7月10日（日曜日）その4
ランチも済み、街中へ戻ることにする。市内の熊本城に近い駐車場に車を停める。最後のミッションは
自由行動。2時間後に 国際交流会館の１階で待ち合わせることにして、彼らと別れた。前々日、前日と
繁華街は歩いているので、道に迷うこともないだろう。
分れる前に 何か買いたいものがあるのか尋ねたら「浴衣に興味がある」と言っていたが,,,,,,。
私は本屋（TSUTAYA）へ行ったり、スポーツSHOPへ行ったりして時間を潰し、待ち合わせの５時よりも
３０分早く、国際交流会館に到着。雨足が強く成ってきた。彼らは傘を持っていかなかった。
よく欧米の人は少々の雨は平気で、傘をささないが、彼らもそのようで、この日、出発前に
折り畳み傘を渡そうとしたが「要らない」と言った。
そういえば、彼らの地元 ユージーン (Eugene) 市は年間を通して雨の多いところだそうだ。
年間を通して ９ｹ月は雨が降るとのこと。日本のように１日中降るのかどうかは 聞き忘れた。
で、予定の時間を１０分ほど過ぎた頃に、案の定ズブ濡れになって戻ってきた。
Johnは、手に本を持っていた。「コミックを買った」と。Jackに「浴衣は見つかった」と尋ねると
「 見つけたが、とても高かった」と。「そうだろう。東京へ行ったら、ディスカウントShopみたいな
店を捜したほうがいい」とアドバイスした。
我が家へと雨の中を戻る。最後の食事は賑やかにと妹夫婦も呼んであった。
メニューは、弁当屋から取り寄せた渋い日本食と、彼らが食べたいと言っていた お好み焼き。
タコ焼きも食べたいと言っていたが、残念ながら我が家には、その道具はない。
明日は、絶対に遅刻できないので、朝６時起床ということで早めに寝ることに。
＜ 7月11日（月曜日）朝 ＞
６時に二人に起きるように声をかける。Johnは直ぐに起きてテーブルに着きパン１枚とコーヒーで済ませ、
出発の準備をするが、Jackが起きてこない。部屋へ行くとまだベッドの中だった。予定よりも早く出発するので
直ぐに起きるように言う。こういうところはやはり16歳の子供だ。何んとか6時40分に家を出ることができた。
集合時間は8時15分なので、通常であれば余裕で着くはずだ。
ところが、やっぱり通常と違う。こんなに早い時間帯でも渋滞していた。二人は時間が早かったので寝ている。
が、中心部を過ぎた辺りで、車が流れるようになった。結果的には集合時間の15分前に駅に到着。
新幹線口の前にある駐車場も空いていた。待合室には、既に6人ほどが来ていた。
兎に角、予定時間の前に到着できたので、私としては一安心。その後、ぞくぞくと学生とホスト・ファミリーも
集まって来た。
あちこちで記念写真を撮ったりして、いよいよ出発の時間が近づいてきた。
でも、まだ2組が到着していないらしい。主催者の代表の女性が、「最悪の場合は、次の便に変更するが、ギリギリまで
待ちたい。皆さんは、直ぐに走ってでも改札を通れるように準備して下さい」と言う。で、直後に1組が到着。
出発5分前に最後の組が到着。皆が一斉に改札口に向かって荷物を引き摺り走り出した。周りの乗客が何事かと
振り向く。 ということで、最後はあわただしい別れとなった。
彼らは、このあと東京で2泊して、アメリカへ帰る組と、韓国へ行く組に分かれるそうだ。JackとJohnは観光へ行くとのこと。
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こうして、4泊5日の高校生二人を受け入れたホーム・ステイは、何んとか終了した。
思えば、我が家に海外の人が初めて来たのは、16年前か？ 下の娘が米国の大学へ行き、1年後に里帰りしたときに Room Mateの
チェコ人の女の子を連れて来たときだ。１ケ月ほど滞在した。
さすがに１ケ月も居ると、簡単な単語だけを並べる会話では済まなくなる。かのチェコがソビエト連邦が崩壊して
新たな歩みを始めたときのことなどが話題になったりしたのだが、彼女が言っていることは何となくわかるのだが、
それに対して、自分の思い、考えが英語で言えなかった。旅行英語レベルの限界を痛感した。自分の意見を言える
英語力がないと、個人としての付き合いはできない。これが、私を本気で英会話をやらなくてはと思わせたのでした。
今回、感じたのは、やっぱりRealな英語、彼らの Natural speedでの会話は聴き取れなかった。
二人で喋るときは、小さな声でしゃべるというのもあるが。でも、まあ、最近の若い人の日本語の会話も
聴き取れないことがあるので、無理もないのかと思ったりもする。
ということで、また NHKのラジオ英会話に取り組むかな、、、、、。
＜ 終 了 ＞
