特別賞の表彰を受けたメンバー
商工会、行政、民宿組合ら関係者でつくる日高町観光推進プロジェクト協議会(会長・松本秀司町長)は22日に龍ヶ崎市で開かれた、ご当地コロッケ日本一決定戦「第7回全国コロッケフェスティバル」に「サバコロッケ」で出店して龍ヶ崎市長賞を受賞し、歴代上位チームらが集うグランドチャンピオン大会の出場権を獲得した。南蛮漬けとサバの風味が好評を得て、行列ができるほどの人気ぶりで持ち込んだ品は完売。主体的に取り組んだ町商工会の山田理司会長は「今後のPRにも期待できる」と述べた。
日高町で水揚げのマサバを使い、南蛮漬けでミンチ状にしたものを北海道産のジャガイモに練り込んだ「サバコロッケ」1200個を用意。協議会メンバー7人が開幕に備えた。
ご当地コロッケ35店舗が出店。日高町のブースには開場前から待つ人もおり、一番目に購入した茨城県つくば市の男性は「サバコロッケを目当てに来た」と注目度の高さ。過去にグランプリ受賞の4店舗も出るなど強豪ぞろいの中、序盤からペース良く売れ、午前11時~正午は特に多く行列を連ねて1時間で300個を売るハイペースで、終了30分ほど前の午後3時過ぎに完売した。
約5万7000人(主催者発表)が来場し、投票数とともに初出場な上にサバを使った珍しい商品で味の評価が高く、龍ヶ崎市長賞を受けた。同フェスティバルの歴代の上位や特別賞と、全国の名店のコロッケをウェブ投票して頂点を決めるコロッケグランプリの上位チームも含めたグランドチャンピオン大会出場権を獲得。主催者は来年9月~11月に新潟市で開催予定にしているという。
山田会長は「序盤からどんどん売れていくので驚いた。少し待ってもらうこともあったが、温かいサバコロッケを食べてもらえ、おいしかったと再度、買いに並んでくれる人もいたことがうれしかった」と話した。
サバコロッケは創業約40年、コロッケなど業界シェア上位の冷凍食品製造販売「サンマルコ食品(株)」(本社・札幌市)が日高町で水揚げされたマサバを使って開発。DHA(ドコサヘキサエン酸)でおなじみのサバだが、血液をサラサラにする働きがあると言われているEPA(エイコサペンタエン酸)という注目成分に加えてビタミン類も豊富で健康食品としても売り込めそうで、今後は価格設定や販路も検討していく。
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