走行20万Km越えのスカイウエーブ250も作業内容が決まりましたので、ここからは一心に取り組みます。
腰上のトラブルでしたが、カムチェーンだけはと交換を強くお勧めしておりましたので
先ずはエンジンオイルを抜くところから。
出てきたオイルもキレイだったけど、ドレンボルトのマグネットに付着した金属くずやスラッヂが全く見られませんから
これはもうこれだけの距離を走ってきて、もう出るもの(バリなど)も出切ってしまったと言うことでしょうかね (笑)
ただこれまでマメにオイル交換されていたんだろうなと言うことはたったこれだけの作業でもひしひしと伝わりました。
同じところからぶら下げてこの違い、これだけでも伸びていたからでしょう、
バルブタイミングの合わせマークが完全には一致していませんでしたからそれなりにバルブタイミングもずれているとも言えますね。
それよりも切れたりしたら大変なことになるので交換させていただきました。
オイルの通路になるところのオイルシールなど、オイルプレッシャーに関わるところは用心して交換です
20万Kmですからね (^_^;)
シリンダーを交換することにはしませんでしたが、測定はやっております。
さすがにメッキシリンダーです消耗しておりません。。。20万Kmなのに (^_^;)
シリンダーヘッドも著しい摩耗が見られなかったので、新品バルブを僕が摺合せしてそのまま再使用することに。
シートカットに越したことはありませんが、このあたり幅ならオーナーさんにとって不足の無い圧縮圧力は得られるでしょう。
車載状態でタペットクリアランスの調整は縦型のツイン以外はどれも難儀しますから、
こうしてヘッド単体でやれるときは作業のスマートな感じに、なにやらえー仕事しているように見えてつかの間の自画自賛デス。
今回の不調に関係のないところでも、この先を考えて交換を検討するのも修理のひとつ。
何でもかんでもと言うわけにはいきませんが、
作業完了以降は「当方で開けた(修理した)エンジン」と言うことになるわけですからね。。。
「なんであの時言ってくれなかったの~?」ってことにならないようにするには
コチラで先回りしておかないと。
コンプレッションも十分に回復し、これから外装の復元が一仕事。。。
当たり前ですけど、機能の回復は明らか、全域で性能が戻ってきましたね。
翌日納車前の作業説明の時、あとどれくらい乗れるだろうかと…ご自身のご年齢のことなのかバイクのことなのか…
それどちらもまだ大丈夫なんじゃないでしょうかね (^_^;)
2台のバイクを使い分けていらっしゃって、コチラのビックスクーターは雨天用でしかもピカピカ。
僕より一回り以上先輩ライダーの日頃のお手入れにバイクも答えてくれるでしょう。
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