三味三昧 笛三昧

津軽三味線奏者、笛・尺八奏者、たまに胡弓奏者、なぜかアマ無線家
音楽好き趣味三昧人間「くまりん」のお気楽日記です

佐藤松子流 名取・昇格試験

2013年12月20日 00時45分47秒 | 民謡・尺八・笛
大忙しの週末~続編です。

12月15日(日曜日)

4時半にスマホのアラームで飛び起きます。
昨夜の内に荷物はほぼまとめてあったので、すぐに身支度をして高岡に向け出発します。

赤城高原あたりから雪がちらほら、と思っていたら除雪車がペースカーになって先頭をふさいでいるではありませんか。
次のICでいなくなるだろうと思っていたのに、なんとなんと延々関越トンネルの手前までこのペースカーに付き合わせられてしまいました。
もう5分程早くホテルを出ていれば、ペースカーの前へ出られたのに・・・

関越トンネルを抜けるとそこは完全に雪国。
ちょっと速めの車に付いて走りますが、トンネルからはずっと下りの雪道をみなさん平気で80キロ~100キロで走っていくのでビックリです。
小千谷辺りまで来ると路面の雪もほとんど無くなったので、ペースカーに先導されてロスした分を頑張ってリカバーしながら走ります。

高岡市の某ホテルには何とか10時過ぎに到着。
行きと同じくほぼ5時間で到着しました。

実はこの日は佐藤松子流民謡の名取・昇格試験の当日なのです。
佐藤松子流、佐藤松博先生のところへ専属の尺八として通い始めてから6年。
三味線や唄も暇を見て習っていたのですが、このたび私を含めたベテラン3人が特例措置で、一階級特進で名取りを通り越して師範の試験を受けさせてもらえることになりました。
当然お金は名取の分と師範昇格の分と含めてほぼ倍はかかりますが、いろいろと考えた上で受験させてもらうことにしました。

私の試験曲は「茶切り節」が三味線、「秋田節」が三味線弾き語りです。
佐藤松子流は、弾き語りが出来ることというのが師範の条件になっているそうです。
当然生徒さんに三味線や唄を教えるときには、弾き語りが出来ないと大変ですからね。

試験に備えて3の糸をナイロンから絹糸に替えます。
それを見ていた先生が今から糸を替えて大丈夫かと仰いましたが、私はいつもこのスタイルなので平気です。
前日に替えるって人も多いようですが、私は前日に替えると糸が傷ついて切れるのが怖いような気もします。
気合いを入れて弾いた効果もあったのか、試験官の先生からは、この日の受験生9名のうちで一番落ち着いて良い音だったと言ってもらえました。
ま、三味線が良いのと、絹糸に替えたのが良かったのでしょうけど・・・

そのまま免許授与式、写真撮影、記念パーティーと続きます。
が、なんと、私はこのあと同じホテルで民謡アトラクションが控えていたので、パーティーではアルコールが飲めなくて悲しい思いをしました。





ツイッターでも書きましたが、別に看板マニアでも芸名マニアでもないのですが、成り行きで芸名が3つになってしまいました。
TPOに合わせて使いわけなくてはいけません。



パーティーでは、大師範に昇格したOさんが福光めでたを唄われて、私は笛で伴奏。
師範に昇格したAちゃんが越中おわら節を唄って、私は尺八で伴奏。
いつもの通り、三味線の出番はありませんでした。
かくして3時にパーティーは終了。


同じホテルの一つ上の階で行われる次のアトラクションは5時半頃からなので、ちょっと時間があります。
徒歩5分のところにある邦楽器屋さんへ行ってコーヒーをいただき、油を売って時間を潰します。
ちょうど社長も来られて、「どげんかして邦楽・民謡を元気にせんといかん!」という話をしながら時間を潰しました。

アトラクションは勲章を授与された方の披露パーティーです。
目出度い曲をお願いしますということで、

・福光めでた(笛)
・喜代節(笛)
・謙良節(尺八)
の3曲でした。

最近、喜代節に笛も良いなぁ、と思ってます。

夕食をいただいて、午後7時過ぎにようやく長い週末のイベントはお役御免となりました。
自宅へ帰り着いたら午後8時。土曜日の朝に家を出てから、実に長い2日間でした。

で、土曜の夜の二次会と、日曜の昼のパーティーにあまり飲めなかった分、どっぷりと焼酎に浸かって、土曜の昼に留守録してあったNHKの民謡魂を見てようやくすべてが終了。
きっと何日かしてから疲れがどっと出てくるのでしょう。

今週末は私の教室の忘年会。
そして今年最後のアトラクションが一件。
3月のおさらい会に向けての実行委員会があって、ほぼ今年のイベントは終了です。
もう一頑張りです。

コメント
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