指導

　指導とは「教え導く」ことである。

　兵庫県知事が、パワハラだとする職員の訴えに対して、記者会見で再三に渡って

　「指導することはある」が「パワハラではない」と主張する。

　この「指導」というワードを繰り返す時点で「お前は学校の先生か何かか？」と言いたくなる。

　自分は上で、部下は下。常識ある行動をとるよう「指導」するというのだ。

　なんと尊大で上から目線の態度なのか。

　これほど袋叩きに会いながら、なお現職に固執するのはよほどのメンタルだろう。

　兵庫県政は５期２０年にわたって井戸敏三氏が務めてきた。
　
　３年前に、井戸氏に代わって３０歳以上も若い齋藤知事が４３歳で就任。

　辛坊治郎さんは、

　　『若造のトップがきやがって』という、すごい職員の反発がベースにあったと指摘。

　そうした背景を考えると、「おねだり」の中には、普通の手土産のようなものも含まれていて、

　齋藤知事の言動がすべて怪しからんという世論から30%は割り引いて考える必要がある。