ石垣だもの、1週間は来ないかも、しかも台風の影響もあるかも。 沖縄は「ヤモリが入って感電して壊れる」と言うのはエアコンの室外機など良くあるんですが、ネズミだったとはね。でもネットで調べて見ると沖縄でなくてもかじられてる方、結構いました。配線だけでなく配管もかじられてる方いましたよ。 仕方がないので明日は知り合いに頼んで浴びさせて貰えるかな? あ~、腹立つ!

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オオシママドボタルの女の子はデカい!

2017年10月25日 | 生き物

台風開けの雨上がり、今なら久し振りに山に行けると思い出かけて行ったらオオケマイマイが引っくり返っていました。この場所では珍しい訳じゃありませんが目に入ったので近寄って見ると何だかデカいのがいました。オオシママドボタルの幼虫です。小さいのもいてこっちはお食事中。葉っぱの上に肉片の様なのが付いてますが大きい子が食べ散らかした跡でしょう。ホタルを見に行くって言うと特に女性は喜びますが、姿を見たり生態を知るとほぼ100%気持ち悪がります。

エビの様な尻尾?の次の両端、白っぽいのが2つ付いています、これが発光器です。この子は女性の小指位デカかったのでおそらく女の子ですが、もしかしたら小さい方がオスかも知れませんね。大島君は卵から成虫まで発行します。ただメスの成虫は発光しないと言われてますが、薄っすら光るよって方もいます。白アリの女王みたいな姿で幼虫時代よりさらに気持ち悪いです。メスの成虫はなかなか見れないので、出来ればこのデカい子を連れて、帰り大人になるまで観察したかったんですが、どうもオイラはそういうのに抵抗があるのと、上手くいかないと可愛そうな結果になるので諦めました。と言うか、自然界で偶然会える事に意味があるような気もします。

エビの尻尾のような辺りからウニュッと出て来る奴を利用してかなり強固に引っ付いたり、ヒャクトリムシの様に歩いたりします。顔も実はこの状態は引っ込めてる状態で、前部からこれまたウニュッと出てきます。本当は出てるのが撮りたかったんですが、いや撮ったんですがピントが合ってなくて諦めました。 もう1ヵ月位前からオスの成虫が家にも飛んで来るくらいだから、メスの成虫にも頑張ればそのうち会えるでしょう、と言いつつ10年以上・・・、

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ユメゴンドウの結末

2017年10月23日 | 生き物

16日に座礁した14頭のユメゴンドウですが、一連の騒動は金曜日に終焉していました。ただ残念な結果に終わったので少し時間をおいて掲載する事にした訳です。経過報告としては、

17日にまた6頭座礁し、かなり干上がった場所にいたので砂を掘ってずらす感じでビニールシートに乗せ水がある所まで移動。その後何頭か「戻す帰って来る、戻す帰って来る」でこの日も夕方の満潮で終了。

18日1頭座礁、深場に戻し終了。台風もかなり近づき海も荒れてる為、これ以降は水に入っての作業は危険です。

ところで16日も17日もそうなんですが、一度深場に戻したら終わりだと思ってほぼ全員帰ってしまいますが、実は一度帰したらもう終わりではなくほぼ間違いなく何頭かは戻って来てまた座礁します。サメに襲われて恐怖のあまり深い場所には行きたくないとか、方向感覚がおかしくなってるとか、色々原因はあると思いますが偉い学者さんにも本当の理由は分かっていません。そんな訳ですから時間が許す限り、ゆんたくでもしながらノンビリして行って下さい(笑)。

そして金曜日ですがフサキの海岸に2頭、遺体として打ち上げられてるとの報告、「がーん!」。皆が言葉を失ったであろう事は想像できます。残念ですが死体を確認・計測するのも大事だと思いスケールを持って見に行く準備をしていたら、グループの代表・Yさんも「どの個体が死んだのか確認してくる」と連絡が入り、現場で丁度合流。

 

体がボロボロになり表皮が剥がれ、ココより観音崎寄りの1頭は真っ白になっていました。これといった酷い傷がある訳でもなく、死因は想像ですが弱っている所に台風の荒れた海で衰弱したんだろうと思います。暫くすると水産課(画像に写ってる)の人が来て計測し、Yさんと話した後に重機で埋葬してくれたようです。 仕事柄、野生動物の遺体に出くわす事が多いですが、生き物の遺体を見ると切ないですね。 T師匠の関係でウミガメの事もやりますが何時も遺体が上がる場所があって、そのそばには定置網があったりします。つまり人間のせいで死んでる訳ですね。道路上のコノハズクやクイナの轢かれたのも人間のせいです。今回のクジラは多分人間のせいじゃないけど、時には抱っこするような形で体に触れてますからね、気持ちも入るってもんです。

画像は顔が見え辛い、ショックが少ない画にしておきました。載せようか迷ったけど自然の厳しさを見て貰うのも大切な事だと勝手に思って載せます。

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トサカメオトラン、その後

2017年10月20日 | 山が好き!

先日載せたトサカメオトランを数週間ぶりに見に行くと結実していました! このあたり誰かが伐採した跡があったので大丈夫かな?と心配してましたが、僅か50cmほどのズレで助かっていました。

花の時にも書きましたが結実すると曲がっていた茎が真っ直ぐに伸びて立ち上がります。こうする事によって少しでも種を遠くに跳ばそうと言う知恵ですね。

ちなみにランの仲間の種は物凄く小さく、風に載せて跳ばすと言われています。種子が出来ると茎を伸ばし少しでも遠くに、と言うやり方はタンポポと同じですね。タンポポは最初から倒れてる訳ではなく花の時は真っ直ぐで受粉すると倒れます。そして種が出来て来ると立ち上がり花の時より1.5倍くらい長く伸びて綿毛を飛ばします。こっちは「飛ぶ」です。面白い事に日陰のタンポポは日向の物より茎がより長く伸びます。これは我が子をより飛ばし日向に落ちる様にと言う親心なんでしょう。

ランの種子は大豆などの様に栄養分を持ってないので種だけでは発芽出来ません。ラン菌に手伝って貰って栄養を得て初めて発芽出来ます。とにかくランは盗掘にもあうし環境も難しいので全てと言って良いくらい絶滅危惧種ですから、もっともっと増えると良いですね。

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またもユメゴンドウが

2017年10月18日 | 海が好き!

月曜日に座礁して苦労して沖に戻したユメゴンドウ(小さいクジラ)がまたも座礁してると言う事で連絡がありました。しかも聞いてみたら月曜日のあのあと夜の8時過ぎにも小さいマングローブで座礁して助けに行ってたとか。

今日は6頭だけでしたが、かなり潮が上がった場所で座礁していた数頭は、仕方ないので直ぐ横に穴を掘ってそこにブルーシートを置いて転がして10人くらいで持ち上げ沖まで運びました。この日の1回目がこれです。ただ殆どの人が1回やれば終わりだと思って帰ってしまいますが、実はここからが長いのです! 沖に戻してもパニックになってたり、何らかの理由があって殆どがまた戻って来てしまいます。それが何回も繰り返されるので暫く監視してないといけないんです。

そして今回も案の定、何度か戻って来てしまいましたが残っているのは4人ほど。この日の満潮の16時過ぎに最後に沖まで連れて行き取り敢えず終了。台風が近づいて来てるので人間も危ないのでこれ以上は出来ません。

これが3回目の時です。眼を瞑ってますが死んでる訳では無いですよ。浅い所に来るとなぜか平衡が保てなくてこんなんなっちゃいます。だから呼吸の穴が上に来るように支えてあげます。ただクジラやイルカも海の生き物なので魚と同じでずっと持ってると火傷しますから、時々場所を変えたり軍手はめてやります。呼吸が整って体力が回復してきたら沖に誘導して行きます。

ヒックリ返っちゃう時もあります。これも死んでる訳じゃありません。この子を沖まで移動させた時にこの子は良く鳴いてたので、別の1頭がスーと寄って来ました。。最初は全然見えてなかったのに何時の間にか近寄って来たのでこの子達の声もかなり遠くまで届いてるんだと分かりました。

はぁ~、明日は(正確には今日は)もう来ないと良いなぁ、海の中をかなり歩くのでもうクタクタです。

 

続報

今朝も1頭座礁し現在は沖に戻し、監視中。

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満潮時のマングローブは

2017年10月16日 | 海が好き!

マングローブを見に行くと言うと、普通干潮時ですよね。そして誰もが一度は思う、満潮時ってどうなってるんだろう?呼吸は出来てるの?ってね。 と言う訳で今回は満潮時のまだ若い背の低いヤエヤマヒルギの画像を載せます。かなり天気悪いですね、真昼間なんですが。

 

この場所ではこんな感じで浅い所のはまだ頭が出てるんですが、ほんのチョッとズレると全部潮に浸かります。それこそそんな子達は息が出来てるの?と心配になりますよね。ではどうやって呼吸しているんでしょうか?それとも水が被ってる間は息してないの? インターネットなどで調べても「その為に根を高い所から出して満潮時でも呼吸出来るようにしてる」と言うのばかりで全部水に浸かってしまうヒルギの事は書いていません。う~む、

と言う訳で今のところ「こうじゃないかな?」と言われている範囲で説明しますと、

○ヒルギの仲間は根に結構隙間があり、そこに空気が含まれているのでこれを利用している。

○いくら海の中に生えていると言っても海岸沿いです。サンゴと同じで太陽光が海底まで届く程度の深さなので、どうやら水中で光合成をしている、そしてその光合成で出来た酸素で呼吸している、と言うのがほぼ正しいとされています。ヒルギの仲間は葉だけでなく全体で光合成するんですが、幹よりも根の部分に非常に多くの葉緑体を持っています。これが水に浸かる(普通に呼吸出来なくなる)部分により酸素を供給する為の工夫なんじゃないかとされています。

この2つはほぼ正しいようです。

あともう1つ、ここからはまだ推測ですがヒルギの仲間は水場にいますから根の部分に結構藻類が付いています。藻類ですから当然光合成します。この藻類達が作った酸素(エネルギーも?)を貰ってるんじゃないか?という考えです。これもサンゴと似てますね。ただ、かなり色んな方が研究してるんですが証明する事が難しく未だ推測の域を出ていません。

以上、間違っていたら遠慮なく訂正コメント下さい。オイラのブログは皆さん参加型です!

 

今日、名蔵湾にユメゴンドウ(一応クジラ)が14頭座礁してるから手伝いに来て!、と電話があり行って来ました。数頭にサメに襲われた跡があり、歯形やパックリ切れてる物、血が出てるのもいました。どうやらパニックになり逃げた結果が原因のようです。潮が上がるとともに死ぬような事は無くなったんですが、怯えているのかなかなか沖に出て行きません。出て行ったかと思うとまた戻って来て浅い所に来るとひっくり返ってしまいます。そうなると息が出来ないので背びれを持って呼吸の穴が上を向くように支えてあげます。そして落ち着くとまた沖へ。これを何時間も繰り返し、そろそろ良いだろうとなったのが5~6時間後。クタクタになりましたが何とかなって良かったです。ただ今のオイラは水中カメラが無いので画像が一枚も無いのが残念です(泣)。

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オスプレイ、石垣に

2017年10月13日 | 石垣島の問題

今回は石垣島の問題と言うより沖縄県、ひいては日本の問題です。ニュースでも見たよって方多いと思いますが、石垣新空港にオスプレイが緊急着陸しました。エンジンの異常を知らせる警告灯が付いたからと言う事で。残念ながらオイラは降りて来る所を見る事は出来なかったんですが、近くの畑で見た人は物凄く低い所を飛んでいて、「ついに石垣にも来たか!、墜落するのか!」と思ったそうです。

当たり前の事ですが、石垣新空港は完全に民間の飛行場です。普通の旅客機が並ぶ中で軍用機がいるという異常な光景。

この日は県などの偉い人が見に来ていたようですが、苦情の1つも言ってくれたんでしょうか?

こちらが警告灯が付いた方の機体で、エンジンのハッチを開けて色々見ていましたが特にいじっている気配はありません。下に落ちたオイルを一所懸命拭いたりする光景が見えました。

その後交換部品を沖縄本島からなんとオスプレイで運んで来て、一時3機のオスプレイが石垣にいると言う状態になり、結局6日間もこの1機は駐機していました。そして10月11日には大型ヘリのCH53が墜落! このヘリは2004年8月13日に沖大に墜落したヘリの後継機です。

北海道や大分県の方が実際にオスプレイが来て初めて沖縄の人達が心配しているのを実感したと書いてある記事を読みました。石垣島や奄美に自衛隊の基地を作ろうとしているのも内地には賛成の方が沢山いますが、自分の身近に置き換えて考えたら少しは気持ちも変わるかも知れませんね。自分家の近所に基地が出来るとなったら、自分の子供の学校の側に出来るとなったら、どう思いますか?

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センリョウ、まだ若いです。

2017年10月11日 | 山が好き!

しばらく行ってなかった山に行ったらセンリョウが沢山実を付けていました。ただ皆さんが想像する赤い実にはまだ時間がかかるようで、実自体もまだふっくらしてません。通常ですとそろそろですが、今年はあと1ヶ月位かかるんじゃないでしょうか? 花には花被(花びらや萼)が無く、珍しい形をしています。原始的な被子植物と言う事でしたが、最近はちょっと違うんじゃん?と言われてます。

センリョウと言うと正月の飾りつけですが、健康茶として九節茶も知られます。他にも葉や枝などを煎じたり塗ったりで関節炎、リウマチ、神経痛、腫瘍、癌、風邪にも効くと書いてありました。有効成分は、フラボノイド、タンニン、精油分などありますが、もっと知れていない成分もあるのかも知れませんね。実は赤い皮を取って種だけにして炒ったら食べられます。鳥が食べるから甘いのかな?と思いますが味は殆どありません。赤い所を取らなくても味は殆どありません(笑)。

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オオコウモリ(フルーツバット)  

2017年10月09日 | 山が好き!

先日林道を歩いていたら「ウォン、ウォン!」と犬の吠えてる声がしてきました。誰かが犬を連れて散歩してるのかな?と思ったんですが、何度も吠えているので良く聞いていたら道じゃなくて山の中から聞こえて来ます。野良犬が居てオイラの気配を感じ吠えてるんだろうか?と目を凝らし一生懸命声の方を見ていたら、地面じゃなくて木にブラ下がっていました。

ヤエヤマオオコウモリ(オオコウモリ科、絶滅危惧種)です。チンタマが見えないので女の子ですね。テレビで見る海外のは眼付が鋭く可愛くないですが、石垣で見るオオコウモリはみんな目が丸っこくて可愛い顔をしています。 暫く見てたら後ろの方にも数匹いて、普段聞く「キッキッ!」と言うのと違い色んな鳴き声が聞こえて来ます。ん~、と考えて「そうか、秋だから交尾だ!」 夕方の山中、アチコチから交尾の声が聞こえて来てたんですね。どうりでさっきから騒がしい訳だ。だけどこんな犬みたいな声初めて聞いたなぁ。

秋に交尾をして春に着床(熊とかと同じで「着床遅延」し冬を超してから着床)、夏に出産。オオコウモリは出産時もぶら下ったままで行い、2~3匹産むと抱いたまま飛んで行ってしまいます。おそらく出産した場所に留まると匂いで敵が来るからでしょう。その辺は他の動物と一緒ですね。産まれた赤ちゃんは小さい内は羽の内側に抱えていますが、乳首もそこにあります。人間(副乳)や他の動物も脇の側に乳首があるけれどこれも同じですね。1ヶ月くらいしたら脇から出て来て胸につかまってたりします。つかまったまま食事に出かけ、ある程度大きくなると子供を一旦置いてご飯を食べ、食後にまた子供抱えネグラに帰って行くので夏の夜にはたまに、まだホワホワの毛の子供が見れたりします。あっと言う間に大きくなって飛べるようになったら独立。秋にはもう繁殖出来ると言います、早熟ですね。

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