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スケートパーク 早期建設へ大きな期待と熱意 御坊市協会設立に愛好家ら174人 〈2022年5月31日〉

2022年05月31日 08時30分00秒 | 記事


設立総会に若い愛好家らが出席


 御坊市スケートボード協会設立総会が29日、市中央公民館で開かれ、規約や役員などを承認。御坊総合運動公園パターゴルフ場(2000平方メートル)を候補地に、子どもから大人まで安全、快適にスケートボードを楽しめるスケートパーク建設を市当局に求めており、総会には市内外から小・中・高校生ら若い世代の愛好家を中心に174人が出席し、早期実現に向けて大きな期待と熱意を示した。

 昨年の12月定例議会一般質問で山田勝人議員が平成25年、26年に続いて3回目となるスケートパーク整備を取り上げ、執行部に具現化を要望後、元市教委生涯学習課長で総合型地域スポーツクラブ・御坊スポーツクラブ事務局長の玉置哲史さん(68)=湯川町財部=、TAIYO&CO・代表の上山綾太さん(30)=藤田町吉田=らが世話人会を立ち上げた。
 今年1月に昨年夏の東京五輪スケートボード女子パークで金メダルを獲得した四十住(よそずみ)さくら選手のプライベート練習場「サクラパーク」を見学し、激励を受けたのを力にして協力者会議をつくり、2月に三浦源吾市長と面談して「協議、調査検討の場を設けてほしい」と要望し、市教委との官民協議の場で若い愛好家が熱い思いを伝えた。
 市スケートボード協会設立に向けた準備を進めるとともに、市体育協会に加盟申請し、今月20日に認められた。設立総会には小・中・高校生ら愛好家を中心に賛同・協力者174人が出席。「全ての年代で生涯スポーツとしてストートボードを楽しめる環境づくり、愛好家を核とした地域スポーツの発展、コミュニティの活性化に貢献する」ことを目的とした規約、事業計画、役員等を承認した。
 会長には世話人として中心的な役割を果たしている上山さんを選出。上山さんは「(総会に)思った以上に多くの若い子たちが出席してくれた。この子たちのためにも一刻も早くスケートパーク建設を実現できるよう頑張りたい」と意欲を見せた。今後、会員の増員、市民を中心に署名活動を行うなど支援の輪を広げながら市教委との協議を通じ、令和5年度当初での予算化をめざす。他の役員は次の皆さん。
 副会長=北岡政宗、柳岡健、山田勝人▽事務局長・会計=玉置哲史▽監査=川口時夫、小澤俊和▽理事=松本卓見、杉本将大、石井大揮、三橋巧歩、森知規、ホール・弘ケビン、木下悠哉。

1万人目標に署名活動開始
三浦市長、小池議長に陳情へ

 総会設立後、スケートパーク建設に向け、さっそく署名活動を始めた。1万人を目標に集め、早ければ6月中に三浦市長、小池佐左夫市議会議長に提出、陳情する予定。
 陳情項目は(1)子どもから大人まで安全、快適にスケートボードを楽しめるスケートパークを御坊総合運動公園内に建設を(2)仕事を持つ大人もスケートボードを楽しめるよう夜間でも利用できる環境を-など。
 スケートパークは老朽化で休止状態の御坊総合運動公園パターゴルフ場を候補地に挙げ、協会側は屋根付きの施設建設を考えている。実現には1億円以上の予算が必要と見られ、財源確保が大きな課題となる。


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