
モトグッチV7のバルブクリアランス調整

プッシュロッドを持つOHVではシリンダーヘッドの締め付け具合もクリアランスに影響するので
先ずは締め付けトルクの管理を済ませてから正規クリアランスに合わせます。

事前のクリアランスも許容範囲から大きく外れることの無い狭くなる方向でしたし
ヘッドの締め付けやり直しで、結果極々僅かな増し締めとなり
再度のクリアランス測定で数値は極極々小さくなっていくという… 想定どおりの変化なので
そこから正規のクリアランスの、やや広めにセットします。

アルミのブロックに使用されているステンレスキャップボルトにはしっかりと潤滑

バルブクリアランス調整をやらないでおくとこんなことになりますよ…
なんて言えること僕には無いのですけど
この過程を踏むとヘッドのコンディションを察することはできますから
全てのバイクとは言わないけどやれるものはやったほうがいいでしょう。
調整の前後で明らかな違いが出るものではなかったようですが
これからも心配なく走れそうです。
コチラの場合、調整自体はシックネスゲージの抜き差しの感覚ととアジャスターとロックナットを回すだけなのですけど
固着したガスケット剥がし等の周辺作業時間のほうがはるかに比重大
ご来店後、エンジンが完全に冷えるまでの時間も必要ですから
お預かりの作業となりまして
大変お待たせいたしました(預かるまで)
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