国のもの

　裁判所で、弁護士が持ち込んだパソコンの電源を、法廷内のコンセントに繋ごうとしたら

　「国の電気ですから、私的とか、仕事上かもしれないけど、自前の電気でやってください。そのように各地の裁判所でもしています」

　と裁判長に言われたという。

　9月27日、横浜地方裁判所での出来事だ。

　弁護士仲間からは

　「いまでは多くの弁護士がPCやタブレットなどのITツールにデータを入れており、法廷でそれを確認しながら手続きを進めるのは、
　当たり前の光景です」という声が上がっている。

　「裁判官も、電気を使わずにパソコンも使わずに、暗いところで仕事すべきだろう」

　「そのうち裁判所は「その机は国のものだから弁護士に使わせるわけにはいかない」って言い出すわけか」

　「裁判官は私物のスマホを裁判所で充電してないのかな？」

　「裁判官が「国の電気」を使いながら懇親会してるの見たことあります」

　「裁判官は裁判所のトイレを使うな。国のトイレやぞ」

　笑い話にもならない事態に、弁護士からの批判は、やみそうにない。