文科相表彰を受賞した宇藤勝氏
令和元年度スポーツ推進委員功労者表彰(文部科学大臣表彰)に県下で唯一人、御坊市スポーツ推進委員の宇藤勝氏(69)=名田町楠井=が選ばれた。40年以上の長きにわたり、スポーツ推進委員(以前は体育指導委員)を務め、リーダー的存在として地域のスポーツ推進、振興に貢献したことが認められた。表彰式は11月14日に三重県津市産業・スポーツセンターで開く第60回全国スポーツ推進委員研究協議会で行われる。
宇藤氏は昭和52年4月から市の体育指導委員を務めており、平成19年から29年まで委員長を務めた。現職委員の中で委員歴が最も長く、リーダー的存在としてスポーツ教室などの企画・立案、開催に携わる。「市民みなスポーツ」を合言葉に年間を通じた各種スポーツ教室の開催、気軽に参加できるニュースポーツの普及・振興に努力している。
地元では地域の体育協会設立、各種大会開催に貢献したほか、特技の卓球では市卓球協会長を歴任し、地域の卓球大会をはじめ市卓球大会の開催に尽力。また、市内のビーチボールバレー、グラウンドゴルフ、ファミリーバドミントン、スポーツ吹矢の普及に精力的に関わり、現在では各種目の協会が設立されるほど地域に定着した種目に育て上げた。平成29年から市体育協会理事長も務めている。
市のスポーツ推進委員で文科相表彰を受けたのは宇藤氏が初めて。昭和61年に県体育指導委員連盟表彰、平成13年に近畿体育指導委員連盟表彰、19年に全国体育指導委員功労者表彰を受賞している。
宇藤氏は「こんな大きな賞をいただけるとは思っていなかった。スポーツ推進委員を代表していただいたと思っています。今日まで委員を務めてこられたのも諸先輩、委員の皆さんをはじめ、各種スポーツ教室などに参加して下さった市民の皆さんのご協力のおかげと感謝しています。今後も微力ながら活動を続け、地域のスポーツ振興に努めたい」と話した。
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