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大河ドラマ「いだてん」に市職員がエキストラ出演 〈2019年9月29日〉

2019年09月30日 08時30分00秒 | 記事

「いだてん」にエキストラ出演した狩谷晃司さん、古谷功太郎さん(右から)


 NHKで放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリンピック噺~」のエキストラに御坊市企画課職員2人が応募、採用され、今月21日に神戸市内で行われたロケに参加した。2人は、名誉市民第1号で1964年の東京オリンピック招致に貢献した和田勇氏の顕彰事業に携わっており、和田勇氏も出席した東京オリンピック開会式のロケに参加できたことに「大変光栄」「感動し、興奮した」と喜んでいる。放送は最終回の12月8日予定。
 エキストラ出演したのは市企画課主査の狩谷晃司さん(35)=藤田町藤井=と、同課主事の古谷功太郎さん(27)=野口=。同課は和田勇顕彰事業を担当しており「和田勇氏が実現に尽力した東京オリンピックの撮影に参加できれば」とプライベートで応募し、採用された。髪型は耳回りと襟足を短くし、服装はネットで当時の流行を調べて親に借りたり、店で購入。当日は午前5時20分集合のため前泊した。
 ロケは神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で行われ、午前7時から午後5時30分まで続き、昼休憩を除いて入場行進など様々なシーンを撮影。エキストラは500人規模で、ダブル主演の金栗四三役の中村勘九郎さん、田畑政治役の阿部サダヲさんをはじめ、桐谷健太さん、松坂桃李さん、松重豊さん、永山絢斗さん、古舘寛治さんらそうそうたる出演俳優が参加。
 2人は観客役として中村勘九郎さんらの近くに陣取るなど常に出演俳優の回りを固める好位置をキープでき、阿部サダヲさんらの演技も間近で見た。「演技していくうちに自分の気持ちが入り込み、本当の開会式に参加している気分になった」「撮影が進むにつれ、俳優の皆さんとエキストラの一体感が生まれ、みんなで一緒に番組を作っている気持ちなれた」という。
 狩谷さんは「本当に楽しい撮影で貴重な体験ができたし、俳優の皆さんの素晴らしい演技に圧倒された。当時の盛り上がりを垣間見ることができ、来年の東京オリンピックが待ち遠しい」、古谷さんは「開会式の撮影に参加し、大河ドラマの一員のような気分になった。和田勇氏が感じた開会式の雰囲気を肌で感じ、感激しました。佳境に入る『いだてん』をさらに楽しみたい」と話した。
 2人は「何度かエキストラ出演した人が『テレビに映ったとしてもスローで見ないと分からない方が多い』と言っていたので、テレビに映るかどうかは分かりませんが、期待しながら最終回の放送を見たい」と笑顔で話し、企画課の同僚らも「みんなで集まって一緒に見よう」と声をかけていた。


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