林道を歩いていると長~いミミズが歩いていました。別に大雨が降った訳でもないのにこのミミズ君は何をやっていたんでしょう?普通ミミズと言うと土の中にいる印象ですから余程何かあったのかな?
ミミズは種類にもよりますが基本雌雄同体です。ただこれも種類によりますが単為生殖は出来ないので交接をします。また切れてもそこから再生してくると思ってる人が多いですが、これも種類によるし、出来るとしても頭の方は再生するけどお尻の方はダメです。体には鍵爪状の剛毛が生えていて、これで進む事が出来るんです。眼は無いように見えますが、光を感じる器官が沢山あります。
ミミズって見た目から物凄く原始的な生き物の様な気がしますが、環形動物門(ゴカイ等)の中では進化してる方で、色々複雑になる事より単純化する方向に進化した結果が今姿なんですね。先ほど書いた雨が降った訳でもないのに・・・、と書いたのはミミズは皮膚呼吸しているので雨が降って土中が濡れて来ると呼吸が出来なくなり苦しくて地面に出て来ます。
食べ物はご存知土です。土を食べて土の中の彼らにとっては栄養を食べて、人間や植物にとっては良い物を糞として出してくれます。特に凄いのは、この子達はセルロース分解出来る事です。セルロース=食物繊維ですが、オイラ達人間もお腹に良いとかで食物繊維を取りますが分解は出来ていません。セルロースを分解できる有名な生き物は白アリです。セルロースを分解できると燃料にもなるし、白アリは最終的に糖質に変えてエネルギーとしてます。今後の地球は間違いなく食糧不足になると言われているので、人間が出来るようになれば食べ物に困らなくて良いんですけどね(笑)。
ミミズ由来のセルロース分解酵素を研究する事によってバイオエタノールの研究が既に行われているし、食料や薬などにもなるし有用生物なのは間違いなし! 実はオイラの家は非常に問題のある土壌だったんですが、自力で掘り返し問題物を除去したり、昔ながらの方法として落ち葉や公園で刈り取った芝生、打ち上げられた海草を敷き詰めて5~6年、最近ではかなりミミズなどが増えて来ました。同時にカタツムリやムカデなど厄介な生き物もいますが土としては良い環境ですよ。
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