地雷ワード

　地雷ワードとは、寅さん流に言えば「それを言っちゃあ、おしめえよ」という一言だ。

　ＢＳチャンネルの「Dlife」が、20～40代の既婚女性1000人に行った「現代の夫婦間での舌戦とそれに対する復讐」の調査によると、1週間で夫婦ゲンカする時間は平均で29分ということが分かったという。

妻側がよく発する「決めゼリフ」について質問したところ、

　　「息子は私についてくると言っています」
　　「もういいわ。（以降無言で旅支度）」
　　「何様のつもりなの」
　　「あなたっていつもそう！」
　といったセリフが挙がった。

反対に夫は、

　　「誰が食わしてんねん」
　　「俺は財布か？」
　　「面倒くせえなぁ」
　　「お前の為に地球が回ってると思うなよ」
　など、自分が経済的に支えていることを主張するセリフが多い。

　何気ない夫の一言が妻の逆鱗に触れる。そんな「地雷ワード」について聞いたところ、

　　「なんでお前と結婚したんだろう」（結婚自体を否定）
　　「昼間ゴロゴロ出来ていいなー」（主婦の家事労働に無理解）
　　「昔は可愛かった。なんでそんなになったんだ？」（容姿のこと）
　　「実家のことは関係ない。ウチに嫁に来たのだから」（実家のこと）
　という声が挙がった。

　ほかにも「痩せろ」「なんにもできひんな」など、妻の存在を否定するようなワードも妻に「リベンジ」を抱かせる。

ちなみに、妻の76.6%が、夫に何らかの「リベンジ」をしていることも発覚。

　具体的リベンジは「会話放棄」「家事放棄」「散財」といった復讐が続く。1日で使った最高金額を聞いたところ、平均で9万4995円となり、40代ではなんと平均22万2635円だ。

　何気ない一言の代償はあまりにも大きい。