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御坊市「とびやま花しょうぶ園」26日に花しょうぶまつり 〈2024年5月12日〉

2024年05月13日 08時30分00秒 | 記事


移転2年目で生育も順調な「花しょうぶ園」

極早咲の品種が開花


 昨年移転リニューアルオープンし、2年目を迎えた御坊市野口の「とびやま花しょうぶ園」(浅井了二園長)で極早咲の品種が開花を始めた。県下唯一の花しょうぶ園として県内外の愛好者から人気を集め、今年は昨年の85品種2100株から90品種2200株に増やすなど園内はさらに充実。昨年以上に生育も良く、26日に開く「花しょうぶまつり」は例年以上のにぎわいが期待される。

 同園は地域の有志で平成24年に設立。5月下旬から6月下旬の開花シーズンには京阪神や県内各地から1000人以上が訪れ、人気を集めているが、旧園は手狭など欠点があり、浅井園長の所有地に移転し、昨年5月にリニューアルオープンした。新園は旧園より1・7倍広い10アールあり、メンバーで栽培歴45年の片岡やゑ子さん(75)が45年間かけて収集した130品種のうち、昨年は85品種2100株を植栽した。
 観賞用4面には早咲、中咲、晩咲など開花時期別にさまざまな品種を群生させ、1メートル四方のブロックで区割りした品種別区画には1品種ごと植え、作出者が文学、漢詩、地名、人名などにちなんで命名した品種名に思いを巡らせながら鑑賞できるように工夫。通路も広く、高齢者や車椅子の人もゆっくり鑑賞でき、来園者から好評を得た。
 今年は90品種2200株に増やし、園内に雨風がしのげる休憩所を新たに設け、池にはニシキゴイや金魚などを放流、スイレンなども増やし、さらに充実。生育も昨年以上に良く、極早咲の6品種が開花を始め、今週末ごろから花の数も徐々に増えそう。開園日は設けておらず、フルオープンのため、園を訪れる愛好家も日に日に増えている。
 今年で6回目の「花しょうぶまつり」は、26日午前9時30分から始め、北吉田蕎麦づくりの会(山本達会長)が手打ちそばを実演販売し、ボランティアグループえがおの会(桶谷豊会長)がポンポン菓子を無料で配布するほか、先着30人程度に金魚の「ピンポンパール」をプレゼントする。しょうぶの苗の販売、ヘチマの種の無料配布と苗の販売もある。
 しょうぶ園は、野口橋東詰から野口オートキャンプ場に向かう市道野口堤防線の2つ目の降り口を降りたところにあり、開花シーズンには降り口を示す目印も設ける。浅井園長は「美しい花を咲かせようと、ボランティア一同頑張っています。今年は生育が良く、見ごたえのあるシーズンになると私も期待しています。ぜひお越しいただき、ゆっくり花を愛でて下さい」と話している。


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