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世耕弘成自民党参議院幹事長 管内7市町で懇談会「新たな力示し、次へステップ」 飛躍へ決意 〈2019年9月22日〉

2019年09月22日 08時30分00秒 | 記事

「新たな力を示す」と決意を述べる世耕氏(印南町で)


 世耕弘成自民党参議院幹事長(56)=新宮市、当選5回=が21日に管内入りし、みなべ町から順に7市町を回り、後援会関係者に先日の党役員人事・内閣改造で経済産業大臣を退き、参院自民党を束ねる幹事長に就いたことを報告し、懇談した。世耕氏は政務、大臣職に次いで参院自民党を束ね、野党と対峙する党務をこなすことで「新たな力を示し、次のステップに向けて一歩一歩進みたい」と今後の飛躍を誓った。
 
 7月の参院選後初の管内入りで、目標としていた得票率全国1位(73・77%)を達成したことに「ちゃんと予告ホームランを打ちました」と笑いを誘いながら「70%に乗ったのは私だけ。選挙期間中、一日しか県内入りできなかったにもかかわらず、これだけの得票をいただき、皆さんの期待の大きさをひしひしと感じます。仕事でしっかり恩返ししたい」と気を引き締めた。
 先日の内閣改造、党役員人事では、経産相として中小企業対策や日米、日ロの経済分野交渉、韓国への輸出規制管理強化など陣頭指揮に当たった世耕氏を留任させるか、前任の吉田博美氏に代わって参院自民党のまとめ役となる幹事長に就かせるかで「安倍総理は相当悩まれた。究極の選択だったようで、私に話があったのは直前だった」と舞台裏を紹介。安倍総理からは「参院がバラバラでは国会が回らない。まとめ役を優先せざるを得ない」との話があったという。
 参院では自民党は単独過半数を獲得していないため「約120人いる参院自民党をしっかり束ね、与党公明党の意見を聞き、野党と対決、あるいは協調しながら国会運営に当たらないといけない。安倍総理がやりたい憲法改正の議論を動かし、実現させなければならない大きな仕事もある」と述べた上で「官房副長官として政務全般を取り仕切る力、経産相として巨大官庁を率いる力を示せた。次は参院自民党をまとめる能力が試される。全力で取り組み、新たな力を示したい」と決意を述べた。
 二階俊博幹事長とともに和歌山が2つの重責を担うことには「大きい。地域発展のためにしっかりやる」と述べ、地方の高齢化、過疎化が進む中「きちんと手だてをしないと、日本は大変なことになる」とし、高齢者の買い物代行や送迎、医療、教育などに自動運転やドローン、人工知能を組み合わせた新しいビジネスを興すなど未来志向の仕事づくりに取り組むため「省庁の横断的、総合的な政策をまとめ、提案していきたい」と話した。


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