クロキライディング

いつだってバイク

再会

2014年01月26日 00時12分19秒 | パーツ

初めて対面したのが 20代前半でしたから かれこれ30年近く前になります

いまで言う スーパースポーツ(SS)どころか それ以前の「レーサーレプリカ」
なんてカテゴリーの概念すらなかった時代に このスタイル

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bimota KB2TT 

これまた古~いお付き合いのお客さんのガレージで 長期間眠っていたのですが  ついに 起こすことになりました。

オーナーさんの保管状態が良く ご自身によるメンテナンスもされているので

今すぐにでも走れそうな雰囲気ですね

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1980年代前半 この時期のビモータは どのモデルもクロモリのパイプフレーム  もちろんイタリアの匠による溶接で組み上げられたもの

その中でもこの 「KB2」はパイプワークが複雑で最も美しいと言われてました

たとえばこのスイングアーム

ピボットとドライブスプロケットが同軸上に配置されているので

スイングアームの垂れ角が変化しても 前後スプロケットの間隔は変わらず 

ドライブチェーンのテンションにも影響がないので 

チェーンに そのための「あそび」を持たせる必要がないという 珍しい構造です

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そのかわり クラッチのオーバーホールはエンジン降ろしで…

と言う不合理さ(ベース車両のエンジンメーカーと 車体メーカーが違いますから)に 泣かされたこともありましたが。

まあ クラッチに限ったことではなく 何度もエンジン降ろしましたけど(笑)


過去に触った ビモータのなかでも 最も思い出深い1台です

再び触らせていただけるのは シアワセなこと

最終チェックの試運転まで これから謹んで作業させていただきます。

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今でも 残している 当時輸入元のパンフ

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高嶺の花とはこの事  恐ろしい価格でしたもんね (+_+)

コメント
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