クロキライディング

いつだってバイク

アイシング

2015年03月21日 02時38分28秒 | グッズ
この冬 エンジン不調でお預かりしてたのに 

いくら試運転を繰り返しても最後まで症状が現れず…悩みました。

それでも オーナーさんに車両をお返しする時 最も有力だと思われたのが

キャブレターの「アイシング」

燃料の気化機にあたるわけですから ここは高温のエンジンの近くにあっても

熱はどんどん奪われるところ

エスカレートすると勝手に氷が生成されてしまい

キャブレターからエンジンへ供給される空燃費も大きく狂ってしまうわけです。




ただ よほどの条件が重ならないと発生しないし

車両を気をつけて見てみると アイシング予防として様々な対策がなされています

キャブレターボディーに冷却水を循環させたり 空冷エンジンでは電熱ヒーターだったり

はたまた もっとシンプルに空冷の冷却風をそのままダクトでキャブレターに導いたり…と


経験のある人は極めて少数ですが 実際はかなり 隣り合わせな現象ではないかと思います


気温が低いだけではない 湿度も大いに影響するようで 通過するところの地形や海や川の有無なんかにも関わってくるようですね


だから 発生するときは何時も同じ場所



私の試運転中には再現できませんでしたが オーナーさんからの発生時の様子の聞き取りと

車両側に不具合が見当たらない(この判断がすごく大変)ことでそう判断しました。


一旦 キャブレターが凍ってしまうと エンジンはかなりの不調におちいってしまうので

ココは無理に走り続けようとせず すぐにエンジンを止めてエンジンの熱で融けるのを待てば

何事も無かったかのように再スタートできることがほとんどで賢明なやり方でしょう。




そのモデルが アイシングを起こすことがあったのかどうかを問い合わせた メーカーのサービス部門の担当者様の的確なアドバイスのなかにあった ガソリン添加剤

これまで 自分にはケミカルで対策するという発想はなかったので これにはとても興味が湧きます


オーナーさんにもお買い上げいただきましたが

効果を確かめられるのは来シーズンでしょうね  春が来ましたしね (^_^;)
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