旧六月十六日。今日の早朝に満月となりました。そして今日からは二十四節気の【大暑】です。
暑気いたりつまりたるゆえなればなり
『暦便覧』(天明八年/1788年出版)
と東京では7月6日に梅雨が明け、もう随分と長いこと「暑気」に包まれているように実感しますが、少しずつ陽射しが傾き、眩しさを増すこの頃からが、確かに最も暑い頃と言えるでしょう。くれぐれも熱中症には気をつけて、元気に夏を乗り切りましょう。
夏の日曜日。夕方から出掛け代々木公園へ。広場では熱狂的な『ブラジルフェスティヴァル2013』が盛大に開催され、炭火で肉やソーセージを焼く芳香を漂わせています。
そのお隣にある陸上競技場「織田フィールド」が今日の目的地。ランナー仲間が出場する5000mの記録会が開催される。この日はエントリーせず(なぜなら前夜の居酒屋寄席打ち上げ具合が読めないから)、応援と見学、それにちゃっかり7~8レーンでトラック走を楽しもうという算段でした。
夜風が気持ちよくなる頃、15分~17分で疾走する最終組の熱い走りを見届け。余韻に浸りながら仲間と談笑していたときのこと。鞄に何か付いているのを発見。よく見ると蝉の抜け殻?でも、さっきまではなかったはず。さらに接近すると動いている。地面の下で6年間?過ごしてきたニイニイゼミの幼虫でした。ここではカラスの餌食になってしまうので、そっと植え込みの枝へ移動させました。これから羽化して、明日の夜明けまでにゆっくり時間を掛けて羽を慣らし「ジ~~~~~ッ」と賑やかしてくれることでしょう。年々数が減っているように感じているニイニイゼミくん(卵管が無かったからたぶん男の子?)。一夏を賑やかしてちょうだい。