リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

ヘクソカズラ

2014年11月28日 | 生き物

久しぶりにヘクソカズラ(屁糞葛、アカネ科)を見ました。 ヘクソって可哀想な名前を付けられましたね。 漢字表記も屁糞葛で、葉や実が臭いので付けられたんでしょう。 でも画像のとおり花は可愛いし実も可愛いのが生ります。 そのままでは別に臭く無く、磨り潰したりすると臭いです。 要するに汁が臭いんですね。 でもその汁に薬効があり手荒れや霜焼けにも聞くそうで、今でも知ってる人は手にとってグシャグシャっとして塗るようです。 生活の中から得た昔ながらの知識って凄いな~。 そして現代科学ではさらに色々な薬効がある事が分かったてきました。 

 

臭いにおいの正体はペデロシド等のイリドイド化合物で、このイリドイド化合物が入ってるのはたいてい薬草として知られています。 マラリアに効くので有名なキニーネもそうだし、マタタビが猫を気持ち良くさせる成分もこの化合物です。 ヘクソカズラにとってはこのペデロシド等が悪臭を放つ事によって害虫から身を守れるんですが、自分を守る為に身に付けた成分をオイラ達人間が利用させて貰ってるんですね、ありがとう。 

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山の季節です

2014年11月26日 | 山が好き!

11月くらいから山のツアー以来のお客様が増えて来ました。 オイラも徐々にトレーニングや装備の点検・補充です。 そんななか先日いらしてくれたのは、青学ワンゲル部OBの皆さんで於茂登岳を希望です。 於茂登岳は沖縄県で一番高い山と言う事で、石垣の中でも唯一整備されてるのでガイドを頼まなくても迷う事無く登れるんですが、「ただ登るのは飽きた、今はガイドさんに色々説明してもらいながらノンビリ登る」、だそうです。

ノンビリといったって元ワンゲル部のつわもの揃い。 オイラより20歳くらい上ですが、「先日も大山に登って来た」、て軽く言います。 足手まといにならないように頑張らなくっちゃ。 体力に余裕があるせいか皆でワイワイお喋りしながら笑いながら歩くので、とっても楽しいツアーです。 

皆さんのスピードを遅らせるためにも解説を増やしてノンビリ登ります(笑)。 それは冗談ですが、せっかく申し込んで頂いたんですからガイドを付けただけあるなぁって思って頂かないとね。 今皆さんが見てるのはナナホシキンカメムシの集団です。 気持ち悪い、キレイ、とらえ方は色々。

写真を撮ったり観察したり、ノンビリ登って2時間くらい、ただ登るだけなら1時間半くらいかな。 早い人なら1時間ですね。 頂上では意外と景色が良く見えて、お弁当を食べてから下山です。 さすがに下山はあっというま。 登りの時に倒木につまづき脛を打撲したEさんだったんですが、スイスイと歩いていたので一安心。 この後そのまま観光に行くそうだし、後日は西表でカヌーやトレッキングもするそうです。 パワフルですね!

ではまたいつか、お会いしましょう!

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赤瓦のファミマ

2014年11月24日 | 何でも

今年になってようやく石垣島にもファミマが出来たんですが、その中で沖縄ならではと言いますか、赤瓦のファミマがあります。 まぁわざわざ作った訳じゃなく、元々この建物がそうだったんですけどね。

ファッマが出来たおかげでようやくコンビに振込みとか色々便利になりました。 吉牛も来てくれたらなぁ~。

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カヌーの安全講習

2014年11月21日 | 何でも

先日オイラも入っている「石垣島エコツーリズム協会」でカヌーの安全講習を受けました。 メンバーの一人、ママさんガイドのリエさんの大学時代の友達がカヌー界でも有名な安全講習の先生で、毎年北海道から沖縄まで日本中で安全講習をしながら行脚して来るので、そのついでと言っては何ですが石エコ会でもお願いしたと言う訳です。 自分達でも一生懸命勉強してきたつもりですが、専門家に教えて貰うのもスキルアップには大切です。 

一日目は座学で、どうやって安全にツアーを運営していくかや、実際の事故例をあげての講義などです。 オイラ自身がこの商売を始めて13年ほどになりますが、あらためて専門家の指導を受けたり皆で意見交換をすると物凄い勉強になり、より良いツアーをお客様に提供出来ると思います。

二日目は実技です。 この二日間、結構気温が低くかなり寒かったんですが、安全の為にはやらねば。 さぁみんなで出航だ~!

初心に戻り、体に負担をかけない漕ぎ方やテクニックを教わったり、一番肝心な沈(カヌーから落ちた)したお客様の救助訓練をします。 お客様の安全を確保してからカヌーを元に戻し、再びカヌーに乗船してもらうところまで一人ずつ順番に自分なりのやり方で一通りやってみて、終わった後に「ここはこうした方が良い」など指導を受けます。 先生が言うには「やり方に正解は無く、安全に救助出来れば自分流で良い」との事です。 もちろん最低限の基本(お客様の安全確保が最優先など)はあるけれど、それ以外は日々訓練をしてドンドン進歩させて行けば良いそうです。

オイラの場合プライベートも入れればカヌー歴は20年位になりますが、仮にカヌーが上手かったとしてもお客様を救助出来なければ仕方ありません。 CPRやAEDなどの救命講習と同じで定期的に訓練をしたり、お互いに「俺だったらこうするよ」とか「あそこは危ないよ」などの情報を共有し安全なツアーを提供する事がプロのガイドですからね。 今後も日々精進です。 

セーフティーカヌーの講習はプロでなくても受けられます。 興味がある方や特にシーカヤックなどをやる方は受ける事お薦めです。    

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秋ねぇ、

2014年11月19日 | 何でも

夕日に照らされ益々黄金色の頭を垂れるお米と、輝くススキの穂も合わせ、秋真っ盛りの石垣島です。 

海はチョッと寒いと言う方、トレッキングなんて如何でしょうか?

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猛禽祭りじゃ~!

2014年11月17日 | 生き物

近所の田んぼや畑の間を流れる自然の川と人工の側溝を掛け合わせたような場所の両岸に木が生えてるんですが、天気が悪い日や風が強い日にはそこで良くカンムリワシ(絶滅危惧A種、特別天然記念物)が留まっています。 道路より低く、キビ畑で囲まれてるので風の影響を受けず、過しやすいんでしょうね。 おまけにエンサイ(標準和名ヨウサイだけど、皆さんは空心菜(クウシンサイ)と言った方が分かるかな?)も自生しているので、我が家の家計にもやさしい(笑)。

右岸の枝には良く成鳥が留まっていて、この子はチョクチョク見かけますが、今回は左岸の木に幼鳥が留まっていました。 これはいったい?。 親子?、それともカンムリ君達の間では有名な休憩場所なのかな? 周囲は畑や田んぼだからお腹が空いたら食事も出来るし、川岸だから水も飲める、こんな良い所ない!って感じですか? 直ぐ側、調査で良く行く山裾の木にも何時も留まってるし、オイラの知ってるだけでも家の近所には5~6羽はいるんじゃないでしょうか。 

さらに今回は近くにチョウゲンボウ(だと思う)がいました。 鷲鷹のワリにはチョウゲンボウやハヤブサは頭が丸っこく可愛いので好きな鳥です。 ちなみに雨が降ってるのが写ってますね。 もう少しで石垣は夜間断水だったので、恵みの雨です。 これで何とかなるかな? 

この辺りは海も近いので海岸が荒れてる時はミサゴも非難しに来るし、渡りで有名なアカハラダカサシバも来ます。 実際このあと移動した時には、居残り組みのサシバがいました。 車から降りてないんですが残念ながらサシバ君は側に行くだけで直ぐに移動してしまい、2回目に近づいた時には遠くへ行ってしまったので画像はありません。    

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久しぶりに川平湾

2014年11月14日 | 海が好き!

内地から数年ぶりに家族が遊びに来たので、久しぶりに川平湾に行ってきました。 あいにく雲が多い日であんまり良い色が出てませんでしたが、やっぱりキレイですね。

干潮時になると湾と湾外を隔てる「川平小島」を一周するトレッキングが意外と人気で、歩く距離は結構ありますが色々と観察・解説しながらなので何時の間にか一周してます。 ただ潮の干満を計算して行かないと戻る時に濡れます(笑)。 まぁ濡れても良い格好で行けば良いんですけどね。  

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たぶんタシギ

2014年11月12日 | 生き物

夜に入ってるとタシギと思われる鳥が道の真ん中でうずくまっていたので、このままじゃ惹かれるから道路脇の草むらに移動させました。 回りから「本当によく遭遇するねぇ」、と言われるんですが、それだけよく車と野生生物との事故が多いと言う事です。 

幸い帰りに同じ道を通ったらバタバタバタっと飛び立っていったので、車にぶつかって脳震盪を起こしていただけかも知れません。 その時もこの子はオイラの車に当たる寸前だったので一方的に人間だけが悪いとは言えませんが、生き物が多い場所では意識してノンビリ走ってあげるくらいの余裕が欲しいですね。 そうすればイリオモテヤマネコもぶつかった時、チョッと接触程度の事故で死なずに済むでしょ。

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カニノテムシロ

2014年11月10日 | 海が好き!

以前にタケノコカニモリガイと言う美味しそうな名前の貝を紹介した事がありますが、今回はカノニテムシロ(ムシロガイ科)、巻貝です。 全国で絶滅危惧種ですが、この場所にはそこそこいました。 オイラの撮ったのは身が完全に入り切ってないのでわかり辛いかも知れませんが、カニノツメに見えるからこの名前です。 ムシロは筵の事で、貝殻の模様がゴザみたいだからです。

さらに横から見ると貝殻にイソギンチャクが付いてます。 干潟の貝には結構な割合で付いてますね。 共生って奴ですね。 貝はタコ等から食べられずにすむし、イソギンチャクは色んな所に移動出来ます。

水に沈めるとイソギンチャクが出て来るんですが、水上では当然引っ込んでます。

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戦跡巡り

2014年11月08日 | 石垣島の問題

とりあえずブログ更新出来る位までになりました! 

で、今回は地元のお客様からの御依頼で自分の住んでるこの地域に関わる戦跡を見たいと言う事で「戦跡巡り」の御案内です。 エコツアーガイドって自然だけを案内するものだと思ってる方が多いんですが、その地域の文化なども知っていないといけません。 

今回行った中の一つ、旧日本軍が通信室として使ってた壕です。 

この壕の前の畑で作業をしていたおじぃに色々教えて頂いたんですが、戦時中にあった飛行場の為の通信室で、琉球石灰岩を掘り抜いた物です。 この並びにはいくつもの壕があり、飛行機自体を隠す格納壕や倉庫代わりの壕など10箇所以上あり、崩れた物、壊された物、チリ捨て場になっていたりもあるんですが、かなりの壕が現存します。 その内の一つには扉が付けられ地震観測計が設置されたりもします。 おじぃは「10歳位だったので良く覚えてるよ、兵隊さんに中に入れてもらったり、遊んでもらったさ」 「飛行場から飛行機を格納壕に入れる時は人力で、みんなで押してここまで持って来たさ」 など。 

格納壕と言っても全部収納出来る訳でなく、尾翼だけ入れてあとは葉っぱや枝で隠して上空から機体が見えなくするというやり方です。

洞窟などは穴の中から外を見た時の絵が好きです。 実は穴の外には石垣新空港の誘導等がすぐ側に見えるんです。 空港の側にこんなのがあるなん知らなかったでしょ。 でも空港自体が琉球石灰岩の上に建ってるんです。 滑走路の下には洞窟もあるし、周りにある洞窟の一つ、「白保竿根田原洞穴遺跡」からは世界的発見の2万年以上前(旧石器時代)の人骨も発見されてます。

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