リピ-タのゆっきが珍しくGWに来ました。リクエストはキレイな海と夕日。何度も来ているのに考えてみると、何故かヤエヤマホタルの時期に一度も来てない、と言う事に気付きホタルも行く事にしました。あとはオイラにお任せです。
ホタルの前にご希望の夕日を見て幸せそうな笑顔を見せてくれたました。この顔を見たらガイド冥利につきますね。 みんなみんな石垣島に来て、幸せの充電をして行って下さい。オイラが少しだけお手伝いしますから・・・。
リピ-タのゆっきが珍しくGWに来ました。リクエストはキレイな海と夕日。何度も来ているのに考えてみると、何故かヤエヤマホタルの時期に一度も来てない、と言う事に気付きホタルも行く事にしました。あとはオイラにお任せです。
ホタルの前にご希望の夕日を見て幸せそうな笑顔を見せてくれたました。この顔を見たらガイド冥利につきますね。 みんなみんな石垣島に来て、幸せの充電をして行って下さい。オイラが少しだけお手伝いしますから・・・。
日曜日に仲良しのWさん達が作った、「石垣島海森学校」の授業、「第二回・米原海森遊びの会」がありました。今回は大潮で干上がったイノーの観察です。
オイラは基本的に、「どの団体にも所属しないが、どの団体にも大抵顔を出す」と言うか、お手伝いをしたり、会員でもないのに結構口を出したりする図々しい存在です(笑)。 で、今回もお手伝いと言うか、ライフジャケットと救命具を持って参加しました。
オイラが何時も勝手に自分の役目だと思っているのは、T師匠の観察会でも何でも参加者の、絶対的な安全確保です。リックにはファースト・エイド・セット、リーフ際まで観察に行くのでWさん達にライフジャケット等を持って頂きました。この日は丁度、Wカップ・石垣島トライアスロン大会と重なった割には参加者が多く、3~40人いたでしょうか。
イモガイ類、ナガウニ、貝の卵隗、あと良く分らない物等、岩の裏には沢山の生き物がいました。ただ気を付けて欲しいのは、岩をひっくり返したら海でも川でも必ず元に戻してください。だってそこにいるのは岩の裏が好きな生き物なのに、ひっくり返したままじゃ可哀想でしょ。下手したら死んでしまう事もありますよ。
海森学校の校長先生・Mさんの息子のような存在と言う事で、有名なゲッチョ先生(盛口満氏)もわざわざ沖縄(石垣島等各島の人は本島・沖縄島の事をこう呼びます)から来て頂きました。 大学等の授業でも使っている色んな生き物の骨等を持参頂き、話しも分り易く、参加者の興味を直ぐに惹き付けるなど、色んな意味で勉強になりました。
終わった後はM校長のお宅で一杯飲みながら、石垣島の生き字引・S先生の話し等を聞きながら、ゆんたくしてお開きです。 ん~、T師匠含め、こう言う人達に囲まれているとオイラは、「まだケツが青いよ!」と、つくづく痛感させられる40歳の春(来年はとうとう、バカボンのパパと同い歳に!)でした(笑)。
石垣では数週間前からイワサキクサゼミが鳴き始め、2週間くらい前からイワサキヒメハルゼミ、アカショウビン、イジュの花が咲いてます。要するに春の知らせや梅雨の知らせが同時にあると言う可笑しな状態です。下手したら過去にあったように、このまま梅雨に突入か?
良く探せば初夏の知らせもあるかも知れませんね。ちなみにこのクサゼミはオスです。何せ鳴いている所を探して撮ったんですから。 ところで、蝶やこのクサゼミを撮る時はゆっくり近づけは(中玉が無くても)比較的撮れます。早い動きに対しては反応しますが、ゆっくりの動きには意外と我慢してくれます。 そして撮らせて貰った後は、「お疲れ様!アリガトネ!」と言いましょう(笑)。
今回はマツバラン(シダ植物でマツバラン科、)です。マツバラン科では日本唯一だそうです。他にもこの子には自慢があってそれは後で書きます。この前の場所でキョロキョロしていると見つけました。普段見かけるのはヒカゲヘゴの表面に生える(正確には着生)のが多いのですが、今回は岩の隙間にあり、かなり元気に大量に生えています。 何故か園芸種にもなっているそうです。 こんなのがねぇ~(失礼)。
さてマツバラン、何が凄いのかと言うと、遥か昔、海の中から地上に進出して来た植物の生態を未だに残したまま現代に至る、植物版シーラカンス、生きた化石なんです。 昔々、植物も海の中で誕生した訳ですが、海藻(海草とは別)と呼ばれる物は胞子で増えます。そして原始的な植物、シダの仲間も胞子で増えますね。 さらにこのマツバランは根も葉も無く、茎だけ!なのです。松葉のように見えるのでマツバランですが、この部分は茎なんです(何故ランと言うかは分らない)。根本の方も、根に見えない事も無いかな?と言う部分は地下茎で、菌類と共生している菌根の様な物だそうです。マニアックな人はここに惹かれるでしょ?(笑)。
下の画が胞子嚢です。ここから胞子が飛びだします。
シダの仲間ですから配偶体(前葉体と言った方が聞いた事ある?)と胞子体の2つの姿を持っています。ただ最近ではシダの仲間と言うより、ハナヤスリ類(ハナワラビなど)に近いんではないかと言われているのと、古代からの形態のまま現代に至るのではなく、逆に進化し過ぎて退化と言うか、やっぱり前の方が良かったなぁ(先祖返りみたいな物?)と言う感じで今の形態になったんではないかと言う説もあります。 チョッと違うかも知れませんが、海草(海藻じゃないよ)なんかは一度陸に進出したけど、ヤッパリ前の方が良いやと言う事で海に戻った植物です。だから海草は根も葉もあり、花も咲きますよ(ウミショウブなど)。
石垣市が開催する自然や文化系の「何々巡り」と言うのが時々あるのですが、それを纏めた本があり、その中に新川村編と言うのがあります。読んでみると面白そうなので、今回はそれを参考に幾つか回ってきました。手始めに近場の井戸、新生井戸(アラマリナー) に行って来ました。ここはウリカー(降り井戸)となっていて、水面まで直接降りて水を汲む井戸(泉)になっていたようです。上の方はコンクリートを敷かれていますが、その下は昔ながらの琉球石灰岩です。
昔々の事じゃった。長崎ドンが森に行くとなにやら先で光っているのが見える。恐る恐る近寄ってみると、そこには眩いばかりに光り輝く石があった。長崎ドンは「この石には何かしらの力があるに違いない」と思い日々お参りしておった。ある年のこと、他の村人の畑はみな凶作で作物が実らないのに、何故か長崎ドンの畑だけは豊かに実っていたのじゃった。 そこで村人は不思議に思い、長崎ドンに話を聞いてみると、光り輝く石の事を教えて貰い、「その石はきっと神様の力が宿っている!」と思い、杜を立ててその石に対して深~く信仰を持つようになったのじゃった。
これが八重山の七大御嶽の一つ長崎御嶽の由来です。 その後、湧き出たのがこのアラマリナーで、長崎御嶽での祭事にはこの井戸の水を使ってたそうです。 今では街中のアスファルト化や土砂の蓄積により水は出ていません。さらに、この泉にちなんでこの近辺は新川村と言う名前になったと言われています。
昔のサンゴで作った香炉が使われています。そして今でもお参りに来る人がいるのか、まだ新しい線香の跡がありました。
上記の話は多分本当の話しだっだんじゃないかと考えています。オイラが思うには、光り輝く石と言うのは隕石で放射性物質を含んでいたんではないか?そして長崎ドンの畑はその放射能の影響で凶作の年でも作物が豊かに実っていたんではないか?と思うのです。
とまぁ、こんな想像を膨らませて色々な事を考えていると、難しい話も楽しくなってくる、と言う訳です。皆さんもぜひ想像力豊かに日々の出来事を楽しんで見て下さい。
今回はヒメタムラソウ(シソ科)です。シソ科だから食べられるのかな?何て考えちゃう浅はかなオイラ。 前回同様、沢沿いに生えていたんですが、この子の茎は曲がってますね。全部がそうでなく、勿論真っ直ぐに育っている子もいます。ですが結構曲がっているのがあるので、もしかしたら意味があるのでしょうか?それとも沢沿いなので増水時に曲がったのかな?
花だけ見るとランの花や、鳥の形や人の形に見えますね。こう言う風に可憐に咲いている物もあればワッサ~!と咲いているタイプもあります。 あれ?デジ一で撮ったのとポケデジで撮ったのとサイズを合わせたつもりが幅が違うなぁ。長さで合わせたのかな?
この画↓の子も茎が曲がってますね。もしかしたら花が沢山付くタイプが曲がって、適度に間隔を置いて花が付くタイプは真っ直ぐに伸びるのかな?それとも全然違う種類だったりして?!
もうしばらくこの沢周辺で撮った画像が続きそうですが、そこはそれ、オイラの事ですから急に他の画を掲載する事もあると思います(笑)。 まぁでもこのシリーズの初回に書いたように、何時も行っている所なのに全然気付いて無かった物の多い事! 知識が増えてから同じ所に行くと、以前より見えて来る物が物凄く増えますが、見る人が違っても見えて来る物が大分違ってきます。 面白いですね!
カラコンテリギ(ユキノシタ科、アジサイ科と書いてある事も)、です。 実際アジサイの仲間らしいく、別名・タイワントキワアジサイとも言われているのでアジサイ科でもまぁ良いでしょう。関東より西に生えるコンテリギ(ガクウツギ)の仲間だそうです。 しかし最近では、石垣・西表のはヤエヤマコンテリギと言うのが一番有力な名前です。 何故かと言うと染色体の数が違うからで、じゃぁ違う種じゃん!と言う事で、オイラはこっちを推します。
白いのが花に見えますが、これは騙しと言うか蝶等を呼ぶ為の物で、本当の花は真ん中の小さいのがそうです。 じゃぁ白い部分は何か?と言うと、ガクらしく、中性花とか無性花と言い、アジサイの仲間はこの手のやり方をする物が多いとの事。 花期は3月~8月位との事ですが石垣だからあてにはなりませんね(笑)。 問題はこのガクの部分が画像のようにチョッと先が尖ってるのや、ギザが入ってる物、まん丸の物もあり、出来れば全ての遺伝子を調べて白黒ハッキリつけんかい!と言う気持ちです(笑)。 ちなみにタイワンアジサイのガクにはギザがあります。
よく見ると4枚と3枚の花びらもどき?がありますね。 まぁ目立たせて蝶等を呼べれば枚数はあんまり関係ないのでしょう(笑)。さすが暖かい地方の植物ですね。 だけど生えている場所は、涼しい渓流沿いの湿った所、だそうです。
この時期の旬の物に、イシガキスミレ(スミレ科、絶滅危惧種)があります。今まで何度も行っている場所だったのに気付かず、「内緒だよ」、と言う事でMさんに教えてもらい見てきました。 ヤエヤマスミレとイシガキスミレとイリオモテスミレ等、近種が色々あるそうですが、特にヤエヤマとイシガキの違いが、葉が菱形と三角と書いてありますが、オイラにはまったく分りません。
一枚目は、全体の画像です。図鑑を見ると結構分り辛い物が多く、花のアップだけだったりと、フィールドで眼にする状態と違い過ぎて同定し難い事が多々あるので、こう言う画像は必ず抑えて置きたいですね。 仕事で人等を撮る時でも、全身、バストアップ、顔のアップ、出来れば各パーツのアップも撮ります。同じですね(笑)。
このスミレはだいたい水場の岩場にあります。先日Sご夫婦が西表に行ったさいに、殆ど同じような条件で近種を見たと言ってました。だけど同じような条件でも全然無い時もあって、難しいですね。
最近よく一緒に散策しているSご夫婦の奥様の方、T恵さんが見つけたイシガキスミレ四姉妹です。この時はポケデジだけでしたが、時間が有ればデジ一で再撮に行きたいと思っています。 この場所では他にも紹介したい植物が幾つかあったので、また後日掲載しますね。 石垣に来てから長年探していて、やっと見れた植物もありましたよ!お楽しみに。
今日また違う山にチャレンジして来たんですが、桴海同様、滅多に人が入らない(最近の石垣の山は以前にもまして山に入る人が少ない)ので、台風の影響(2年分)がいまだに残っていてメチャクチャでした。この地域の小学校の卒業記念に登山をしようとして下見に入った方が、「こんなんでは登れるような状態ではない!」、と言う事で中止になったそうですが、それも納得です。もの好きしか行かないでしょう(笑)。 そんな状態のなか、山の先生・Mさんに教えてもらった地図を頼りに、マーキングしながら登って行くと途中でとうとう今年最初のコイツに出会ってしまいました。ヤマンギ(イワサキカレハ(カレハガ科))です!
この時に時間も時間だし、もう下山した方が良いかな?って思ったんですが、つい欲を出して、あと15分だけ、と言う感じで登っているとダンダン首のあたりが、「か、痒い!」。 またしてもあの悪夢が!と思って前回後用意した鏡で見るとプクッと。今回は首にタオルもキチンと巻いていたのに! ちなみに毛虫の脱皮殻が付いただけでも痒くなります。天気が良く風がある日は飛んでくる事もあるので、我が家では日頃から洗濯物はパタパタやってから取り込みます。 このあと今回はキチンと装備を持って来ていたので、ガムテープでバリッとやって毛虫の毛を取るなど努力をしましたが、こんな有様です。 それともこれで済んだと言うべきか? 軍手は結構、毒毛他が付き易いので、理想は皮手やビニール、ゴム等の、毒毛等が付き難い素材のが良いと思います。
汚い画像ですみませんが、ステロイド軟膏だけではやはり眠れそうにないので、前回病院から貰った内服薬を飲んで寝ます。今回は寝る前だけにしておきましょう。副作用が辛いですから。 結局ヤマンギが出た時点で山の神様が「そろそろお帰りよ!」、と言うのに帰らなかったのが一番の敗因かも知れませんね。こう言うせっかくの「山からの知らせ」を、ちゃんと察知し無意識に行動に移れる人はオイラのような痛い目にもあわないのでしょう。察知しているにもかかわらず、行ってしまったオイラのバカバカ!
毛虫に関しては本来、山のエリアに、しかも登山道整備とわ言え植物を伐採しているので、仕返しとしてやられても仕方がありませんが、↑の画は、マーキングの為にビニールテープを木に巻き付けるのですが、ついつい鎌を持っているとその鎌でテープを切り、その時に指まで切ってしまうという、お馬鹿なオイラです(泣)。(右の方と左の方)。 あっ、でもこれもテープを巻きつけられて嫌がってる木の仕返しかな?(>_<)
登頂が成功したら、その時は美しい画像を載せるよう努力します。 そうそう、桴海シリーズも忘れた訳では無く、天気の良い日に行って素敵な画像を載せて終わりにしたいのに、最近の石垣島はずっと天気が悪く、なかなか登る気になれないからです。 天気が悪いと言っても、観光客の方が遊ぶには支障はありません。 が、キレイな写真を撮るには支障があるのです。
まだ4月だと言うのにサガリバナが、しかも昼真っから咲いていました! Wさんの話だと去年も水質検査に来た時にほぼ同じ条件で咲いていたそうです。 Sさんも先日、西表に行ったらもうサガリバナが咲いていて、おかしいなぁと思ったそうですが、以前ほぼ一年中花を付けているサガリバナがあり、どうやら今回も原因は同じようです。
前にオイラが見たサガリバナもこのサガリバナも、かなり厳しい状況だと言う事。以前のは台風で倒れて、横たわったまま何とか繋がっていながら数年生きていましたが、結局はその後の台風で完全に逝ってしまいました。今回のこの木も、Sさんの旦那さんが発見しました。良く見るとやはり折れかかっています。 最後の最後で何とか自分の子孫を少しでも多く残そうとする、「悲しく切ない、狂い咲き」、だったのです。
この折れかかった先だけ、花が咲いたり蕾がいくつも付いているのでした。他の枝先にはぜんぜんありません。 植物と言うのは凄いですね!このまま行くとやばいなぁと思うとこんな事をするんですね、人と同じです。 オイラは取り合えず老い先短い訳ではありませんが、植物でさえこうなんだから、オイラもまだまだ頑張ろうと思います! ただ、自分以外の人に頑張ってね!と言うのは嫌いです。人に言う時は、「適当に頑張ってね!」、です。 何せ前にも言いましたが、オイラの好きな言葉と言うか座右の銘は、「適当!」、ですから(笑)。 それでも疲れたら、石垣島にいらっしゃい!