50歳で始めた海外ひとり旅 と 自費出版

50歳にして「海外ひとり旅」の楽しさを知る。最近は野菜づくり、本づくりにも挑戦。

アイラ島紀行 その22  LAGAVULIN蒸留所

2015年06月08日 00時50分27秒 | アイラ島と湖水地方


さて、早いもので、Islay島へ行ってから1年が過ぎようとしている。記憶もあいまいに
なり始めているが、ありがたいことに、デジカメの写真データには撮影日時が含まれているので
助かる。画像データも時系列になった番号が付いている。
それからすると、Lagavulin蒸留所へ着いたのは午前10時20分くらいだ。

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 この日の朝、食事を済ませると オーナーのLynnが「今日は何処へ行くの?」と聞いてきた。
「今日は、蒸留所巡りをしようと思う。 LAGAVULIN, ARDBEG , LAPHROAIG」
「それは、いいアイデアだ」「ところで島のSea Foodは食べたの」と彼女。
「食べたいと思っているけど、港の近くのHOTELでMenuを見たら £50-60(9,000-10,000円)
だったので止めた」と言うと
「そう、Hotelは高いよ。Devliveryサービスがあるよ。この辺りのB&Bのお客に
茹で立てのを届けてくれる。それを使うといいと思う。」とのこと。
「いくらくらいかな」と聞くと「Seventy」と言ったように聞こえたので
「Seventy!! 」と口にしたら「Oh!! No, Seventeen。」と言った。
ああ、また聴き間違えた。それだと3,000円程度なので、頼むことにした。
「配達の時間は?」と聞く。
「だいたい7時くらい。何時に帰ってくるの」
「島の北側の海岸を行けるところまで自転車で行く。暗くなる前には
帰るつもりだ。そうすると配達のときに帰っていないかも知れない。」
と言うと「大丈夫、あなたが居なくても、食堂にセットしておいてくれる」とのこと。
「でも、支払はどうなる」と言うと
「No problem.」とのこと。後払いでいいということらしいので、任せることにした。

ということで、9時過ぎに宿を出て LAGAVULIN蒸留所へと向かった。
この島での食事、ビールを調達していた COOP を過ぎ 道路を左へ折れて 坂道を進む。
右手に海を見ながら2-30分ほど走ると、左手は羊が放たれた牧草地が見えてきた。
その右手に白いLAGAVULIN蒸留所が見えた。建物の入り口の周りにも誰も居ない。
見学ツアーは10時スタートのはずなので、急いで中に入る。
受付の女性に、見学ツアーをしたい、と言う。すると、なにやら早口で いつもと違う
フレーズを浴びせられた。普通だと見学料金とスタート時間とか 注意事項の説明が
あるのだが、予想していなかった説明(たぶん)の言葉が並んだ。
何を言わんとしているのか、全くわからず ちょっとお手上げ状態だった。
すると、後ろから「それは、たぶん」という日本語が聴こえてきた。
振り向くと 背の高い20代後半くらいとおぼしき青年が居た。
「私も最初は何を言っているのか解らずに戸惑いました。が、この蒸留所の系列で作る
Members制度があって、それに入る(無料)と見学ツアーの料金も安くてお得ですよ。と
言っているようです。」と説明してくれた。たしか半額くらいになったと思う。
簡単な様式の申込書に記入して無事 手続き終了。
その後、彼から「私は1年前からEdinburg大学に留学しています。それでも いまだに
スコットランド語を良く聴き取れません。」と屈託なく言った。そして傍にいた青年を
紹介してくれた。その青年は受付のときに眼に入ってきていた。タータンチェックの
スカートというか、スコットランドの正装にあたるものを着用していて ちょっと
キザな奴だなと思っていた。が、「私は彼とは大学時代の友人です。今は新宿のBarで
働いています。一度、本場のScotch whiskeyを体験したくて、彼を頼ってやって来ました。」と
自己紹介してくれた。
ということで無事に見学ツアー出発。

前日のBpwmore蒸留所と比べると かなり質素な設備だった。
それもそのはずでBpwmore蒸留所は SUNTORYの資本がかなり入っているからと思うが、
あか抜けている。別の言い方をするとビジネスライクと感じた。
それからすると LAGAVULINは、あまり日本では知られているブランドではない。




さて、説明係の女性が手に持っているのは、麦汁。ビールと同じ状態だそうだ。参加者で回し飲みしたが
当然ながら、まずかった。
Tastingで飲ませてもらったのは 「良かった」。それにそのときに使った新品のTasting Glassは
プレゼントだそうで、ちゃんと箱に入れくれた。Lucky!!
その後、外へ出て、日本の青年二人と一緒に記念撮影。



彼らは、その日の午後のフェリーで帰るので もう1カ所だけしか見学する時間がないとのこと。
さっとレンタカーに乗って去って行った。