リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

リュウキュウコスミレが満開! と思ったら、

2016年02月29日 | 何でも

先週は暖かくなって風向きも変わり、製糖工場の甘~い匂いが家の方に流れて来て、リュウキュウコスミレ(スミレ科)もワァ~と咲き始めたなって思ったら・・・、 石垣島も低気圧の影響でまた冬になり、今週は水曜日辺りまで最低気温14~15℃になります。 大荒れの北海道の人にしてみたら、「なめんなよ!」ですが、石垣島にすむオイラ達にとってはブルブル震え、ストーブをつけたり、湯たんぽを入れます。

この小さなコスミレも食べられます。 天ぷらやおひたし、その他色々貴方しだい。 リュウキュウコスミレはある所にはいくらでもあるので心配せずに食べて下さい(笑)。 ただし何時もの如く、自己責任でね! 薬としては腫物、抗酸化剤等。 

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トベラも咲き始めました

2016年02月26日 | 海が好き!

前回のハマヒサカキと同じような場所に咲くけど、とっても良い匂いがするトベラ(トベラ科)の花も咲き始めてます。 この木も風に強く、何より凄く良い匂いなのでこっちの方が庭木には良いでしょうね、ひさかきの仲間は本当に臭いからなぁ(笑)。 だけど葉っぱとか枝を切ると臭い匂いがするので節分とかに魔よけとして扉(訛ってトベラ)に飾るそうなので、やっぱりこの木も神事的な役割を持っているんですね。 種は赤く美味しいのか、鳥さんが寄って来ます。 この時トベラの種は粘々しているので鳥にくっつき、こうして我が子をアチコチに運んで貰うと言う作戦をとっています。

成分的にはヘデラゲニンと言うのを持っていて、色々効くらしく皮膚病、抗鬱、胃腸障害、抗炎症効果、骨系の病気、癌などに効果があるとかで色々研究されてます。

家の近所の名蔵アンパル辺りの道路沿いにも咲き始め、良い匂いを漂わせてますよ。 石垣島の人は行って見て下さい。 特に夜は匂いが強くなります。 ただし女性は気を付けてね。 

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ハマヒサカキの可愛い花につられ近付いて行くと・・・、臭ぁ~!

2016年02月24日 | 海が好き!

山中に咲くヒサカキの仲間、ハマヒサカキ(モッコク科)が海岸で満開でした! 小さい花びらがずら~と並び、その可愛らしさにつられ近付いて見ると、「臭ぁ~い!」。 周りには蝿だらけです。 この植物は蝿など臭い匂いに寄って来る生き物を花粉の媒介者として選んだので、こんな匂いを出す花になっちゃったんでしょうね。


↑雄花
ハマヒサカキは違うけど、ヒサカキなら神事に使われるんですよね。 でもヒサカキも臭い匂いなのに、良かったのかな? ヒサカキからすれば人の都合なんか関係ありません。 冬に咲く花だから季節柄媒介者が少ないので、そういう作戦に出たのかも知れませんね。

↓は雌花ですが、良く見ると雄花っぽいのが混じってます。 どういう事なんでしょう?

ヒサカキの仲間は細かく分かれていて分かりづらいのでもしかしたら今回のも亜種かもしれません。 ヒサカキの仲間は材も使えるし、実は染物にもなります。 風にも強く、神様が降りてくる木ともされているので庭に植える人が多いようです。 オイラの近所の山にはナギもあるし、実がなったらそれぞれ植えておけば御利益あるかな? あとはシーサー置けば完璧!?

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森の中が良~い匂いと思ったら、サカキカズラの花が満開!

2016年02月22日 | 山が好き!

山の中で良い匂いにつられ、その匂いを辿って行くと、サカキカズラ(キョウチクトウ科)の花が満開です! 普通カズラだから高い所に咲くんですが、オイラが立っている場所は谷の上だったので、下から伸びて来た蔓がオイラのいる高さで運良く花開いてたんですね。 だけど低い高さだとオイラには都合良いけど種を飛ばすには不利ですね。

キョウチクトウ科の植物なので、汁が付いた手で目や口を触っては駄目です。 チンチンも触らない方が良いかな(笑) 

 

キョウチクトウ科は毒がある植物のなかでも広く知られていますが、アルカロイド系強心配糖体なども持つ毒のデパートや~、って感じですね。 かなり強い毒で、心臓が止まったりして直ぐ死ねますが、上手く使うと心臓の薬にもなります。 ただ強過ぎて使える植物は限られてきます。 そんな訳で結構身近な植物も強心配糖体を持っているので気を付けなくてはいけません。 例えばユリ科の植物も持っている種が多いいし、キョウチクトウは街路樹に使われたり、ニチニチソウなんかも花壇に良く植わってます。 食べれるはずのモロヘイヤも種にはこの毒を持っているので、収穫の時は気を付けましょう! 有名なヤドクガエルなんかもこの毒成分を持っているんですが、植物と両生類という全く違う生き物なのに同じ成分を持っているって不思議ですね。 

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石垣島の渓流沿いには、ナガバイナモリ

2016年02月19日 | 何でも

今シーズは去年なった足底筋膜炎の完治が間に合わず、於茂登岳のツアーは全部代わって貰ってます。 誰もが知るような団体さん(自然系ツアー会社)も2つ御免なさいして(わざわざ御連絡頂いたのに申し訳ありませんでした)、先輩ガイドに代わって貰いました。 もう来年は来ないだろうなぁ・・・。 でもトレッキングは行けてるので今回は沢沿いの植物、ナガバイナモリ(アカネ科)です。 沢沿いの植物で水が染み出してるような所にも群生し、とっても可愛らしいんですよ。 石垣島の山中なら珍しくない植物ですが、八重山にしかない固有の変種です。

さて、調べてみるとナガバイナモリ(イナモリ系全般)にも「カンプトテシン」というアルカロイド毒が含まれている事が分かりました。 もちろんそのまま使えば細胞毒性(細胞を殺したり分裂を阻止したり)のある怖い物質ですが、上手く使うと抗癌剤になり、実際にもう治療に使われいます。 癌細胞を殺したり増殖を阻止する事が出来るんだそうです。 頼もしいですね。 特に熱帯・亜熱帯の植物は薬になるような未知の植物が多いので、これから色んな病気に効く薬が出来る事を期待しましょう!

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オキナワシャリンバイは芭蕉布にも使います

2016年02月17日 | 何でも

オキナワシャリンバイ(バラ科)がもう咲いてました。 内地のシャリンバイも含めとっても良い匂いで海の側に生える木です。 実は食べれて、潮や風に強いので防風林にも良く、こっちの芭蕉布だけじゃなく大島紬や久米島紬など、シャリンバイの仲間はタンニンが多いので昔から染物に使われます。 地域によっては絶滅危惧種だったり天然記念物にもなってます。

先週末からまた冬に戻った石垣島。 今週は明日からまた雨降りです。 仕事も出来ず、雨なのでフィールドにも出れず、家でお勉強や整理などするしかありませんね。 HPをもっと見栄え良くしようとも思いますが、センス無いのかな~(笑)。

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電気クラゲはお酢を掛けちゃ、駄目!

2016年02月15日 | 海が好き!

風が強い日、お客様と東シナ海側の海岸を歩いていたら、「プシュ」とか「パンッ」とか破裂するような音がするなぁと思って足元を見たら、カツオノエボシ(カツオノエボシ科)が沢山漂着していました。 これを踏ん付けた時に浮き袋が破裂して音が鳴ってたんですね。 裸足で踏まなくて良かった。 

カツオノエボシって実はこれ一つの生き物じゃなくてヒドロ虫って言うのが集まって出来た集合体なんですが、どうやって繋がってるかって言うと、ニューロン(神経細胞)がシナプスで繋がってるような感じだと思ってくれれば良いです。 分かり辛い? じゃぁ、箱根・彫刻の森美術館の「交叉する空間構造」と言う作品を検索してみてください。 これなんかも近い感じがします。 えっ、余計分かり辛いですか? 

「電気クラゲ」と言う俗称で誰でも知ってる猛毒のクラゲですが、間違った知識を持ってる人も多いので改めて書いて置きます。 まず刺された時ですが、直ぐに海から上がって下さい。 酷い時は呼吸困難やショック症状で死亡者も出てます。

陸に上がったら処置ですが、お酢を掛けては駄目です! 真水も駄目! 刺された時に使って良い液体は海水だけ。 もし洗い流したい時は海水でやって下さい。 そして45度くらいの火傷しないギリギリのお湯に最長20分浸すと痛みが緩和するようです。 だけど海岸にそんな物あるわけ無いので、前もってステロイド系か抗ヒスタミン系の軟膏を持ってくか、病院に直行!←これが一番でしょう。 特に2度目の人はハチ毒とかと同じようにアナフィラキシーショックもあるので病院に行った方が良いでしょう。 それと干からびてる時は触っても大丈夫だと思ってる人も多いですが、毒は出にくいけどやられる時があるのでこれも触らない方が良いです。  

オイラの従兄弟は子供の頃、田舎の海で一緒に遊んでる時にやられ、パックリと皮膚が裂けていたのを覚えています。 しかもおっさんになった今も、痛々しい痕が残っています。

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白保ピィミジャーエンダラシ大会

2016年02月12日 | 何でも

先日の日曜日にお客様と白保食堂でお昼を食べた後に「白保ピィミジャーエンダラシ大会」に寄りました。 ピィミジャーエンダラシって何?!、って事で翻訳すると「ヒージャーオーラセ」の事です。 と言ってもそれが分かる人は沖縄の人だけでしょう。 更に翻訳すると「ヤギの喧嘩」闘山羊です。

興奮してるオス同士は闘場に入る前から既に興奮してます。

立ち上がって~、

ガツンッ! 

ぶつかる度にガッツンッ!、ガッツンッ!、凄い音がします。

それにしても山羊の目って怖いですよね(笑)。

同じ会場で山羊汁が売ってるって・・・、山羊は食べ物です。 

ヤギ汁食べながらピィミジャーエンダラシを見るのがツウの見方?!

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名蔵アンパルに注ぐ沢の生き物調査 山中に広がるサガリバナ群落発見!

2016年02月10日 | 山が好き!

前回の続き、午後からは名蔵アンパル・マングローブに注ぐ沢の生き物調査です。 なんでこんな事をするかというと、この調査対象になるあたりの山林を潰してゴルフ場にしようと言う計画があるからです。 石垣島島民にとってこれは一大事です。 なにせこの一帯の水はずべてアンパルに注ぐ分水嶺の内側だからです。 いくら低農薬でなどと色々言ってても、やはり凄まじい量の農薬が流れたり、芝生を維持するには物凄い水が必要です。 去年の夏も断水で困ったように、もともと水に限りのある小さい島で、これは大問題です。

と言うわけで皆で集まって調査開始。 今回で2回目です。 いずれは一般の方にも見て貰うつもりです。 

沢沿いにはサガリバナの群落がずっと続いています!  

モダマなど大切な植物も沢山ある、大切な山です。 

これはまだ最初の地点ですが、ヌマエビやヨシノボリ、海とこの沢が正しく繋がってる証拠のフネアマガイもいました。 この他にも色々いたんですが、当日の調査結果が出たらまた紹介します。 

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湿地の日で、名蔵アンパル・マングローブ観察会

2016年02月08日 | 何でも

2月2日は湿地の日と言うことで、石垣島では2月7日に環境省主催で名蔵アンパルのマングローブ観察会を行いました。 毎年の事なので以前にも紹介したと思いますが、オイラも朝からお手伝いです。 この日は物凄い寒い日でマリンブーツの方はさぞかし厳しかったでしょう。 参加者は10数人。 殆どがマングローブ初めての方で、泥んこを歩くにも苦労されてました。

 

上の画像は最初のうちにキバウミニナを集めて、観察会が終わるまでにどれくらい移動してるか見ようという実験です。 結果は気温が低すぎて全く動き無し(笑)。

こんな中を頑張って歩いて頂きました。 ヤエヤマヒルギの蕾や、新たな胎生種子も顔を出し始め、もう少ししたら石垣にも春が来ます。 下の画像、開けた場所に出るととにかく風が冷たい! マングローブ林が防風林や防潮林としていかに重要か良く分かります。 さらに津波など防波堤としても役に立つんですよ。 

 

高齢の女性の方など震えるほど寒かったようですが、最後には楽しかったと言って頂いたので良かったとしておきましょう。 来年は色んな面で考えてやらないとね。 

午後からは別の用事で即移動。 名蔵アンパルに注ぐ河川がある開発予定地の山に入り、その山に流れる沢の生き物調査です。 急げ~、あと16分しかない!

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