3月9日(日曜日)
昨年の能登半島地震以来しばらく足が向かなかった奥能登ですが、久しぶりに奥能登方面へ移動運用に行ってきました。
地震のことが忘れ去られないようにと、あえて能登移動を実行しました。
今年1月にイベントで珠洲市へ行った時も思いましたが、地震から1年以上も経過しているのに、つぶれた家屋もそのまま放置してあるところが結構多いし、屋根も未だにブルーシートで覆われたままのところも多くて、復興はなかなか進んでいないようです。
道の駅やパーキングのトイレも使えないところが多くて、一応簡易トイレを設置してありますがとても快適とは程遠い状況です。地元の方の気持ちを察するに言葉が出ません。
今の能登半島の状況は、神戸や東日本の震災の時と比べて復興の速度が遅いと思うのは私だけでしょうか。
行き止まりの半島だから復興速度が遅いのではないかと、ついつい思ってしまいます。
私の住んでいる氷見市は能登半島の付け根にあって、能登の人は県は違いますが氷見までが能登半島と思っている方がいらっしゃいます。なんだか他人事ではなくて何とかならないものかと思います。
さて、早朝に氷見市の自宅を出発、約2時間弱で鳳珠郡能登町の移動運用予定地へ到着。
まずは7MHzCWでスタートします。途切れたところで10MHzへQSY。
7MHzCW 32交信、10MHzCW 46交信でした。
せっかくのパーキングエリア、藪を少し刈れば海がすぐそこに見えて良い感じなのに残念です。
地図から推測すると、天気が良ければ立山連峰まで見えるのではないかと思います。






続いてちょっと戻って鳳珠郡穴水町へ。
目的の公園へ行ってみたのですが、どうも復興支援の方の駐車場になっているようで、邪魔になったらまずいので以前に一度運用したことがある、ボラ待ちやぐらのあるパーキングへ運用場所を変更。







10MHzCWからスタート。途切れたところで7MHzへQSYしますが近距離のコンディションが落ちてしまってなかなか続きません。14MHzへQSYしてしばらく運用してからCLしました。
7MHz10交信、10MHz51交信、14MHz5交信でした。
移動運用していていつも思うのですが、指定や指示を守らずにやたらとロングコールして来る局がたまにいらっしゃいます。
今日も弱いQRP局が何度もコールして来るのがわかっていたので、/QRP?と打ったのですが、おかまいなしに連続で何度もかぶせてコールして来る局がいまして、さすがに耐えきれずJ※※※※※AS AS QRP? AGN と打ってようやく静かになり、無事にかのQRP局とは交信成立しました.やれやれ。
時間があれば珠洲市と輪島市でも運用したかったのですが、次の機会に移動することにします。
帰り道、七尾市の能登食祭市場で妻の大好きなエイのヒレを買って帰宅。
地震でデコボコになって立ち入り禁止になっていた食祭市場横のスペースは、ようやく工事が始まっていました。
日頃のストレス発散の一日でした。