50歳で始めた海外ひとり旅 と 自費出版

50歳にして「海外ひとり旅」の楽しさを知る。最近は野菜づくり、本づくりにも挑戦。

アイラ島紀行 その41 最終章 London

2016年08月01日 22時52分55秒 | アイラ島と湖水地方

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湖水地方ともお別れだ。そして実質的には今回の旅もこれで終わりだ。
日本へ帰る便は、Britsh Airways の羽田への直行便でHeathrow 11:30発だ。
なので、この日の便に乗るのは不可能。ということで、Londonは単に前泊だけが
目的の地だった。ということで何の予定もしていなかった。

 普通に起きて朝食を取り、オーナーの Davidにお礼の挨拶をして宿を出た。
箱詰めしたBD-1を引っ張って駅へ向かって歩いていたら後ろから私の名を
呼ぶ声がした。振り向くとDavidが追いかけて来ていた。手に何か持っていた。
そして、「これはお前のだろう」と言って駆け寄り、言った。手に持っていたのは
携帯電話だった。ベッドの上にあったそうだ。"Thank you." と言って再度、別れの
挨拶をして、駅へと向かった。

駅はさほどお客も居ない。通勤、通学の時間は過ぎていたので、観光客もまばらだ。
London行きの、列車の便を調べて、さてticketはどうやって買うのだろうと
構内を眺めるが ticket売りの窓口らしきものが見当たらない。
車掌らしき人が来たので尋ねると、あそこに券売機があるからCARDを持っているなら
そこで買えと言う。もし持ってなければ、あちらに窓口がある。と教えてくれた。
券売機の操作で手間取っても、出発時間までは余裕があるので、挑戦することにした。
やってみると特にむづかしいことはなかった。行先がLondonなので、簡単だ。
 金額は予想したよりも高めで、99£(日本円だと18,000円くらい)だった。
ま、特急電車で3時間近く乗るのだから当然か。
 きちんと旅の予定を組むことができていて、日本を出る前に予約すれば
たぶん半額とまではいかないだろうが、30-40% Offで買えただろうと思う。
 半ば行き当たりバッタリの旅では、そうはいかない。

出発まで1時間ほどあったので、駅と繋がっている 小さなショッピング・モールへ
行った。知り合いに、ちょっとしたお土産でも買おうと思って。
 湖水地方は、例の生姜味のBread以外には、これといってお土産になりそうな
ものはないのだ。結局、Londonに着くのは昼過ぎになるので、車内での昼食として
サンドイッチだけ買った。
Windermereへ来たときは Liverpoolを経由して来たが、帰路は経路が違う。
Local線であるWindermereを出て、すぐに本線に乗り換える。ここから特急列車だ。
もう一度、乗り換えると、あとはLondonまで直行だ。
14時ころに Euston駅に到着。
 そこから、地下鉄で、この日の宿に近い High Street Kensington駅へと向かう。
が、ここで失敗。というのが、この駅は小さな駅で、到着したプラットホームから
出口へ繋がる LIFTもエスカレータも無い。ということで、重い自転車の入った
ケースを持って階段を上がることになってしまった。
 事前に駅にLIFTがあるかどうかは、調べられたはずだったが、、、、。

駅を出て宿のある Cromwell通りを進む。Hotelは、通りに面していて、簡単に
見つかった。外観は、それなりに良い。受付の対応もそれなりに良かった。が、部屋の
Keyをもらって、Liftに乗って指定の階で降りると、なんだか複雑な造りで
部屋へ行くのに、階段を降りて、上がったりしなくてはならなかった。
おまけに、部屋の内部の狭いこと。一応 Bath room付きということで選んだ宿だった。
確かにそうではあったが、リュックと自転車を置いたら身動きできないくらいに
狭かった。私がこれまでの旅で泊まった宿の中では、一番の狭さだ。

そもそもこの宿を選んだのは、帰りの便(Heathrow空港)に接続する地下鉄の路線駅で
Londonの中心部にも近いエリアで、最も便利な駅である Earl's Cout駅に近いからだった。

ま、単に寝ることができれば良いということだったので、その点では目的には合っていた。
料金もLondon市内としてはリーズナブルだったし。

 もう夕方も近いので、あちこち動き回る時間はない。まず、明日、空港へ行くために利用する
Earl's Cout駅までの所要時間を知るために、歩いて駅へと向かった。
意外に駅の周辺は賑やかだった。それもそのはず、ここからは、1駅で Londonの中心部 Kensingtonへ
行ける。かの Hyde Parkも近い。ということで、Harrodsなどのデパートのある方向へと歩いてみた。
なんというか、新橋駅や有楽町から銀座へと向かうみたいな感じだろうか。
暫く歩くと 左手に Harrods が見えたので、入ってみた。 15年ぶりだろうか。初めてLondonに来たとき
以来だ。別に買い物する気はなくて、ちゃんとした夕食用の惣菜というか そういう物を捜した。
寿司バーや、日本食コーナーもあったが、高い。そうではなくて 弁当みたいに持ち出せるものが
欲しかったので探す。寿司コーナーはあったが、見るからにおいしくなさそう。乾燥して、パサパサ感がある。
アジア系の人が並んでいるコーナーがあったので行く。やっぱりというか、中華料理とタイ料理だった。
あっさり感のあるタイ料理のパックを買った。これを持って Hyde Parkへ行き、夕暮れの中で食べることにした。
で、次はビールの調達だ。が、予想はしていたが、6本のパックでしか売っていなかった。
こういう場所には、小さなコンビニというか雑貨屋みたいなShopが見当たらない。
 通りへ出て、サラリーマン風な人に尋ねてみた。「ビールを1缶欲しいのだけど、どこで売っていますか?」と。
すると彼は「News Storeへ行け」と教えてくれた。そう言われると、そんな感じの店がある。
間口が狭く、奥行き2-3mの雑貨屋みたいなのが、たまにある。多くはインド系の人などが経営していることが多い。
 そういう目で探すと、すぐに見つかった。500mL缶を2つ買う。
それを持って、てくてくと歩いて Hyde Parkへと向かった。
すると、小雨が降ってきた。ひどい雨ではなくて 15分ほどで止んだ。
そのまま進むと、視界が開け右手に こんなものが現れた。



眼の前の道路の向こうに木々が見えるので、たぶん HydeParkだろうと見当を付けて進む。
ランニングしている人がいたりするので、間違いなさそうだ。



 公園内の池(Mapでは The Serpentine Lakeとなっている)。
結構広い。反対側に多くの人が居るのでそちらへと進む。レストラン(というより日本でいうとビア・ガーデン)があり賑やかだった。
(後で調べたら Serpentine Bar & Kitchen だった)。



この写真に写っている木枠のものは、ビーチで使う、寝転ぶものと同じように使うものらしい。有料なのかがわからないので、暫く
観察していたが、特に皆さんお金を払ったりしている様子はない。すると突然、空が曇り出し 雨が降ってきた。
にわか雨 or 夕立か。 20分ほどで止んだ。もう7時半だ。芝の上に座りこみ買ってきた弁当を食べる。けっこういける。
アイラ島で食べたシー・フードの次においしかった。やっぱり英国に来ると、中華料理か、タイ料理、インド料理のお世話に
なることが多い。 西の方は夕陽が沈み始め なかなかいい感じだ。近くにあった例のチェアーに横になり夕陽を眺めた。
と思ったらどこからか人が現れて、どんどんそのチェアーを片付け始めた。利用時間が決まっているのだった。

 Hyde Parkといえば、Eric Claptonや Rolling StonesのLiveなどで有名だ。が、帰国前の夜は、あまり冒険は
できない。おまけに一人だし。おとなしく宿へ帰ることにする。初めてLondonに来たとき、Hotelのすぐ隣に
PUBがあったので入ってみたが、英語も殆ど喋れない頃だったので、ちっとも楽しくなかった。
英国の人は、こちらからアクションを起こさないと あちらから話かけてくるということはない、と私は思っている。
なのでそれだけの気力がないと、一人でPUBに行っても たぶん楽しくない。

  < 英国 最後の夜は何事もなく過ぎた >


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