Living with a season! ~季節のある暮らし Vol.1~

福岡県で、料理&テーブルコーディネートの教室「Coordinare」を主宰するLEAFが綴る、暮らしを楽しむコツ。

ニコライ・バーグマン 「伝統開花」

2014-10-11 14:40:56 | 日々のこと アート
大宰府天満宮と竈門神社で開催されていた、ニコライ・バーグマンさんの「1100年の伝統と革新的なフラワーアートの融合『伝統開花』」に行く。
ちょうど故宮博物館も見たかったし、タイムリー!
10月10日~13日と会期が短かったので、台風前の初日にGO!

夏のような日差しの強さだったけれど、カラッとしていて気持ちの良い1日。
敷地内の至るところに、作品を見ることができました。
いくつかを、ご紹介。





文書館の中の作品。


この作品が、心和みました。


ススキの穂を切りそろえるという発想は、日本人には持ち合わせない感覚のように感じます。たぶん、日本人は、ススキの穂がなびく姿に、想いを馳せるような気がするから。


灯篭にも。


大きな作品もいくつか。




池にも。


そして、タクシーで5分くらいの竈門神社へ。
石段も、華やかに。


メルヘンな狛犬。


参集殿の中。
竹を裏返しに使うという発想も、外国人の方ならではかも。


個人的には、お花は、自然に沿っている方が好きなので、大きな作品展というのは、どうしてもオブジェ的になってしまうんだなぁ、と改めて感じました。また、「外国から見た日本」という視点を、気付かせてもらうきっかけとなりました。
日本人にとって、神社仏閣というと、「神様が宿る場所」という意識が強くあるように思うので、背筋が伸びる気持ちになったり、心が落ち着く場所であったり、周りの自然と自己との対話の場所のように思っていたので、今回のこの展示会で、神社の中にアレンジをする、というのは、本当に斬新というか、革新的と感じました。メルヘンな狛犬を見た時は、本当にビックリ。狛犬は、キリッとしたイメージがあったので、なんだかラブリーで、笑ってしまう。
それはさておき、異国の伝統的な文化を取り扱うということは、きっと、すごく大変だったんだろうな、と感じます。テーブルコーディネートの勉強を始めた時に、「外国の文化を扱うのだから、旧約聖書とギリシャ神話は、きちんと押さえておくように」と言われたことを、思い出しました。異国の文化を扱わせてもらう、最低限の礼儀ですね。復習しなくては。

だけど、普段、お花に縁遠い方達でも、自然と楽しめる、とてもよい企画のように感じました。
ご年配の方や、学生さん、小さなお子様もいっぱいいて、お花をきっかけに会話も弾んでいたり。
こういうアートは、楽しいもの。

それはさておき、一番ビックリしたのは、竈門神社です。
実は、10年ほど前、お友達のリクエストで訪れたことがあるのですが、その時は、うっそうとしていて、薄暗くて、おどろおどろしい印象しか残っておらず…・
「なぜ、竈門神社で開催されてるんだろう??」と疑問だったのだけれど、リニューアルされて、デザイナーズ神社になってました!
社務所が、オシャレなお菓子屋さんかしら?と思うくらいの作りに。
一見の価値ありです。

まるで、カフェのような景色。




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