過去に何度か紹介したコモウセンゴケ(モウセンゴケ科、絶滅危惧種)ですが、先月石垣島にはココ以外恐らく無いだろうという場所に久しぶりに行って見ると草木がボウボウで大変な事になってました。 過去あったポイントを探しても全くありません。 「全滅しちゃった!?」 顔が青ざめました。 先にも書いたようにココのが無くなったら石垣島のコモウセンゴケは絶滅!、になりかねないからです。 そしてその後3回通い、生えてそうな場所を踏まないように気をつけ、探しに探してやっと今回見つけました!
もともと全部合わせてもタタミ1畳分程しか生えてなかったけど、今回は30Cm四方に全部で10株だけ。 それも大雨などで泥が動かされ、決して安定した場所ではありません。 とりあえず周りを整備し、増えやすい環境は作ったつもりですが、暫らくは定期的に通って世話しようと思います。
コモウセンゴケは食虫植物です! 画像でも上の葉にコバエが捕まってますね。 水玉の用に見えるネバネバの粘液の匂いに誘われ、葉にとまっちゃうとそのままくっ付いて消化されちゃいます。 たまに葉が閉じて消化してる時もありますが、それ程見られません。 逃げそうな奴にはそうするのかな?
大きな固体から葉を一枚頂き、差し葉でも増える事が出来ますが、小さいながらも花が咲くとこれまた小さい種が意外と沢山出来るので、それで増えてくれれば一番良いですね。 ただ環境を整えるといって日当たりを良くし過ぎると日焼けしてオニヒトデみたいに赤くなります。 明るい日陰が好きなんですね。 また肥料をあげれば良いかな?と思ってあげたりしてもコモウセンゴケに限っては止めた方が良いようです、枯れます。 あげるなら昆虫とか、ゆで卵の白身をほんの少しあげるくらい。 元々が殆ど栄養の無い所で育ってるので、良いもん食べるとお腹壊しちゃうんですね(笑) あとはこの場所だけでは不安なので、来年、再来年・・・、と無事増えて来たら少し種を頂いて、似たような場所に撒くかな?