5月に行ったキックオフ会議に参加した和大生と日高振興局チーム
県の2025年大阪・関西万博「地域魅力創出プロジェクト」で、日高振興局と和歌山大学生がコラボする「『和食の源流は日高にあり』を世界に発信」の取り組みで、学生7人が13日と14日に管内を訪れ、民泊家庭も含めて11カ所で視察やヒアリングを行う。来年2月までに食文化の明文化、体験メニューの開発などを進め、万博会場で世界に向けて発表、発信する。
この事業は、県内大学等高等教育機関でつくる高等教育共創コンソーシアム和歌山と県内7振興局がコラボし、振興局ごとに地域の魅力発信や地域課題解決に向けたテーマを決め、それに基づき学生目線で取り組みを進めるもの。
日高振興局のテーマは「『和食の源流は日高にあり』を世界に発信」。金山寺味噌、醤油、かつお節、真妻わさび、南高梅など日高地方発祥の食、ごんちゃん漬け、かきまでご飯など郷土料理が数多くあり、学生の目線で魅力発信、掘り起こし、継承等について考えてもらう。和大生7人(1~4回生、大学院1年)が参加している。
現地視察は13日に道の駅SanPin中津で地場産品等を視察、美山ふるさと産品加工所で日高川町生活研究グループ美山支部からヒアリング、料理体験、昼食(ゴンパチ、はぶ茶がゆ、金山寺味噌、山菜等)、かえるの港で印南町文化協会の講演(かつおぶし、真妻わさび)とかつおぶし顕彰碑視察、印南町の民泊家庭に宿泊し、郷土料理を味わう。
14日はA班3人が数見農園で由良早生みかんの歴史等を学び、しらしょう・紀州の環で昼食(わかめ寿司等)とヒアリング、興国寺で醤油の歴史等、道成寺で日高の文化を学ぶ。B班4人が道の駅みなべうめ振興館で梅に関する歴史など視察、西本庄区民会館で梅料理研究会から料理体験、紀州備長炭振興館で備長炭、道成寺で日高の文化を学ぶ。8月末にも別の場所で現地視察を予定。
視察、ヒアリングの結果をもとに9月以降、学生が食文化の明文化、SDGsの体験メニューの開発などを進める。11月に万博会場で行う予定のリアルイベント等に参加し、プレゼンなどを行ったあと、内容をブラッシュアップさせ、2月の最終発表会で成果を発表し、万博会場の「TEAMEXPOパビリオン」ステージで行う本番に臨む。
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