リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

バケヨン2

2018年11月30日 | モーターサイクル

さぁ、前回のクイズの答え分かりましたか?

答えは、「ホンダ Dream CB250T G5 73年~77年?」です。殆どのパーツがヨンフォアと共通または似てるので、このバイクをバケヨンにした人は結構いました。スポークホイルもその一つですが、当時の若者は今と同じで後継車・ホークの「コムスターホイルの方がタイヤが太くて格好良い!」と言う事で純正流用カスタムしていたようです。

この2台が並んで置いてあったんだから、思わず車止めるでしょ?

 

とにかく息の長いエンジンで、元をただせば1950年代からの流れを組むホンダ伝統の空冷4ストロークSOHC・2気筒250㏄エンジン。熟成を重ね、モデル事にエンジン特性を変えられ、1985年の発売以来10年以上も売れた本格人気アメリカン・レブル250や、1991年販売のNIGHTHAWK250は低回転域で最大トルクが出るように味付けされていました。ホーク250とNIGHTHAWK250、時を経て二世代のホークのエンジンを任されるほど信用あるエンジンです。ちなみに最初のホーク、400も250もバカ売れ!普通の人から暴走族、教習車、いとこの兄ちゃんもホークに乗ってました! オイラも中型免許を取りに行った時ホークⅢの車両がまだ残っていて、入所したてはまずハンドルの曲がったボロいホーク、何時間か乗ってからでないと新しいCBX400Fは使わせて貰えません(笑)。空冷4発で格好良く人気の車両で皆CBXに乗りたがるんですが、実際ホークの方が乗りやすかったような気がします。

#DreamCB250T G5 #HAWK ホーク #空冷4ストロークSOHC・2気筒250cc #コムスターホイール 

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バケヨン

2018年11月28日 | モーターサイクル

今回は思いっきり趣味に走ってしまいました。と言うのは車で走っていたらイキなり目に飛び込んで来た赤いタンク、しかも2台! まずは1台目。

はい問題。最初オイラはまんまと騙されましたがこのバイク、バケヨン(4Fourに似せて改造したバイク、ベース車で一番多いのはCB350Four)です。さて元のバイクは何だと思いますか?

ちなみにこちらが本物の「ドリームCB400Four」。外装はオリジナルじゃないと思いますが、スイングアームにステップが付いているので初期型でしょうね。いずれもエキパイが美しです。半年に1回くらい磨いてるそうですが、ちょうどその日にオイラが通りかかった訳です。2枚比べて見ると上手く出来上がってますね。パッと見騙される訳です(笑)。

問題のヒントですが、オイラが最初に見た時は「ホーク?」と思いました。友達に画像を送ったら「CB400T]、バイク・車関係のライターをしている弟に送ったら「CB200T」でした。オイラも含め惜しい所をかすってましたが正解ではありありません。たしかにCB200Tの方がタンクの形が近いのでさすがプロですが、深読みし過ぎです。

答えは次回載せますね!

#旧車 #バケヨン #Four #石垣島 #CB #沖縄に眠る 

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ヌマダイコン

2018年11月26日 | 何でも

湿地や休耕田などに生えるヌマダイコン(キク科、準絶滅危惧種)です。内地にもありますがやはり農薬などで減って来てます。ダイコンと付くので食べられるの?と良く聞かれますが、まぁキク科なので食べられない事はないかも知れませんが、基本食べません。葉っぱがダイコンの葉に似てるからって事でこの名が付いたようです。

ちなみに見た目そっくりな「オカダイコン」と言うのがあります。違いは殆どなく、生えてる場所と種で何とか見分けがつくってくらい似てます。どうやら石垣島には無いようです。もひとつついでに書くと、海岸に生えるハマダイコン。これなら知ってる人も多いと思いますが、これは食べられます。味もダイコンですが、物凄く辛いです(笑)。石垣島にもあり、ツアー中に紹介して良く食べたりもします。

#石垣島 #トレッキング #湿地の植物 #休耕田

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面白い空

2018年11月23日 | 空が好き!

上空の風が強いと面白い雲が見れます。地上ではそれ程強い風が吹いてる訳でもないのにこんな空になっている物だから、チョクチョク空を見る癖を付けておかないと見逃がしますよ。

低い所の雲はこんななのに、高い所では相当強い風が吹いているんでしょうね。魅力的な自然現象に出くわし易いのが石垣島です!

#魅力的な空 #エコツアー #石垣島

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ヤエヤマヒトツボクロの群落が、沢山見つかりました!

2018年11月21日 | 山が好き!

ここ最近掲載しているのは伐採の危機にある森で撮影した、石垣市の保全種や絶滅危惧種を中心に紹介しています。まだ紹介していない中には天然記念物もいます。そして今回は季節によって全く違う様相を呈する植物、ヤエヤマヒトツボクロ(別名ヤエヤマクマガイソウ、アオイボクロ、ラン科、絶滅危惧種、石垣市保全種)にしました。自生地が日本の沖縄以南以外に熱帯アジア、オーストラリア、サモア諸島と書いてありますが、まさに太古の八重山に訪れた海洋民族の辿ったルートと同じですね!

見つけたとしても普段目にするのはこちらの姿。艶があって葉脈が目立つ、キレイな扇型?ハート型?の葉です。このように群落を作る事が多く、海岸林または昔の海岸線の辺りに群生しています。なので石垣島でもヒトツボクロがあったら「ここは昔の海岸ラインなんだなぁ」と言う事になります。

そしてこちらが初夏の6~7月だけ咲く、ヤエヤマヒトツボクロの花群落です! 見て分かりますか?あの特徴的な葉っぱが全然写っていないでしょ。花が咲く季節、葉はほぼ無くなってしまいます。だから花を知らないとまるで群落が無くなってしまったのかと勘違いしてしまいます。地中に球根を持ちそこからも増えていきますが、種子からも球根からも栽培下では物凄く難しいお陰であまり盗掘される事もないようです。自然界でも繁殖するには非常に条件が厳しいようで、それはつまり自生地の消滅=「即絶滅の危機!」に繋がります。この場所がどれだけ大切なのかと言う事が分かって頂けたでしょ? 

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森の中のアコウ木のアーチ

2018年11月19日 | 山が好き!

暖かい地方にはガジュマルとかハマイヌビアとか、クワ科イチジク属のいわゆる「絞め殺しの木の仲間」という植物があります。石垣島だと他にもイタビの仲間、ゴムノキの仲間、身近なところだとお店に売ってるベンジャミンもそうです。葉っぱを一枚貰うと白い汁が出て来ます。これは「フィシンと言う分解酵素」で、傷付いた所からのバイ菌をやっつけたり、傷口を塞いだりする役目をしています。人間の血液と同じですね。分解酵素なので肉を柔らかくもします。肉料理にイチジクを使うのはその為でもあるんです。

★絞め殺すと言うよりは・・・、
絞め殺しの木の仲間の果実を食べた鳥が他の木の枝などで糞をしたさいに、種子は消化されずに出て来ます。運よく発芽できた種子は根が地面に届くまでは少ない栄養で細々と暮らしていますが、地面に届き沢山の栄養が得られる様になった途端、成長を早め土台の木を囲い込む程に成長します。やがてその木は成長出来なくなり、樹幹も覆われ日光を遮られ、結果枯れ死んでしまうのです。

無敵のような気がする絞め殺しの木の仲間も、他の科の植物に覆われ死んでしまう事もあります。そうでなくても元気な強い木で発芽した時は、その木のフィトンチットやヤニ等で攻撃され、負けたり小さくなってる事もあります。

今回の画像は絞め殺しの木の仲間でも代表的なアコウの木です。もともと何かの木に絡みついていたのかも知れません。斜めに伸びた為に自らの重みを支えようと、途中からでた気根がやがて支柱根になり、アーチ状になったんでしょう。亜熱帯・石垣島の森の中を歩くと、このような不思議な光景に出くわすのも珍しくはありません。オイラの石垣での山の先生・Mさんが指さして説明している相手は、この素晴らしい森を取材に来てくれた内地の新聞社の方です。汗だくになりながらも珍しい光景、絶滅危惧種や石垣島の保全種、国天然記念物にも出会え、楽しむと同時にこの森の貴重差も伝わったようです。後日送って頂いた新聞を見ると、まさかの見開き2ページで扱って頂きました! ありがとうございます。

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日向ぼっこ中、サキシマカナヘビ

2018年11月16日 | 生き物

サキシマカナヘビ(カナヘビ科、絶滅危惧種、石垣市保全種)です。このトカゲは石垣・西表にしかいない固有種でカナヘビ科最大種(最長と言った方が良いけど)、グリーンがとてもキレイです。人気があって飼いたい人が多く、結果絶滅の危機に瀕しています。石垣市では一生懸命守ろうと努力しているので是非島まで見に来てください!

LCC等で安くなったとは言え八重山まで来るには数万円と時間や体力が必要です。「石垣に行ったら山に行って亜熱帯の生き物沢山見たい!撮りたい!」と思ってたのに「自然は少なく、生き物もいない!」ってなったらガッカリですよね。野生の生き物を本来住んでいるその場所まで苦労して行って見る、その価値に気付けない人は残念です。行ったって直ぐ見られる訳じゃない、苦労して、探して、時には現地ガイドを雇ったりしてやっと見れた! 君たちはこう言う所に住んでいるんだねって。ただ見るだけじゃなくてこの体験、その場所の空気感とか雰囲気、これ全部が価値があるんじゃないでしょうか。

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オオハナサキガエルの白い卵

2018年11月14日 | 生き物

沢の中に産み付けられていたオオハナサキガエル(アカガエル科、絶滅危惧種)の卵塊です。一緒に行った仲間が見つけました。石垣島と西表島にしかいない固有種です。暑い夏を避け澄んだ水にしか産まない為、この卵があると言う事は「水がキレイな場所」と言う訳です。新種として登録(1994年)されてからまだ20年程しかたってなく、開発による伐採などが原因で生息場所が激減しています。

他にコガタハナサキガエルと言う種がいますが、かなり昔(1000万年~500万年位前)に分家した遠い親戚です(笑)。八重山にやって来てから別種(分化)になったんなら近い親戚ですが、そうではありません。コガタハナは南(台湾方面)に行った集団から、オオハナは北(奄美方面)に行った集団から分化した後、別々の時代に八重山にやって来たと言われています。これは他の種もそうで、琉球列島の生き物は動植物や人も北琉球からと南琉球から別々に沖縄にやって来たのでDNAで見ると意外と遠い親戚なんですよ(笑)。

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リュウキュウツチトリモチが、頭を出し始めました

2018年11月12日 | 山が好き!
石垣島の風物詩、リュウキュウツチトリモチ(ツチトリモチ科、絶滅危惧種)が頭を出し始めました。まだまだ蕾にすらなっていませんが、丸い頭が可愛らしいです。あと数週間もすれば白い花飾りを付けた赤い頭(花)を出してくるかな? 一緒に見えてるのが地下塊でこれを川などで潰してネチャネチャ成分を取り出し「鳥もち」にするのです。実際にやった事が無いのでやった事がある人に詳しいく聞きたいですね。

内地でも南方は「モチノキとかよりこのツチトリモチ(の仲間)を使っていた」と言う方が多く、ある程度お年を召した方は知っていたりします。地方によっては別名と言うよりあだ名と言った方が良いですが「山寺坊主」と呼んでいたそうです。石垣でも古い文献に「寺の坊主」と出て来ます。

このリュウキュウツチトリモチの群落があったのも、先日のバイケイランがあったのと同じ場所で、「石垣島にとって残すべき大切な森」です。

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旧和宇慶家墓

2018年11月09日 | 文化・歴史好き!

自分で探そうとしても絶対に分からないであろう「旧和宇慶(ワウケ)家墓(重要文化財)」です。和宇慶家と言うのは、石垣島に住んでいる人なら一度は聞いた事があるであろう「オヤケアカハチ」の時代に活躍した「ナータフーズ」の子孫・長栄姓一門で、ハンナーヤー伸茂(長栄姓9世)の第二子・真那を先祖とする大川村の旧家です。元々はハンナーヤー本家の墓だったそうですが、ハンナーヤー信明が石城(イシグスク)山の麓に新しく墓を作り直し改葬した(移した)ので、分家の和宇慶家が譲り受け大正時代まで使用していたとの事。お墓の中にあった石棺には「メーラの主(宮良間切の頭)」と書かれていたとの事で、今で言う宮良・白保・桃里・伊原間・野底・平久保一帯を納めていた頭と言う事になります。偉い人だったんですね。あれ?でも和宇慶家って大川村の旧家じゃなかったっけ? 大川村は石垣間切(石垣・名蔵・新川・崎枝・川平・桴海地域)の一つで今で言う市街地あたりの事だから、住んでいる所が違いますね。どういう事?住まいは大川村だけど、宮良間切りを治めていたって事かな?

分かりました!「乾隆33年(1769)の間切の改正により大川村は大浜間切に移行、以後近代にいたるまで変更は無かった」と言うのを見つけました。途中から変わったんですね。これで納得!

お墓の作りは、自然の石灰岩に出来たチョットした洞窟を加工利用して葬室や壁、寄棟状の屋根、前庭などを作り、あとから外庭も作られたようですが、まだ加工途中の岩が画面階段の右横に残ったままです。作られた年代は分かっていませんが、石棺に入っていた方は長栄姓12世・真般(1733~1791)でほぼ間違いないとの事。理由は、和宇慶家で唯一頭職を務めたのはこの方だけだったから。

とにかく非常に格好良いお墓で惚れ惚れします。特に今は雑草が沢山生えててより雰囲気を醸し出しています。この墓の少し手前にも別の古いお墓があるんですが、そちらはかなり藪に覆われ、さらに分かり辛くなっています。勿体無い!

和宇慶墓も他の墓も以前、草刈りなど掃除をした後の状態が見たい方はこちらをどうぞ。
「3月の観察会報告 前編」「3月の観察会報告 中編 水道橋(水路橋)」
一番下から見てね。

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