この夏 最も乗ったバイクの「K1100RS」
いえいえ距離ではなくて回数のはなしです。
オーナー様よりツーリングの出先から「エンジン不調」の連絡が入ったのがたしか6月頃だったでしょうか。
それでもなんとか自走で戻ってこられはしたのですが…
後日お預かりして症状を確認すべく当方でも走らせてみるのですがなかなか、いや滅多に発症せず
それでも走行中に突然エンジン不調に陥ることは間違いありませんでした。
それからと言うもの 来る日も来る日も雨さえ降らなければ走らせる日々
先ずは症状が出るまで、時間の許される(いや許してもらえない)かぎり走り続けました。
そして稀に症状が出たときにはこの時とばかり、いったいバイクに何が起こっているのか
携帯していった工具で露天故障探求
しかし症状は瞬時に逃げてしまいなす術ないまま症状は回復
皮肉なことに、しばらく(数日)症状が出ない状態が続いたものだから、半ば諦めモードでなにも持たずに出かけたら
エンジンが止まってしまうほどの大きな症状が現れたのに何も出来ず
あたふたしているところにプラグコードの2次側高電圧に感電してしまうありさま
炎天下いつものテストコース(農道)で勝手に回復するのを待ち続けたりと不運も重なって…
それでも症状と講造からの推測での部品交換してみるも、治ったかと思いきや3日乗り続けた後に発症したりして
とにかくこの夏の暑さは堪えました (*_*;
縦型Kシリーズにありがちな不具合箇所はもう早々に確認&処置済み
同型のK1100RSにお乗りの常連さんにもご協力をいただき
当店所属のK100RSをドナーにしながらあれこれあれこれ
そして最後の一手から走って走って…
一週間以上の好調が続いたところでやっと気が済みました。
実働性能に無関係だと思われる外装などの仮付けテスト仕様から元どおりに復元させながら、これを機に出来る調整をして作業完了。
もう原因に該当すると思われるパートには十分に目が行き届いたつもりでいるので
たとえこれで治っていなかったとしてもあまり落ち込まず開き直れるような気がしますね (^_^;)
かれこれ20年以上変わらず任せていただいているオーナーさんが「真夏はシーズンオフ」と仰るのがせめてもの救い
3ヶ月間もお待ちいただきました。
テスト走行の距離は1000Kmには届きませでしたがそれに近い
もうすっかり乗るの上手になりました (^.^)
スピード高めのほうが症状出やすい傾向にあったので、ホワイトなボディーは虫の死骸びっしり
走った痕跡を綺麗にリフレッシュして最後の試運転
この期に及び症状出ちゃったら…と 縁起でもないことがアタマをよぎるので、それはそれは緊張しながら走りました。
秋に間に合いました どうぞツーリング行ってみてください。