リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

恐ろしや~!?

2013年03月29日 | 海が好き!

怖ぇ~! 牙の生えた恐ろしい形相の顔が無数に浮かび上がってます!!! こんな物を見てしまったオイラは何か悪い事でもおきなきゃ良いけど・・・。

まぁでもホヤだから大丈夫でしょう(笑)。 ホヤには食べるホヤもありますが種類は無数にあるっていうより、名前が付いてないのや分類分けも出来てないもの、新種もいくらでもあります。 脊索動物と言われる動物で海水の入水孔(口に見える部分)と出水孔(眼に見える部分、実は各4つある)が顔のように配置されてると画像のような感じになります。 幼生時代は明暗の分かる眼や背骨の原型みたいな物を持っていて、大人になるとフジツボみたいにくっ付いて移動しなくなります。 種類により結婚して卵を産んだり(有性生殖)、分身の術で増えたり(無性生殖)、発生学や進化の研究などにも良く使われるんですが、その辺の事を勉強し出すとキリがなくなりますよ!(笑) オイラも久しぶりのホヤ画像でだいぶ忘れてましたが、調べだすとまたハマりそうで怖い! ちなみに画像のホヤは分身の術で増えた感じですね。 良く見ると分裂途中のがありますね。

ホヤの事を調べると心臓も生殖器もあるって書いてあるけど、こんな小さい(1mm無い)ホヤにもあるんでしょうか? 種類によって違うのかな?

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2色の軽石、でも探せばもう何色?

2013年03月27日 | 海が好き!

石垣島の海岸に行くと、ときどき軽石が落ちています。 多いのは灰色のと茶色っぽいの。 この二色の軽石、約4000万年前に石垣や西表が噴火してた頃の物で、灰色のが西表島産、茶色のが石垣島産、だと思っていました。 だって周りの先輩方が皆そう言ってたから・・・。 しか~し!、今回改めて調べ直して見ると違ってました!

一つは西表島産。 年代は1924年(大正13年、結構最近の事だったんですね)10月31日に北部沖で噴火した時の物でした。 周囲の島々では海面が軽石で覆われ凄い事になったそうです。 当時の画像が「石垣島地方気象台」のHP・下の方にある「南風(ぱいかじ)日記(地学の先生・Mさんが書いていた!)、に出てるので見て下さい。 そのあと黒潮にのって北上し、北海道まで流れて行ったとの事。 しかも関東大震災(1923年)の翌年のことだから、その時代も今みたいに地震の連鎖を気にしてたんじゃないでしょうか? もともと沖縄は地殻変動が激しい地域で、先島だと与那国近海は特に地震が多く、宮古島断層帯というのもありその影響はともに石垣島まで及んでいます。 

もう一つは「小笠原諸島最南端の福徳岡の場」という海底火山が1986年(物凄い最近)の1月に噴火して出来たのが流れ着いた物でした。 小笠原から石垣に?と思うかも知れませんが、「黒島反流」というのがあって黒潮のさらに沖に行くと西や南西に流れる弱い流れがあるそうです。 黒潮の詳しい潮の流れがこの二つの軽石のおかげで解明されたというから面白いですね。

さらに調べて行く内に分かったんですが、もう1色、黒い軽石があるというのが分かりました(白灰の縞模様もある)。 実は同じ場所で真っ黒の軽石っぽいのを見た事があり、「でも多分これは軽石ではないだとう、軽石だとしても焚き火で焼かれて黒くなっただけだろう」と気にしてなかったんです。 もしかしたらあれが670年(今から約1300年前)に上と同じ「小笠原諸島・福徳岡の場」の海底火山から噴出した物だったのかも知れません。 ただ論文によっては灰色~暗灰色のが福徳岡の場の海底火山から分噴出されたと書いてあるのや、神奈川県にある平塚市博物館のHPでも相模湾に流れ着いた「福徳岡の場・海底火山(同定済み)」の軽石の画像はオイラが載せてる画像の軽石にそっくりでした。 なんだか分からなくなってきたなぁ。 やはりこれは一度、Mさんに聴きに行かなくては!

と言う訳で早速翌日に聞きに行ってきましたが、ますます混乱するばかり(笑)。 M氏が実際に見た聞いた物、という事で書きますと、「西表」のも「福徳岡の場」のも色は画像右側の茶色っぽいのですが、大きさが全然違ったそうです。 近場の西表産のは、八重山郷土史研究家で「八重山の明和大津波」の著者で知られる故牧野清からM氏が聞いた話によると「子供の頃には2M位のがあり、乗ったりビート板代わりにして遊んだ」と言ってたそうです。 M氏自身もある程度大きいのを見てるそうで、逆に「福徳岡の場」産のものは長い距離を流れて来てるせいかみんな小粒で3~4センチ位だった、とおっしゃっていました。 西表産のが沖縄本島に漂着しただけでも殆ど数センチになっていたという記録があるので、見た目通り軽石は崩れやすいんですね。 

帰宅してからまた検索していると有力な記録が見つかりました。 「琉球大学理学部海洋学科の加藤佑三教授」の論文で「問題の西表海底火山の軽石は白色で~」というのと「福徳岡の場で火山噴火があり、灰色の軽石が放出された~」と書いています。 少なくとも白色と灰色は間違いないようです。 「おいおい、茶色や灰褐色のは?」 う~む、謎のままですね。 同じ噴火時に色違いの軽石も出来るのか?、時間や環境によって色が変わるのか? 加藤教授に聞いたら分かるかな? ちなみに加藤教授とM氏は知人で、若い頃教授が石垣にいる時には良く一緒に勉強会を開いていたそうです。 いずれも軽石のおかげで黒潮の流れがかなり正確に分かるようになった事だけは間違いないんですけどね。 また新たな情報が分かったら報告します。 

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石垣島海森学校 3月の授業 「南の島のモリモリ森の宝物 2013」

2013年03月25日 | 何でも

土曜日に海森学校・3月の授業がありました。 今回はネバル御獄の森です。 全員初めての参加者に子供達の年齢層も低かったので、今回は細かく説明するよりも元気に遊んでもらいましょう。 それでも神様の森だからルールは守らないとね。 それにちょっと道から外れると、慣れてるオイラでも迷ってしまうような自然のままの海岸林です。 

明和の大津波の後、約240年かけて出来た森の中にはガジュマルやアコウの巨樹が生えていて、子供達は自然に登りはじめました。 きっと巨樹達が受け入れてくれたんでしょう。 木の上には下からじゃぁ分からない発見もあって、今度オイラも登ってみないとね。

最後は海に出て、お八つタイムと自由時間。 ただこの海岸は危険な海だから水遊び程度で止めておいてね! 

海森恒例のゴミひろいです。 短時間・少人数ですが少しは自然に恩返し出来たかな? そうそう、先日のマングローブの研究を発表してくれた「すずかちゃん親子」が偶然参加してくれていて、嬉しい限りです。 自然好きはおのずと繋がっていきますね。

白砂が物凄い眩しいんですが、みんな頑張って目を開けてます。 あっ、ちんちんにモザイクかけるの忘れてた!(笑)。

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久しぶりに観音崎に行って見ました

2013年03月22日 | 何でも

ちょっと確かめたい事があったので、久しぶりに観音崎に行って来ました。 行ってみると相変わらず遊びに来た人が持ち帰らない弁当や缶ビールのゴミが沢山! プンプンしながら海岸の方に行くと、「おぉ~」、冨崎層のチャートがむき出しです。 もちろん竹富島が間近に見える眺めも素晴らしいんですが、このチャート岩は一見の価値あり! 市街地から直ぐの場所ですが、石垣島誕生の歴史を垣間見る事が出来ます。 

自然だけでなく伝説や戦跡もあって、以前にT師匠が観察会をやった事がありあますが、今度は干潮時の海側も入れ、2~3回に分けてやっても良いかも知れませんね。  

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新空港のおかげ?

2013年03月20日 | 海が好き!

新空港が出来てから石垣島は飛行機もホテルもフル稼働だそうで、石垣島に始めて来る地域からの直行便も来るようになりました。 そのおかげかオイラとT師匠は毎日バス4台分のお各様を、もう1週間以上続けてガイドしています。

夜のツアーの申し込みもあったんですが、先日の大雨の翌日で厳しいかと思ったら逆に凄い数のヤエヤマホタルが! オイラ達ある程度古いガイドが以前案内してた場所は殆ど他の人に占領されてるので、新たな場所探しをと常に探してるんですが、それが良かったのか? この日も新たな場所に挑戦してみると数年ぶりにウェ~ブ(ホタルの点滅が波のように順番に光る)を見る事が出来ました!!! しかも今まで見た横移動のウェ~ブでなく、縦方向へのウェ~ブでした。 この日は時間が無かったので途中で移動しましたが、だんだんとウェ~ブの感覚が詰まって来ていたので、あのまま見てたら多分同調(全て同じタイミングで点滅する)も見れたんじゃないかなと思います。 同調は過去に1~2回(ウェ~ブは3回くらい)しか見た事が無いので無理してでも見ておけば良かったなぁ・・・。  

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子供たちは頑張ってます

2013年03月18日 | 何でも

日曜日に石垣島での自然関係の長老の一人、修先生の名がついた賞の発表がありました。 この賞は研究をしたい学生に研究費を提供するという制度です。 その成果の第一弾が今回の2組です。

最初は高校の生物部の学生で、「シレナシジミ」の研究でした。 かなり高いレベルでまとめられ、「高校生による生物科学展」でも優良賞を取ってる位です。

2組目は小学4年生の鈴夏ちゃんがマングローブ林の事をたった一人で研究し、まとめたものでした。 非常に分かりやすく面白く、大人たちは皆あっという間に彼女のトークに取り込まれていきます。 自然案内を生業とするオイラ達よりずっと分かりやすい説明で、ごく普通の人が聞いても理解しやすかったはずです。 見習わなきゃいけませんねぇ。

また来年、研究も彼女達の成長も楽しみですね。

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石垣島のマッターホルン 3

2013年03月15日 | 山が好き!

お待たせしました、トンガリ山頂上からの絶景です! 向こうに北のトンガリ山・マーペが見えてます。

この尾根伝いに向こうの山まで行けないかなぁ?と皆で考えたんですが、この岩場から尾根に下りるのにさすがにハーネス無しでは無理だろうと一同あきらめました。 このシリーズ一番最初の全景画像を見て貰いたいんですが、この崖下の部分があの画像で見えてる岩場の斜面ですから。

 

右に通称おっぱい山、左の小さい山の麓には、このあたりの人が良く薪やリュウキュウチクを取りに行ったと聞きました。

といった感じです。 オイラが下手なのもあると思いますが、天気やPM2.5等塵のせいで一枚一枚が違和感のある色になってるのが残念ですね。 最初の全景写真などはPLフィルターつけて撮ったんですが、それでもガスがかかった様なモヤ~とした感じは拭えません。 季節を変えてまた頑張って撮りに行くしかないかな? いずれにしても皆さんは危険な山なので行くのをやめた方が良いですよ! 

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石垣島のマッターホルン 2

2013年03月13日 | 山が好き!

前回の第一急登が終わったらチョッとした平地に出ます。 こんな所にもちゃんと保安林の票がありましたが誰が見るんだろう? 裏にはNo4と書いてあります。 ここまででだれも落ちずにケガも無くて良かった~。  

わずかな平地を抜けると第2段目急登は岩場とリュウキュウチクの藪漕ぎです。 見上げるTさん。

後ろから来る仲間を撮るとこんな感じで、だいぶ高さが出て来ました。 今日は曇ったり晴れたり、特に山なんで天気がコロコロ変わります。

岩と岩の間はヤッパリこんな藪漕ぎ(泣)。 基本的に沖縄の山の上の方に行くとみんなリュウキュウチクです。 これがまた本当に通りづらく、カマで切っても切った物を置く場所もありません。 昔はこの竹を屋根に使ったりゴザに使ったりで取り合うくらいに利用されてたんですが、今じゃ誰も使わないので生え放題! しかも結構ダニがいます。 

 

↓藪漕ぎの合間、ヒョコッと顔を出して撮影してます。 岩場に乗った時だけ竹の海の底から浮上!ホッとします。 上から見れば誰が何処にいるか一目で分かるけど、下ではお互い離れないようにしないと下手したらリュウキュウチクの海で迷い、溺れ死ぬ(遭難する)事も笑い話ではありません。 山中では本筋からほんの数メートルずれるだけで何時間も彷徨うなんて事はざら。 先日もそれに近い経験をしたので、後日また紹介しますね。 

やっと着いた! でもメチャ狭い! トンガリ山の先っちょだから仕方ないか。 お腹すいたからお弁当だけど、皆で寄り添って食べましょう(笑)

次回はやっと着いた頂上からの景色を数点、いよいよ紹介しますよ!

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石垣島のマッターホルン

2013年03月11日 | 山が好き!

前から言っていた「石垣島のマッターホルン」の画像が揃ったので掲載します。 ただこの画像もそうなんですが、石垣島はずっとガスっていて、遠景を見るとモヤ~としてます。 全国ニュースでは全然取り上げてもらえませんが、もともと石垣は中国からの黄砂やPM2.5が毎年凄く、特に今年は多いよう気がします。 登ったのとは別の日に何回か撮りに行ったんですが、今のところこれが限度でした。

実際に登ったのは1月で、山の先輩方がラインを作ってくれたお陰です。 最初の15分くらいは下の画像のようにまだ普通に歩けるんですが、途中からは最初の画像で分かるように尖がった山なので、とにかく落ちないように木にしがみ付きながらよじ登って行きます。

こんな感じ! 本当だったらハーネス付けてヘルメットかぶって登らないといけないような急登で、拳以上の落石が絶えずあり、なるだけくっ付くか、逆に距離をおいて登るかして、「落~っ!、落~っ!」と何度も叫びながらの行程でした。 実際もっと急なところは確保するのがやっと、落ちないようにしがみ付いてないといけないので写真を撮る事も出来ません! どんだけ凄い角度だったのか、必死にしがみ付いてる画像を横から狙えば良かったなぁ。 っていうか急登なので、しがみ付く木があんまり無いんです!

 

斜面がようやく緩くなって来ると、樹も茂って楽になりました。 安心して写真も撮れるってもんです。 この時は1月だったので木につかまるのもまだ安心ですが、数日前に行った山ではもうヤマンギ(強烈な毛虫!、イワサキカレハ)が出ていて、藪漕ぎするような山(石垣島では殆ど)は今シーズンはもう終わりですね。

今回はここまで、次回につづく

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千本(脚)ガジュマル、の続き

2013年03月08日 | 何でも

千本(脚)ガジュマルの周りや行くまでの間にも良い感じの樹が沢山あります。 これもガジュマルですが左側にグワッ~と伸びてます。 ティダ争いをする他の樹が無いのにどうしてだろう? 撮影時は気にしてなかったけど、昔は周りにもっと樹があったのか、それとも若い頃に倒れてそのまま頑張ってるのかな? ところで、不思議とガジュマルの側にはクワズイモが頑張ってます。 クワズイモはアレロパシーに強いのかな?

次は千本(脚)ガジュマルの縦撮りですが、このガジュマルが凄いのは支柱根だけでなく枝の伸ばし方が凄いです。 だけど他のガジュマルのように枝の先に支柱根が出てません。 構造計算的に本体付近に多くの支柱根を出す事によってこれだけ長い枝を伸ばす事が可能になったのかも知れませんね。 細い支柱根数本を束にした柱が家を作る時のように良い具合に何本も立っていて、しかもその柱を梁で繋げるように横枝があり、筋交い的なものまであります。 コンパネで屋根と壁を付ければ住めますよ(笑)。

今度は全然たいした事ないじゃんっ、て思おうかも知れませんが、この二股の樹には面白い昔話があって、良い子はくぐり抜ける事が出来るけど、悪い子が抜けようとすると脚がグッと狭まって挟まれ、そこから出れなくなってしまうと言うお話です。 話の結末には色々あって一番怖いバージョンは、「大人から行ってはいけないというのに遊びに行って樹の股に挟まれ、そのまま村に帰ってくる事は二度と無かった、樹の一部になってしまい今でも良く見ると木肌にその子の顔がが・・・」、うわぁ~、怖い~!、恐ろし過ぎるのでこの話は子供に話さない方が良いでしょう(笑)。 最後は子供がゴメンなさいしたら助かったバージョンにしておきましょう。  

これも違うガジュマルで、岩の上で発芽してしまい、土台の琉球石灰岩を覆いつくした状態です。 その根っこは植物と言うより動物的で今にも動き出しそう。 生きてる!って感じです。 夜に行ったらさぞかし怖い場所ですが、以前何度か海亀の調査の帰り、この森を通ってる事を思い出しました。 だけど暗くて良く見えないから怖く無かったけど(笑)、明るい月夜の日だったらさぞ怖かったでしょう。  

石垣島の巨木・銘木はまだまだ沢山ありますが、人が行かない山中や海岸林にはまだまだ凄い樹が沢山あるに違いない! また見つけたら紹介しますね。   

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