クロキライディング

いつだってバイク

タイミングローター

2014年11月19日 01時01分32秒 | バイク
クラッチへアクセス中の ヤマハ MT-01



クラッチの作業もさることながら 目を引いたのが おとなりのクランクシャフトの軸上にある 「タイミングローター」

ピストンの位置がどこにあるのか 



円盤外周の突起と この「パルスジェネレーター」の距離がが近付いたり離れたり(ローターの回転によって)することで

交流発電させそれをパルスとして変換しています。


高年式の車両は このあたりが凄く高度化されていて 

遠い昔 コンタクトブレーカー(ポイント)が廃されてフルトラ化されました…なんてモノとは

まったく次元の違うシステムになっています。

この MT-01では クランク1回転を これだけの複数の突起で見ています

これほどの大排気量 しかもツイン

1回転中に速くなったり遅くなったり その回転速度のムラは 点火タイミングや燃料噴射タイミングにとっては障害になるにちがいありません

高回転よりむしろ低回転はかなりシビアなタイミングが要求されるでしょうし

始動時のセルモーターによるクランキング中なんて それ専用の動作をしているみたいです。

だって スターターを回している途中 「ケッチン」なんてまったくありませんから…

これはもう開発者がうまくやってくれているということです。




エンジンや吸排気のカスタムチューニングをしたので タイミングローターを加工して

少し点火時期を早めたりなんかしてみました…

なんて そんなカンタンな考えはあてはまらないんですよね。
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